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 COLUMN
surf columnSURF COLUMN 2008/12/3  
山本牧人
10月2日生まれ(ガンジーといっしょ)
快適&エコをキーワードに
楽しいサーフィンライフ応援総合商社?!
株式会社TES&CO(イエスカンパニー)代表。
http://www.yescompany.info
1回目 2008/11/5 『21世紀のサーフシーン 1 』
2回目 2008/11/19 『21世紀のサーフシーン 2 』
3回目 2008/12/3 『21世紀のサーフシーン 3 』
4回目 2008/12/17 『21世紀のサーフシーン 4 』

『21世紀のサーフシーン 3 』

自分の思考回路を変えるきっかけを作ってくれたそれらの人物は。。。

まず野崎氏、通称チャタ で奄美大島出身のツインのレトロボードを乗りここなすサーファー。
かなり頑固な島人。
アイランドソウルという会社を運営し、美(キョラ)シャンプーの生みの親である。
車のコーティング会社として成功していた彼は、日々の仕事の中で洗車時の排水に疑問を持つ。
この水も美しい奄美大島の海を汚す一因になっていると。
そこで、本人が築き上げてきたすべてを注ぎ込み"水質浄化型"の洗剤を作った。。
生活排水は直接、川・海の汚染につながっている。
この問題に敏感なはずのサーファーからこの問題に直面しよう!と考えられた、美(キョラ)シャンプーだ。
この性能についてはすでにご存知の方もいらっしゃるが、すばらしいのポテンシャルを持っているものだ。
あまり語ると宣伝になるので、ここで重要なのはこのチャタの想い、
"この地球は未来の子供達から借りているもの、まだ見ぬ彼らにも美しい地球を残そう!"
というピュアな気持ちが原動力としてある。

二人目はこの美(キョラ)シャンプーと共に活動する中で、CHP代表 中村新吾さんも含め
3~4人の方から名前が上がったシステムデザインの古川さん。
アウトドア業界で20年以上前から環境問題をキーワードにモノ造りを愛している方だ。
彼の発想はこうだ。
冬場も車内で寝ることの多いサーファーやスノーボーダーが
エンジンをかけっ放しにしている光景をたまに見る。
そんな彼らにエンジンを止めて、少しでも快適に車内で寝れるようにと、
2足型の寝袋のモブスリープインと
靴下を履いて寝ても足がむくまない・ずれない、快適L字型靴下、ラソックスを創った。
もちろんこれらの商品は人にも環境やさしくがテーマで
使い方によってはお財布にもやさしいスグレモノ。
冬寝袋を着て家で生活している人?!もいるくらいです。ホントです。。。
そして、これらが出来るきっかけになった想いは、
"無駄なアイドリングをストップし、CO2を出さずに快適に車内で寝るグッズを" だ。
ちょっと余談だが、
以前に大会で宮崎に行った時に僕の隣の車で波チェックをしている車がエンジンかけっぱなし。
そこに、大会運営に携わる四国のサーフボードメーカーTSSCの小野社長通称やっさんが一言。
"波チェックアイドリングは30秒までやで~"
そんなルールは知らなかったが、僕らは全員 "その通り!!" と納得。

最後の一人は渋谷を拠点にカジュアルアパレルを全国展開する
アコースティックツインズ代表の加藤さん。
糸・生地・さらには細かいパーツなどからモノ造りを進める、"こだわりアパレルお宅集団" の代表だ。
世界中に生地の手配、そして縫製工場のネットワークのある彼らだが、
今後は日本へ生産拠点を移そうとしている。
日々、新しいモノ創りをしている彼らは、勤勉でかつ繊細な感覚からくる縫製技術は
やはり日本人にしか出来ないと感じている。
そして、彼の想いは "人々に愛され愛着のある良質な洋服を創り、長い間大切に着てもらう" だ。
そんな気持ちを受け継ぐべく、今年新しくスタートした"アコースティックブルー"も
メイドインジャパンを堪能してもらえる作品創りを目指している。
そしてこの "良質なものを長~く使ってもらう" という気持ちには、エコ心の真髄があると自分は思う。


surf column山本牧人
1回目 2008/11/5 『21世紀のサーフシーン 1 』
2回目 2008/11/19 『21世紀のサーフシーン 2 』
3回目 2008/12/3 『21世紀のサーフシーン 3 』
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