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skate columnSKATE COLUMN 2014/7/16  

才哲治
こんにちは  才哲治と申します。鹿児島県の奄美大島で産まれました。
素潜りの漁師だったヤンチャな父を早くに亡くし、 母の地元沖縄で育ちました 。
今でも沖縄を拠点に活動しています。
スケートボードから学んだ事やスケーターという独特な人種を、
僕なりの言葉で表現出来たらな…と思っています。お付き合い下さい。
よろしくお願いします。
1回目 2014/7/2 『スケートボードから………。』
2回目 2014/7/16 『プロスケーターから…… 』
3回目 2014/8/6 『団体から…』
4回目 2014/8/20 『スケーターから…』

『プロスケーターから…… 』

第二回目になりました。一回目を読んでくれた方 ありがとうございます。
僕の言葉って適当な言い回しや、回りくどい造語などでイマイチわかりずらいと思うのですが
一回目のコラム配信の後、 沢山の方から反響をいただきました。嬉しく思います。
おかげでハードルが上がってしまい、プレッシャーも感じるのですが、
気にせず、好き勝手書かせていただきます。
前回はスケーターの内面的な部分を書かせていただいたのですが、
今回は、考え方や取り組み方、みたいなものを僕の活動から、少し感じてもらえればと考え、
その辺りを書いていこうかと思います。

去年 シーズン途中から、コンテストに出場するのを辞めていたのですが…
最近、久しぶりにコンテストに出場しました。
もともと僕は地方出身というのもあり、
手っ取り早く名前を売る事の出来るコンテストというフィールドを活動の重点に置いてきました。
コンテストで結果を出す 
生の滑りを観てもらい認めてもらう 
そういうのを繰り返し、今の僕の立ち位置があります。
しかし勘違いして欲しくないのが、もともと僕は、コンテストで勝つ事に集中してる訳ではありませんでした。
生の滑りを観てもらいファンになってもらう 
そう考えコンテストに取り組んでます。 
僕らプロスケーターは、ファンや憧れてくれる人がいなきゃなりたたないし、
スケートボードは勝ち負けじゃないと思っている。
スケートボードのコンテストは自分をプレゼンする場
凄かった!とか、カッコ良かった!と言われる為にコンテストに出続けてきました。
最近はプロとして凄く沢山の方に認めてもらい
ショーやデモなどコンテスト以外にも生の滑りを観ていただく機会も増えました。
なので、僕の中で以前ほどコンテストは重要ではなくなりましたが
コンテストとは先にも書いた通り、ファンを増やす為の活動。
今後もタイミングやスポンサーとの絡みなどで出場していくでしょう…
コンテストに出なくても、活動出来る環境が出来上がった、という事以外に
もう一つコンテストを離れた理由があります。
それはプロコンテストのあり方。
僕の考えるプロコンテスト
観ているかたがワクワクしたりドキドキしたりする、プロを観て憧れたり、ファンになる。
アマのコンテストと違いプロは結果よりもパフォーマンスに重点しないといけないと思う。
もちろん完璧なランで上手さを表現するのも大切だとは思いますが、
一番はやはり観ている人達に与える驚きだと思う。
その驚きの部分を追求出来るコンテストが少なくなった。
それが僕のコンテストに対するモチベーションが落ちた大きな理由。
コンテスト参加者も増え、規模も大きくなってきています。
だからこそ、プロコンテストの形がもっと良くなっていくように、
何が出来るか?をそれぞれが考えていかなきゃいけない時期じゃないかな…
コンテストのあり方やスケートボードの環境の今後について僕なりに最近思っている事…
海外のプロだと現役の間に沢山稼ぎ、隠居ぐらしすれば良い。
日本は?まだそこまでの環境って出来上がってませんよね。
じゃあ何をするべきか?
現役の間に業界の中で何かやっていける立ち位置みたいなものを確立しなきゃいけないと思う。
それは日本のプロスケーターとして、必ず取り組まなければいけないと思う。
コンテストに限らず、最近スケートボードに関する事
雑誌、メディア スポンサーの制度や協会、団体、イベントのあり方について
かなずしも良い形では無い気がする…
どうしたら良い形になるのか?
ただ イケテル!とかイケテナイ!とかじゃダメだと思う。
その業界に生きてる以上、良い形に皆でしていかなければいけない。
僕は僕なりに考え、形にしていく事で周りに伝え、理想に近ずけていけると考えています。
現在地元沖縄で取り組んでいる団体”スケートボードファンデーション沖縄”の活動も
その気持ちで取り組んでます。
次回はその団体への取り組みなどを少しお話し出来ればと考えています。
お楽しみに…

skate column才哲治
1回目 2014/7/2 『スケートボードから………。』
2回目 2014/7/16 『プロスケーターから…… 』
3回目 2014/8/6 『団体から…』
4回目 2014/8/20 『スケーターから…』
 
 
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