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surf columnSURF COLUMN 2012/7/18  
市東 重明:シトウ シゲアキ
1975年12月24日生 A型 177cm 76kg 千葉県出身 プロ歴15年
ビックカービングターンとエアートリックを得意とし、独特な感性とスタイルを持つプロサーファー
自らアーティストとして絵を描き、彼の描くカスタムボードペイントも好評。
彼の発信するブログ『REBEL』もフォロワーも多く大変人気がある。
2012年からサーフィンをライフスタイルやカルチャーとして提案すべく
『楽しむ』をコンセプトにしたボードブランドを創立した。
LazyBoySkill』ジャンルに囚われず波乗りを楽しむボードを提案している。
千葉県片貝にて、LazyBoySkillのHQショップである『LBS Gallery』を運営。
座右の銘:『Style is everything』 Facebook http://www.facebook.com/shigeaki.shito
1回目 2012/7/18 『サーフィンって競技なのかカルチャーなのか?』
2回目 2012/8/1 『キッズサーファーの選択肢』
3回目 2012/8/8 『サーフィンが上手くなるヒント10の方法』
4回目 2012/8/22 『感性を豊かに!そして、アートに興味をもとう! 』

『サーフィンって競技なのかカルチャーなのか?』

さて、市東重明のお送りするコラム第1回目は、サーフィンって競技なのか?カルチャーなのか?
とても難しく興味のある問題です。
それは、結局、個人の価値観に委ねられます。

自分は『Style is everything』と提唱するとおり、
サーフィンはまぎれもないカルチャーであり、アートだと信じています。
個々のイメージやアイディアで、
自分の好きな道具を選び、好きなラインで好きなアプローチをする。
自由!
何をやっても、
どんな表現をしても自由です。
その自由な所がサーフィンの最大の魅力だと思います。

自分は、プロサーファーとして何を伝えたいかというと、
サーフィンカルチャーを通じて、
自己表現力や海との遊び方、アートや音楽だったり、
そして何よりも、サーフィンの本質の部分である楽しさを多くの人に伝えたいと思っています。
実は、長年プロとして競技に出場してましたが、
もっと自由なのがサーフィンではないのかとずっと思っていました。
コンテストというと、決められた制限時間と決められた場所で
海に4人放り込まれて、陸から順番をつけられる。
誰が決めた採点基準かし知らないけど、
その規格にそったサーフィンをしなければスコアにならない。
個人的に、これらのことはずっと疑問でした。
どっちかっていうと、競うより、シェアしたいタイプの人間です。
昔から、プロは、『選手としてやらなければいけない』みたいな暗黙の了解みたいのがずっとありました。
正直ずっとイヤでした。
しかし、マーケットの活性化と社会的認知度の向上という意味では、競技はなくてはならない。
そして、選手として、日々辛いトレーングを積んで、頂点を目指している人達もいる。
理解もしているし、ビッグリスペクトもしている。
ただ自分の目指すサーフィンとは方向性が違うという事です。
サーフィンは、アートだと思っています。
アートや音楽と一緒のカテゴリーが正しいと思っています。
絵でたとえると、波はキャンパスです。
1つのキャンバスにあなたは何を書いても自由ですね。
どんな色や手法を使おうが、
どんな美しい絵や醜い絵を描こうが
あなたの自由です。
音楽も同じです。
波乗りでも、どんな板を使ってどんなラインを、波というキャンパスに描くかが重要です。
別に他人と比べたりしなくていいんです。
あなたが、好きなボードをチョイスし、自由なサーフィンを楽しんでください。
上手下手は気にしないで自分が感じるままに気持ちのいいサーフィンをしてください。

surf column市東 重明
1回目 2012/7/18 『サーフィンって競技なのかカルチャーなのか?』
2回目 2012/8/1 『キッズサーファーの選択肢』
3回目 2012/8/8 『サーフィンが上手くなるヒント10の方法』
4回目 2012/8/22 『感性を豊かに!そして、アートに興味をもとう! 』
 
 
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