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skate columnSURF COLUMN 2008/3/5  
川本 裕介(カワモト ユウスケ)
1978年生まれ フリーランスエディター
サーフィン業界とは遠く離れた自動車専門誌『LE VOLANT』編集部で雑誌編集のノウハウを学び、フリーランスエディターに。最近では、サーフィン雑誌『SURF 1st』をメインに活動させて頂いております。皆様どうぞよろしくお願いします。
1回目 2008/3/5 『パイプラインとワキタピーク』
2回目 2008/3/19 『SURFSKATER』
3回目 2008/4/2 『グランドチャンプ林健太と淡路島特産タマネギ』
4回目 2008/4/16 『板選び』

『パイプラインとワキタピーク』


 2月末までのウェイティング期間が終了し、今年は残念ながら開催されずに幕を閉じた“The Eddie”。ハワイ・オアフ島のノースショアにあるワイメアベイにて、20フィートオーバーの波が立った時だけに開催される伝説的なコンテスト“The Eddie”は、世界各国の名だたるビッグウェーバー30人弱が招待されるコンテストで、今回は脇田貴之プロが日本人で二人目となる招待選手となり話題を呼んだ。

 日本人で“The Eddie”に初出場したのは、1990年のコンテストに出場した久我孝男プロ。そんな久我氏、そして脇田氏による、リアルな体験談にもとづいた“The Eddie”の対談は、昨年12月末に発売された雑誌SURF 1st Vol.60にロングバージョンで、クイックシルバーのHPにショートバージョンで掲載されているので、お時間がある方はぜひともチェックしてみてください。
『BIG WAVE INVITATIONAL IN MEMORY OF EDDIE AIKAU エディ・アイカウ対談 脇田貴之×久我孝男』はこちらから http://www.quiksilver.co.jp/bigwave_jp/update_wakitatakayuki.html

 これらの記事の中で掲載しきれなかったストーリーがあったので、今回ここでお披露目させてもらいます。脇田貴之という一人のサーファーを語る上で欠かせないのが、毎冬のパイプラインでのハードチャージ。そんな脇田さんがパイプラインへと挑む姿勢、そして脇田さんが波待ちするポジションが通称“ワキタピーク”と呼ばれるようになるまでのストーリーをぜひお楽しみください。

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−ワキタピークと呼ばれるようになった所以は?

脇田(以下W):はじめはもう、周りのサーファーには馬鹿にされたような感じでしたね。アイツあんな奥にいて危ないじゃんみたいな。アイツは別にそこだからもうほっとけ、みたいな。本当のピークで皆と一緒のところにいたら、もうガッチガチで全部ドロップインされるし、全然乗せてもらえないし。だけど、ピークから外れてるんで、「アイツは外れてるからもういいや」みたいな。で、そこにたまに凄いいい波が来て、それを乗って。一回じゃ無理ですけど、それを何回もメイクしているうちに、ワキタピークって呼ばれるようになった感じです。

−通常のピークよりも厳しいポジションですか?

W:セカンドリーフが割れちゃうと、全部の波を喰らっちゃいますね。でも自分も、セカンドリーフにセットがバンバン来てて、それがちゃんとチューブになってたらセカンド行きますよ。でも、セカンドがそんなにチューブになってなくて、自分のポジションがチューブになってたら、そこ(ワキタピーク)で待つ時もあります。その時々で選んでますね。

−通称ワキタピークでは、他にも多くのサーファーがいるんですか?

W:いますよ。アッチくん(今村厚)とかナオ(小川直久)も来るし、ジリくん(沼尻和則)も。あとは、ムネトヨ(田中宗豊)、高津佐(浩行)さんが、その辺からビッグ・オフザウォールを狙うんですよ。セカンドリーフが割れている時は別ですけど、ファーストリーフだけで、たまにバックドアもあるような時の8フィートくらいまでだったら、そこにオフザバックっていうピークができるんですよ。オフザウォールとバックドアのちょうど間のところなんですけど。そこらへんがいつも自分が待っているところなんですけど、そこからみんな結構レギュラーに行くんで。やっぱその辺ですね、メンバー的には。もう5〜10年くらいはいつもそのメンバーで。

−サイズだけではなく、パイプに挑む時に気をつけていることはありますか?

W:凄い狭いっすからね、なんだかんだ言って、ノースショアは。世界中からサーファーが集まってるのに、舞台が一つしかないですよね。だから、ちょっと悪いことやっちゃうと、ブワァーって広がって、一気に落ちますよ。それまで10何年築き上げてきたものが、一夜にして一気に落ちますよ。そのくらいの狭い世界です。もう海の中だけじゃないですよね。陸でのことも、ローカルをリスペクトしていないで天狗になって調子くれてると、ボコッてやられます。

−謙虚な姿勢が大切なんですね。

W:自分がノースでサーフィンしているモットーは、なるべく目立たないように目立たないように、いい波に乗るっていうことですね。

−サーフィンで見せるというスタンスですね。

W:中々認めてくれないですからね。やっぱ入ってても、「Go Go!」って言われた時に行かなかったら、もうそれから乗せてくれなくなりますからね、その時点で。で、その「Go Go!」って言われる波が、スッゲー波の超いいタイミングだったらいいんですけど、「これちょっと…、いやぁ、これ無理だよなぁ…?」っていう波でも「Go Go!」って言われるんですよ。はじめのうちはやっぱりそれガンガン行っとかないとダメですよね。で、それをある程度やっておいて、「もうこいつはGOって言ったら行くから」って認められたら、「これちょっとなぁ…」っていうのはやめちゃいますけど、最近は。「ちょっと、今の無理でした〜」って(笑)。自分的にはいつも、「あーもう、みんな乗ってください、どうぞ、GO、乗ってください」って感じで全員乗ってもらって、その後に波が来てたら、「行かせてもらいます」って感じで乗ってます。あまり自分から、「俺が俺が」ってならないように心がけています。

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 こうした姿勢でパイプラインに挑み続け、今シーズンも沢山の素晴らしい波をメイクした脇田さん。そんな1シーンをカバーショットに採用するSURF 1st最新号では、スコット・アイクナーが撮り収めた’07-‘08シーズンのパイプラインをはじめ、フォトグラファーのキンちゃんこと木本直哉氏、神尾光輝氏、U-ske氏の写真で今シーズンのノースショアの模様をお届けしております。皆様どうぞお見逃しなく!



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