interstyle magazine
 COLUMN
skate columnSKATE COLUMN 2009/2/4  
伊藤慎一(イトシン)
1981年生まれの現在28歳。茨城県出身の東京在住。
2002年度AJSAランキングアマ1位に輝き、2004年度 中国全国大会、銅メダル 、中国北京大会、銀メダルを獲得、2007年にタバコ、セブンスターのイメージキャラクターに選ばれ、2008年TRANSWORLD SKATEBOARDING JAPANのBEST STREET SKATER を受賞! 同時に自ら立ち上げたチームのBEST TEAMも受賞。
出演 VIDEO&DVD(パートを持った作品)
2004年DVD DAZE/DAYS 2005年DVD CATCH ME
2006年DVD BARCELOGY 2007年DVD JAG
2008年DVD Endless Question 2009年DVD One Yearr
1回目 2009/1/21 『スポンサー』
2回目 2009/2/4 『大会』
3回目 2009/2/12 『雑誌』
4回目 2009/2/16 『転機』

『大会』


ども、俺は友達4人と共同生活中です。
寒すぎて皆が暖房器具を使い、ブレーカーが上がりまくっています。
そして、俺の隣の部屋のLesqueフィルマー&営業の司がインフルエンザに掛かった為、マスクを購入。
恐る恐る生きているイトシンです。
今回もどうぞ、よろしく。

俺は昔スケートが下手糞だった時はよく大会に出ていました。
初めて出た大会は千葉パルコの大会で緊張して頭が真っ白になったことを覚えています。
始めての大会なりに頑張り、Bクラスですが3位になり周りから誉められた事を覚えています。
それまで、何も評価されず、周りから下手でダサいスケーターだと言われ、
悔しかった俺は大会で実績を得て名誉をもらい自信が付きました。
その他にも友達と一緒に会場までの長い道のりを
下らない話をして盛り上がったり、クソ不味いラーメンを食べたり、
今までになかった、友達との絆や、思い出が沢山できてスケートをしていて幸せだと感じました。
そして、大会が癖になり色々な所に色々な仲間と行きました。
人生とは俺が思うにどれだけ最高の思い出が増やせるかだと思っています。
歳をとって、過去を振り返ったときにどれだけ笑えるかが人生の勝ち組だと思っています。
だから、恥ずかしがらずになんでも行動に移すべきです。
むしろ、笑われてなんぼです。
俺なんか、よく大会で変装したり、訳の分らない行動とったりして周りを引かせて笑われていました。
その時は、恥ずかしいけど、最高の思い出です。
今思い出しても笑えます。
若いうちに泥水を飲んどかないと大人になったら飲めませんから、
若者よ大志を抱け!って意味が分りませんが、
とりあえずデジカメ買って無茶してください。
思い出100個出来るかな。

