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skate columnSKATE COLUMN 2016/4/20

 

冨田 誠
1973/7/13生まれ 大森生まれ大田区育ち。
城南島スケートボードスクール 用務員
日本スケートボード協会 雑用係
FIFTYFIFTY SKATEBOARDSHOP 掃除係
1回目 2016/3/16 『カレーについて。(スケートボードとの出会い)』
2回目 2016/4/20 『スケートボード』
3回目 2016/5/18 『ジョウナンスケーティン』
4回目 2016/6/1 『最終回のご挨拶』

『スケートボード』

三度の飯より、スケートボードが好きだった10代の頃。
スケボーやりに行くのに、チャリっと行くなんてありえないくらい普通に足だった。
近所や商店街をプッシュしまくり、
信号待ちでは、人目を気にすることなく、
ハンドプラントや、ボンレスしちゃったり。
板を触り、眺めすぎて、デッキテープに絵書いちゃう。
いつも一緒に居て、一緒に寝ちゃう。みたいな。
でもやっぱり、年齢を重ねるごとに、
仕事の事や結婚の事など、大人の事情で、
趣味ってやつは、断念せざる終えないときもあるわけです。
場面場面でお会い出来たなら幸いです。
スケートボード。

世間じゃおじさんと呼ばれる40代になってもそれは変わらない。
街を歩けば、 着色した箇所にニンマリ。
アスファルトの荒さや、素材が気になって、
手すりや角を眺めては、想像を膨らませ、
街行くギャルに股間を膨らませる。
時に、自分の理想に近い物が視界に飛び込んできた日には、
脇から拝んで、しゃがんで眺めて、物体に立ってみたり、
走ってみたり、外から見たら挙動不審者あつかいは免れないだろう。
トゥギャザーしている一般の方が居るならば、怒りだす。
「目的地に全然着かねえじゃねーかっ!!」

板にタイヤが付いた物に乗る。
動くから、走るから、曲がるから楽しい。
いたってシンプルです。
スケートボード。
長い緩い下り坂をちょうど良い速度で下るように、
どこまででも走れたなら最高に気持ちが良いだろう。
まだおしゃべり出来ない子供から還暦まで、
可愛らしい女の子から、マダムまでと、
きっと幅広い層に楽しんでもらえるにちがいない。
「玄関開けたら2秒でスケート」と思えるくらい、
アクションスポーツ、エクストリーム、スポーツと呼ばれるジャンルの中で、
楽しみながら体を動かすことができる、生活に密着しているという意味では、
スケートボードはかなり優等生であると、
小生は勝手に思うわけであります。
乗っただけで楽しいなら、
技が出来たらならば、きっともっと楽しいはずだ。
最近では、ギアの充実、乗り方も様々あるし、
プッシュから始まり、トリックも無数にある、
各地の地域祭りとスケートボードが一緒に。
なんてことは珍しい事ではなくなってきたように思うし、
CMなどでも目にする機会が多くなって来たような気がする、
まだまだ理解をされず戦っている地域の方もいるかとは思いますが、
徐々に地域や行政の理解面やパークも増え、
2020東京オリンピックの候補種目に選抜されたなど、
再びスケートボードが注目を集めようとしている。
なにもなくても楽しみなスケートボードなんだけど、
更に今後が楽しみです。


skate column冨田 誠
1回目 2016/3/16 『カレーについて。(スケートボードとの出会い)』
2回目 2016/4/20 『スケートボード』
3回目 2016/5/18 『ジョウナンスケーティン』
4回目 2016/6/1 『最終回のご挨拶』
 

 
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