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 COLUMN
skate columnSKATE COLUMN 2011/8/17  
大富寛a.k.aコボ
川崎のスケートショップgoldfishオーナー、
DJ、スケート、他にも色々やりたいお年頃です。
1回目 2011/8/17 『近所のアイツ』
2回目 2011/8/31 『初めての撮影』
3回目 2011/9/5 『スケボーも音楽も』
4回目 2011/9/21 『新しいお店』

『スケボーも音楽も』

多分、コレを呼んでるスケーターの皆さんもそうでしょうけど、
僕はスケートを始めた頃、暇さえあればスケートビデオを見ている子でした。
スケートそのものの魅力についてはこの場で言うまでもありませんが、
ファッション、景色、何よりも音楽にシビレてましたね。
当時は第二次スケートブーム真っ只中、
ニュースクールスケートが台頭して来た頃で、
BLIND、PLAN B、101、NEW DEAL、(頭にUNDERWORLDが付いていた頃の)ELEMENT、
それらのビデオは、80年代のスケートビデオとは明らかに違う方向性を持って作られていて、
使われている音楽も聴いた事もないような曲ばかり。
HIP HOP、ROCK、JAZZ、SOUL、古い曲もあれば最新の曲も、
どれもこれも新鮮で新しい発見があって、
僕の心をガッチリ掴んで離さない素晴らしい作品だったので、
文字通りビデオが擦り切れる程見ていました。
その頃は、ビデオで使われている曲を調べるのも、
今みたいにネットで簡単にトラックリストが手に入る時代ではなかったし、
知識も乏しかったので本当に苦労しました。。。。
幸いにも僕の周りには音楽に詳しい人が多かったので、(主にお姉ちゃんや先輩)
新しいビデオを見る度に
『この曲は誰?他にも良い曲あるの?』と、
質問攻めしてはCDやレコードを買い漁ってました。
さらに、スケートショップやレコード屋さんに行っては
『この曲知りません?』とか聞いてしまうメンド臭いガキだったんですが、
『コレが好きならコレも良いよ』と結構快く丁寧に教えてくれました。
スケートビデオと、周りに音楽を教えてくれる人がいなかったら、
こんなに沢山の音楽を知る事は難しかったと思います。
良い環境にいたんだな~、と今になって痛感。
高校になると音楽好きが昂じて
『DJもやってみたい!』ってことになり、
バイトをしてターンテーブルを買い、ミキサーを某社のJ.T氏に安く譲ってもらいDJを始めました。
最初はHIP HOPから始めて、
BIG BEATやHOUSE、BREAK BEATS、JAZZ CROSSOVER、BROKEN BAILE HOUSEなどなど、
ジャンルと言うか、活動するステージは変化し続けていますが気づけば33歳。
最近はありがたい事に毎週末どこかしらでDJさせてもらえて、
遠くに呼ばれる機会も増えて来たので、
出先で滑る時間を作れそうな時は、
その街のスケーターを紹介してもらって滑ったりしてます。
知らない土地でスケートをきっかけに仲良くなっていくのは本当に楽しいし、
何より、スケートの後のビールの美味さはどこへ行っても変わらないですからね。
スケートとDJ、どちらも現場では体力勝負なモノなので、
バランス良く両立させる事は本当に難しくて、
どちらかに比重が偏ってしまう事もあります。
でもね、どちらも大好きで自分を支えてくれるモノだし、
徐々に両方が近づいている気もするので、どっちかなんて選べない訳です。
これからも美味いバランスを取ってスケートとDJを続けて行きたいもんです。
ピース!

skate column大富寛a.k.aコボ
1回目 2011/8/17 『近所のアイツ』
2回目 2011/8/31 『初めての撮影』
3回目 2011/9/5 『スケボーも音楽も』
4回目 2011/9/21 『新しいお店』
 
 
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