これが、大会の楽しさです。
お祭りなのでわっしょいしちゃってください。
ですが、俺は次の夢に向かって進むことにしました。なので、名誉も必要です。
それは自分の価値を上げるためです。
俺は色々な大会に出て、賞をもらい自分の名誉を高めて来ました。
その時に俺が思った名誉の上げ方が大会しか考えられなかったのです。
簡単に順位が付いて分りやすいですからね。
色々な草大会に出ました。
そして、色々なライバルが出来、友達も沢山出来ました。
悔しくて泣いたり、嬉しくて泣いたり、叫びまくりました。
泊りがけで友達と大会に行ったときも最高でした。
栃木のレットハットの大会に出てBクラス1位になった時、雑誌の白黒で名前が載りました。
本当に最高に嬉しかったです。
なにせ証拠が出来たからです。
今でも古いアルバムにデカデカ張ってあります。
白黒で名前だけですが泣けました。
その後も、大会に出ましたが、順位が雑誌に載る機会が有りませんでした。
いくら大会でいい成績を残しても、雑誌に順位が載った喜びには勝てませんでした。
それは、大会に来ない人からも誉められ、色々な人に伝わったからだと思います。
なのに、雑誌に出ている人は俺より上手くないのにと嫉妬に狂ったことも有ります。
そんな時、茨城のアクシスの大会に出て優勝した時に来ていた上田豪プロに話しかけられ、
AJSAの存在を知りました。
AJSAに出て年間で10位までに入れば
AJSA公認のプロになれて名誉も上がり雑誌に出られるようになるだろうなぁ。と思い、
俺は1年間AJSAの大会をショップスポンサーSceneと協力して全国回りました。
友達と飛行機で行ったり、一人車で12時間も走ったり俺は頑張りました。
名誉のために、それも最高の思い出だと。
そして、俺は努力した結果でAJSAアマ年間優勝を果たしAJSA公認プロになることが出来たのです。
嬉しかったです。
これから、俺のバラ色の人生が待っているのだから。
だが現実は違っていました、日本で一番大きい大会に出て年間優勝しても、さほど何も変わりませんでした。
むしろ、恥ずかしくてしょうがなかったです。
友達にプロって何をしてもらえるの?と聞かれても、ん~分らない…
プロになったらお金どのくらい稼げるの?え、お金…、0円
せめて、雑誌の取材や特集やページに滑りが載れたり、俺のスポンサーに話を通して頂き、
評価を上げてもらうとか、色々方法は有ったと思っています。
アマチュアからプロになったのですよ!
胸張って自慢できる言葉以外の評価が欲しいものです。
皆はもうお気づきだと思いますが、結局自分のシグネーチャーモデル出さなきゃプロじゃないし、
大会で活躍しても雑誌に載れないし、俺は売れ残った商品じゃなくて有名になりたかったのに…
これから、AJSAも復活するので楽しみにしています。
応援します。
俺も参加します。
皆で、一緒に盛り上げたいです。
若者の夢と希望と名誉の為に。
ですが、優勝したから何?その次につなげて欲しいです。
プロとは何?もっと深く考えて欲しいです。
そして、キャリアがあり今のスケートを知っていて、説得力の有る人にジャッジをして欲しいです。
スケートは上手いだけが評価じゃない、Rだけがスケートじゃない、スケートはカッコヨサも重要だから。
スケートスタイル+スキル的な大会を希望します。
俺の勝手な意見だけど上手いスケーターが100人増えるより、
スタイル分かってるスケーターが100人増えたほうが盛り上がると思ってます。
その中で優勝とは名誉なものです。
俺の知っている大会は皆上手いけど、魅力的な人が少ないです。
その反対で、カッコいいけど、スキル不足な人も沢山います。
両方持ち合わせたスケーターこそが最強です。
例外も1%居ますけど。
彼らは天才です。
キッズスケーターが多い時代、上手いのは沢山出てきます。
その中でカッコイイスケーターが出てくるのを待ち望みます。
そして、そいつが日本を背負ってくであろう救世主だから。
大会に興味が有る君へ、思い出は120%作れます。
友達も100人以上出来ます。
友達を誘って行きましょう。
追伸、カメラを忘れずに!2009年の大会はお祭りだ!!
次回はどうやったら雑誌に出られるかを俺の体験談で話したいと思います。

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Lesque skateboards(Resunce) http://lesque.com/
SPITFIRE WHEELS(DLX) http://www.dlxsf.com/catalogs/fall08/sf/index.html
LAKAI SHOES(Lakai) http://www.lakai.com/index.php
ELWOOD(Elwood) http://www.elwoodclothing.com/
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SOURCE BOLTS(JM)
IGROW BEARING(Igrow) http://igrow.cc/
SCENE(Shop) http://www.scene-sb.com/
Blog http://blog.livedoor.jp/scenerider/archives/cat_50035173.html


skate column伊藤慎一(イトシン)
1回目 2009/1/21 『スポンサー』
2回目 2009/2/4 『大会』
3回目 2009/2/12 『雑誌』
4回目 2009/2/16 『転機』
 
 
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