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skate columnSURF COLUMN 2010/8/25  
松田 享(まつだ とおる)
1964年12月16日生まれの射手座
16歳の時に地元の怖い先輩の影響で波乗りを始める。
1995年に千葉県船橋市内で「ピュアリティサーフ」を創業。
25歳でNSA公認ジャッジ資格を取得して以来、全国各地で行われるコンテストに於いてジャッジとして活動し、現在も様々なコンテスト会場に顔を揃えるベテランA級ジャッジ。
全国で一番規模が大きい「千葉西支部」の支部長を17年間務める。
1回目 2010/8/25 『日本の子供達の可能性』
2回目 2010/8/31 『Save The Ocean』
3回目 2010/9/15 『Wave Was Not・・・』
4回目 2010/10/6 『BIG WAVEへのチャレンジ』

『日本の子供達の可能性』


今年のサマーシーズンはビックリする程の本当に不思議なる自然現象が永らく続き、
本来ならば梅雨に突入するシーズンの到来とも時を同じくして
我々サーファー全員が待望する台風が全くと云って良いくらい日本列島に接近しないばかりか、
遠くフィリピン沖での海水温も予てから全世界中で危惧されている地球温暖化の影響からなのか?
かなり大きく潮流さえも蛇行を繰り返しており「勢力の弱い台風」でさえも殆ど発生しなかった
丸っきりサーファー泣かせな感じの単に暑いだけの夏となっております。

そんな異常気象が顕著な「我々のような大人のサーファー達」にとっては悲しい状況の中でも、
小・中学生を中心とした滅茶苦茶に体重の軽い全国中のキッズサーファー達には
「台風の到来なんてドコ吹く風の如く」一向に波のサイズすら出ない各ビーチで
まるで水を得た魚のように元気な姿で縦横無尽にサーフィンをする光景を私は頻繁に見掛けたものです。

上記のプロフィール欄でもご紹介をした通り⇒1964年生まれの私は、
16歳の時に波乗りと云う素晴らしいスポーツと出会い、
今年で大きな節目となる30年の波乗り暦を数える中年サーファーなのですが、
予てから20歳代の中盤の頃よりNSA(日本サーフィン連盟)が主催をしている
全日本サーフィン選手権大会に於いてジャッジとしての活動を始めて以来、
実に様々なロケーション下で数々のサーフィンコンテストのジャッジに携わらせて頂いた訳であり、
ここ最近では如何なるコンテストに於いても「本当に多くの子供達が各大会での主役」なのは明白で、
もはや大人も顔負けのマニューバーを全国各地で毎週のように開催されているコンテストに於いて
彼等は各ラウンド毎に素晴らしい技の構成を我々ジャッジ陣にも大いに披露してくれているのです。

しかしココの段階で各コンテスト会場を転戦する子供達が現状に大満足をしてしまっていては、
俗に言う「井の中の蛙状態」となってしまう危険性は現在のコンテストシーンでは往々にしてあり、
現段階では諸外国に暮らす同年代のサーファー達との体力的な差は皆無だったとしても、
やはり精神面や技術面での開きは彼等と同じステージに立つと顕著なのも全く否定すら出来無いのです。

先日も、千葉の釣ヶ崎海岸(通称⇒志田下ビーチ)で行われた某コンテストに於いて、
アマチュアのNSAとは異なるアソシエーションで
ジャッジを担当している方がヘッドジャッジを務めた試合で、
私は同じ主観でのジャッジング実務を行った訳なのですが、
この試合に出場していたティーンエイジャー達のライディングに対して最重要視されていたのは、
若い選手達が失敗を恐れて無難に波を繋いだ演技に対しては相当に低い得点をスコアリングし、
各選手が「自分自身の意識の下で果敢に波を攻めたライディング」に対しての高評価を非常に求められた
勿論ながら私を含めた全てのジャッジが革新的な評価基準で審査に臨んだ試合となっていたのです。

そんな状況下に於いて、やはり世界の試合を転戦する経験を有しているキッズサーファー達は、
素晴らしい技を繰り出しグッドレンジ以上の高得点を重ねながらのラウンドアップを果たしていましたが、
それでも彼等が一旦でも海を渡り、同年代の外国人選手がエントリーをしている試合では
やはり東洋人とは違う眼の色や髪の色へのプレッシャー・・・はたまた話す言語の違いからなのか?
誰もがヒート前より相当に萎縮してしまい「無難なる技の構成」で完膚無き迄に負けてしまうのだそうです。

こんな日本人にとっては完全に致命的とも感じ取れる海外に於けるコンテスト環境の中で、
我々ジャッジ陣が全くといって良い程に世界基準にすらも追い付いていけずに
各コンテスト会場で見当違いなジャッジングをしていては絶対に世界との差が広がるばかりか、
大金をはたいて世界中を周るキッズサーファー達の可能性を潰してしまいかねない危険性をも
当日はジャッジ陣の一員であった私は痛烈に感じさせられてしまった某コントストなのでしたが、
今後は日本の将来を背負って「世界と云う大舞台で大活躍」をしてくれるであろう全国中の子供達に
我々ジャッジ陣も、各アソシエーション毎の審査基準の違いから多少の誤解等が生じてしまい、
様々な形態の試合に出場する日本国内の選手間に於いても、その子供達の保護者の方からも
必然的に現状のジャッジ基準に対しては疑問視する声だって生まれてしまうのかもしれませんが、
もしも現段階で日本国内のみならず「世界の桧舞台に焦点」を置くのであれば
決して無難な波乗りでは無く、誰もが驚愕する程の物凄くリスキーな技にも絶対的に挑戦して
それを各コンテストに於いて必ずや成功させて全ての子供達に高得点を叩き出して貰いたいのです。
たかだかアマチュアの中年サーファーで、
ローカルコンテストのジャッジをする私が生意気なる意見を延々と書き綴ってしまい誠に恐縮ではありますが、
我が日本国内に於ける全スポーツに本当に必要なるスピリットとは
絶対的に「外国人選手に対する苦手意識」が往々にして見られる事は疑いようの無い事実でもあり、
折角⇒序盤戦をリードしていても最終的には逆転を許してしまう場面と云うモノは、
例えプレイをするグラウンドが海じゃ無くても同じであり、 常に歯痒い思いをしてしまうのって
我々大陸と切り離された島国ニッポンで育ったアスリート諸君が感ずるトコロでもあり、
この部分を克服しなければ日本人初の世界チャンピオンは決して誕生する事は無いのでしょう。

だけれど世界の頂点レベルで活躍する諸外国のアスリート達が進むスピードって、
その加速度は更に増したとしても、絶対に立ち止まってはくれる筈も無く、
そんな状況の中でもワールドワイドな活動をする我がジャパニーズキッズ達には、
夢と希望を与える役目が私達⇒国内でジャッジ実務を担当する大人に課せられた使命なのだとも
痛感させられたような「とても暑い暑い今サマーシーズン」なのでした。



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1回目 2010/8/25 『日本の子供達の可能性』
2回目 2010/8/31 『Save The Ocean』
3回目 2010/9/15 『Wave Was Not・・・』
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