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skate columnSKATE COLUMN 2015/8/12  
森中一誠(モリナカイッセイ)
京都を拠点に全国を飛び回って次回作へ向け日々撮影中。スケートボードに対してストイック過ぎる面とは相反して無類のスイーツ好きで地元京都では美味い和菓子屋巡りをライフワークとする京都スイーツ系男子代表。
2015年春にはLRG USサイトから自身のフルパートを公開。
http://l-r-g.com/blog/2015/03/25/lrg-japan-presents-issei-morinaka/
スケートボード専門誌TRANS WORLD,NO82では、12Pに渡る特集と表紙も飾る。
スポンサー:TEAM SUNFLOWER/立ち漕ぎクルー
BOARD WALK KYOTO/ NQS SKATE PARK/ OFFICIAL HAT/ LRG/ NIXON/ GIRL SKATEBOARDS/ NIKE SB/ ROYAL TRUCK / MOMENTUM WHEEL/ RUSH BEARING/ EBONY GRIP TAPE
Twitter:@issei_morinaka  Instagram:@isseimorinaka
Face book:https://www.facebook.com/morinaka.issei
1回目 2015/8/12 『地元京都とスケートボードを始めた場所』
2回目 2015/8/18 『映像作りの思い出』
3回目 2015/9/2 『フルパートへの道のり』
4回目 2015/9/16 『これからの僕』

『地元京都とスケートボードを始めた場所』

まいど!!
関西を中心に活躍しているチームExpression
そして立ち漕ぎクルーとしていつも行動を共にしてる
バイブス全開男、高ヤーマンこと高山零央からコラムのバトン受け取りました森中一誠です。
これから4回に分けて僕のスケートボードに対する思いや
日常を知って頂けるコラムを書かせて頂こうと思っていますので
少しの間ですが皆様どうぞお付き合いお願い致します!!
先ずは僕の地元そしてスケートボードの練習に通ったスポットなんかについて書かせてもらいます。
僕は京都出身ですが皆様がご想像なさってる舞子はんが歩いてる
祇園がある繁華街からは十数キロ北へ行った北山という所に住んでいます。
日本家屋の高級柱なんかに用いられる北山杉が生い茂る山の麓で
京都の北から南へ流れる鴨川、
そして世界文化遺産にも登録されている賀茂別雷神社(通称 上賀茂神社)なんかが家の近くにあって
良く言えば風光明媚。要はまとめたら田舎町に住んでます。


そんな田舎町から更に鴨川を上流へ向かった河川敷のドフラットのスポット。
近くに京都では有名なタクシー会社MKがあるんで通称”MK”。
そのスポットで僕のスケーターとしてのキャリアはスタートしました。
僕はガキだったんで怖かったですけど…元々居たローカルの先輩達が
結構、体育会系?ヤンキー?ばっかりで
ゴミの持ち帰りとか上下関係がシッカリしてて地域の方々とも
太い交流があってお昼にこの場所でスケボーするのは
地域全体的に賛成なスポットだったので伸び伸びと練習出来ました。

ただ…環境が良過ぎて伸び伸びし過ぎたのと
元々エゲつない凝り性なんで学校サボっては8の字チックタックの1000本打ち
真冬で雪が積もっても学校サボって雪かきしての友達とチックタックレース。
気が付けばMKが中学校みたいなってしまって
オカンと学校の先生5人がかりでMKから学校に引き戻されて
鬼の説教された事も何度もありました(笑)
勿論、今でも京都に帰れば必ずこのスポットには顔を出してます。
今度は僕が先輩になって僕が小さかった時みたいに
次世代のローカルスケーター達とガッツリ滑ってやってから
今みたいな真夏は真横を流れる鴨川に飛び込んで
身体を冷やしてから大人はビール、子供はジュースでマッタリ。
そして火曜日は僕をスポンサーして下さってるショップのボードウォーク京都が定休日なんで
僕が中学の頃はロン毛で体育会系とかヤンキーとはまた別の意味で異様に怖かった先輩?変なオッさん?
現在はボードウォーク京都店長のホモローさんとも相手はオッさんなんでやんわり滑ってます(笑)
そんな僕の中学生時代の青春のほぼ全てを捧げた中学校みたいなスポットMK。
現ローカル達のビデオもあるので是非観て下さいね。僕もちょっと出さしてもうてます。


そして僕の事を少しでもご存知の方が居て下さったら
恐らく僕の得意技がマニュアル(ウィリー)トリックのイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
中学時代MKでフラットトリックを鍛えまくって
高校生になった僕がマニュアルトリック強化で通いまくったスポットが
これまた家の近所のTラグビー場の一番端っこにある数センチのただの段。
正直スポットしてはパンチ弱いですけど
僕はこの数センチの段でマニュアルの基礎を鍛え上げました。
1日28時間位マジで朝から次の日のお昼まで休み無しでひったすらマニュアルトリックの練習。
勉強のスキルは全然磨かずひったすらTラグビー場でマニュアルの練習。
塾サボってTラグビー場でマニュアルの練習。
それが原因で先生に塾辞めさされたのは今でも深く反省してます。
オカンほんまにゴメンなさい…。

このスポットは名称の通り当たり前にラグビーの試合やサッカーの練習をするのが目的の公園なんで
そういう催しがある時は来場者も増えるんでセキュリティーがキツくなるんですけど、
当時この場所の管理のオッさんに
「大会もあらへん様な遊びは他の場所でやれ」って言われた事があって…。
それが僕の鬼の様な凝り性&鬼頑固魂に松明&灯油で火付けられたみたいになって
更にもっと狂った様に1日30時間以上練習しまくって
red bull様主催のマニュアルコンテスト”MannyMania”の日本代表選手でニューヨークまで行けたのは
ザマぁ~見ろ!! スケボー舐めなんな!! ってちょっと思いました(笑)
こうして学生時代を支えてくれた2つのスポットが今の僕の骨となり身になっています。
正直、学生時代にちゃんと勉強したら良かったと思う事も一杯あるし
学園ドラマみたいな事もしたかったなぁ~とか思う事も一杯ありますけど
今は学園ドラマで女優の制服姿見て萌えるんで
何とかギリで帳尻合わせてます(笑)
そんな僕の青い高校時代の青春のほぼ全てを捧げたTラグビー場。
ほんの僅かですけど大人になって、そんな甘い想いを込めてホモローさんと
一緒に作ったお店の周年記念のビデオもあるんで是非観てみて下さい。

冒頭の白黒画面のシーンが拘り、
頑固、怒り、絶対何か形にしてやる!! という想いが混在した若い時の僕です(笑)
て事で皆様、記念すべきコラム第一回目はいかがでしたでしょうか?
正直、京都は観光地としては世界的に有名ですけど
スケボーの世界ではメインになる様な街ではないかな?とは思いますけど
変態な僕を育ててくれた素晴らしい街です!!
ここまで読んで下さった方も僕が案内しますんで是非とも古都京都におこしやす~!!

ほなおおきに!!

skate column森中一誠
1回目 2015/8/12 『地元京都とスケートボードを始めた場所』
2回目 2015/8/18 『映像作りの思い出』
3回目 2015/9/2 『フルパートへの道のり』
4回目 2015/9/16 『これからの僕』
 
 
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