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skate columnSKATE COLUMN 2014/8/6  

才哲治
こんにちは  才哲治と申します。鹿児島県の奄美大島で産まれました。
素潜りの漁師だったヤンチャな父を早くに亡くし、 母の地元沖縄で育ちました 。
今でも沖縄を拠点に活動しています。
スケートボードから学んだ事やスケーターという独特な人種を、
僕なりの言葉で表現出来たらな…と思っています。お付き合い下さい。
よろしくお願いします。
1回目 2014/7/2 『スケートボードから………。』
2回目 2014/7/16 『プロスケーターから…… 』
3回目 2014/8/6 『団体から…』
4回目 2014/8/20 『スケーターから…』

『団体から…』

と  言う事で…
3回目のコラムになります。
もし今回から読まれる方がいらっしゃいましたら1回目、2回目を読んでから、この3回目を読んで下さい。
よろしくお願いします。
スケートボードファンデーション沖縄 僕が代表を務めさせてもらっている団体です。
SFOと略して呼ばせていただきます。
そのSFO、どういう活動をしているかというと…
スケートボードに関するイベントなどの窓口的な役割、コンテストやデモ・ショーケースの企画・運営、
ライダーやインストラクターの派遣、スクールや無料体験会などを主に色々な取り組みを行っています。
映像の企画やダンスやグラフィティーの様な他のカルチャーともリンクした動きも今後仕掛けて行きたいですね。
団体として、やはり行政や他の協会的な団体との絡みも当然あり
あまりフランクなイベントがやり辛くなり
ちょっと真面目な感じでスケートボードらしくない!って言われたり、めんどくさがらたりもします。
僕らは、SFOとは別でゲリラコンテストやストリートの企画などを行なう団体を作り
そこら辺をクリアしています。
イベントの告知やレポートなどは ホームページにて配信しています。
やはり常に団体の活動内容や実績などが覗ける場としてもホームページは大切に考えてますね。
ホームページへ来てくれる為に、ショップさんなどからや体験会などではチラシを配り案内を流してます。
Facebookなどは掲示板としてページにし、色々な人が投稿出来る仕組み。
あえて団体からの声、情報にならないようにし、
それぞれ色々動いている人間が自分からの情報として配信しお互いが共有する仕組み。
そのほうが偏りが無く変な摩擦も起きにくいと考えてます。
Facebook らいど・ざ・おきなわ   誰でも見れるオープンのページです。
なんだか 面白味なく普通な感じに説明しちゃいましたね。
なのですが、こんな感じで色々仕組み作りを考えながら団体に取り組んでいるのです。
まーですが、やはり まだまだ上手く行かない事ばかりですね。
しかし立ち位置さえしっかり間違わなければ良い方向に進むんじゃないかな?って思います。
でも、そもそも 業界において、団体というものって立ち位置って?
まず、スケート業界の仕組み
海外のブランドがあり
それを輸入する代理店があり
代理店が輸入した商品を取り扱うショップがあり…
ブランドにはライダーがいて
代理店からサポートされるライダーがいて
ショップにもライダーがいて…
代理店はブランドによってはライセンスを取得し
代理店企画でそのブランドの商品を作る事が出来る場合もある…
ドメスブランドやショップブランドなど 自分らで作り自分らで売る場合もある…
細かく紐解いてても終わりが無いのでこれくらいで…
そんな感じにスケートボード業界ってマーケティングとしてやプロモーションって部分だけで見ても
そこそこ複雑。
その、そこそこ複雑なマーケティングやプロモーション
そこにメディアやイベントなどが絡みメディアやイベントなどの絡みから他のジャンルにリンクしたり
他のジャンルの団体やカルチャーにリンクしたりするし、さらに複雑に…
音楽やアート、ファッション、行政、文化観光、雇用、教育
そしてさらにそれは地域レベルで色々と広がり、
地域文化としてそこに根付こうとしてもいるからさらにさらに複雑なのです。
どんなスポーツでもカルチャーでも そうだと思いますが、
スケートボードの業界は特に複雑に色々な要素が関わりながら広がっていると思う。
でも、ただニュートラルに広げていたら何も残らない、薄っぺらいものになっちゃうと思うんですね。
スケート業界が薄っぺらくない理由って?
やはりプライドじゃないかな?
色々なもの、色々な時代、色々な事を通ってきた余裕のある柔らかいプライド
ん~ 僕はまだまだその余裕については何とも難しいところだな…
次回最終回のコラムはその辺の事書ければと思います。
そうそう団体の立ち位置…難しいな~ 
でも、目まぐるしく変わる業界の中、
常に全ての事に良い意味のニュートラルな位置を意識していかないといけないし
守りでも攻めでも無いスケートボードらしい立ち位置を作っていかないといけという事か…

skate column才哲治
1回目 2014/7/2 『スケートボードから………。』
2回目 2014/7/16 『プロスケーターから…… 』
3回目 2014/8/6 『団体から…』
4回目 2014/8/20 『スケーターから…』
 
 
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