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skate columnSKATE COLUMN 2016/5/18

 

冨田 誠
1973/7/13生まれ 大森生まれ大田区育ち。
城南島スケートボードスクール 用務員
日本スケートボード協会 雑用係
FIFTYFIFTY SKATEBOARDSHOP 掃除係
1回目 2016/3/16 『カレーについて。(スケートボードとの出会い)』
2回目 2016/4/20 『スケートボード』
3回目 2016/5/18 『ジョウナンスケーティン』
4回目 2016/6/1 『最終回のご挨拶』

『ジョウナンスケーティン』

暖かくなってきましたネ。
春が来たって感じ。
春・夏・秋・冬と、
四季により、風土や、景色、服装や食べるものと、
1年を通じて変化を感じられる日本が大好きです。
北と南に長い日本は、
各地域、いろいろな特色をもたらします。
果物の美味い地方、海産物の美味しいところ、
食肉の産地や自然がもたらす数々の恵みなど。
各地に生きる人々は、月日をかけ根付き、
試行錯誤を重ねて、各々にしか出せないスタイルを探求し、
今なお努力の真っ最中である。
これはなにも、世間話だけにとどまらず、
スケートボードの世界も同じことが言えるだろう。
日本中から集まるスケーターを見ていると、
服装や雰囲気以外に、地域の特色とも言える様な滑りに気がつくことが多い。
雪の多い地域のスケーターは、半年間は雪の為、
地下道等のFIXされた場所で滑りこんでいるからだろう、
フラットトリックがとても正確。
南は、南に行けば行く程、一年中外で滑れるだろう。
褐色の肌に、東北よりロンゲ高し。
広いフィールドで常に滑っているからかスピード感に優れ、
エアなど、ギャップやトランスファーに優れた人たちが多いように思う。
首都圏に生きる人々は、通行人や警備、
防犯カメラ等、常に意識し、
狭いフィールドを利用するかのごとく、
細かい動きで魅了する。
もちろん人々は千差万別であり、
昨今では、スケートパークも増え、
インターネットや情報の豊かさにより、
地域の特色も薄くなって来ているのも事実だろう。

この度は、そんな日本の街のひとつ、
僕の地元である大田区をご紹介させていただこうと思います。
毎年11月頃行われる、30万人から集客する大田フェスタには、
2000年よりスケートボードエリアが存在し、
初心者対象のスケートスクールやコンテストが行われている。
そして2005年には、城南島にスケートパークがオープンした。
城南島スケートパーク開園当時より、
地元スケーター(オオタスケートクルー/OTSC)や
ROOTS SKATEBOARD TEAMが、
乗ったことが無い初心者、
そして少し乗れるようになってきた中級者を
対象にスクーリングを続けてきたほか、
今ではプロから直接習えるプロクラス、
プロスケーター第一号のアキ秋山プロ(ランプクラス)、
小澤正道プロ(セクションクラス)、横溝太一プロ(フラットトリッククラス)、
小林幹夫プロ(ストリート)が在籍し、毎月スクールを行っている。
予約困難!なんてこともあるくらい人気を集めています。
5月からは、カツ秋山プロ、鈴木茂一プロを迎え、
フリースタイルプロクラスが新設されました。
先生方はみな、スケートボードの楽しさを教えるべく、
毎月第三日曜日城南島に集まり、
長いキャリアで学んだ経験を後世に伝えている。
・・・・・<城南島スケートボードスクール>・・・・・
毎月第三日曜日 13:00-15:00
城南島海浜公園内 スケートパーク
受付あり:記帳の上初心者&中級者¥500円(保険料含む)
*初心者中級者の予約は必要ありません。
プロスクール¥3000円(予約あり、定員5名、保険料含む)

予約受付:都立城南島海浜公園 管理事務所
TEL: 03-3799-6402
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

またこちらスケートパークには、
横のり不動産 I田さんが会長を務める、城南島父母会が存在している。

城南島バーベキュー場では、毎年BBQが行われ、
キャンプサイトでは、夏になると父さん達と子供達とお泊まりしたり、
スケートパークでは、
初心者及び小学生&中学生が対象の父母会主催のコンテスト、
“KIDSCUP”も毎年行われている。

・・・・・<KIDS CUP>・・・・・
実施日:6月25日(遅延は7月17日)
詳細及びエントリーの受付は、
http://kidscup.sakura.ne.jp/wp/
・・・・・・・・・・・・・・・・・

みなさまのお陰さまで、毎年楽しみは尽きません。

またこれらイベントやスケートボードを通じ、
小さな頃から接している子達の成長が楽しみでなりません。

先日のこと、城南島父母会勢とその子供達と、
港区わんぱくすもう大会にお邪魔してきた。

すもうの全国大会に出る為の、区予選に集まったわんぱく君らと同世代である、
池田大亮、大暉、渡辺優斗、星那、芳賀己太郎、山下京之助、飯田敏晶、葉澄の
8名がデモンストレーションを実施した。

デモは盛り上がり大成功。
観客も張本人達もとても喜んだのだが、
終日行われたスケボー体験会の参加者も大いに喜べたに違いない。

デモンストレーションをする為に集まってくれた
城南キッズ9歳から15歳の彼ら全員が、
終日行われたスケボー体験会では、
誰に即されるわけでもなく、積極的に、初心者に手を差し伸べ、
スケートボードを教えてあげていた。

僕はこの光景に感動した。
城南島が生んだ果実は今なお熟成中、
&お楽しみは今なお続行中ー♪















skate column冨田 誠
1回目 2016/3/16 『カレーについて。(スケートボードとの出会い)』
2回目 2016/4/20 『スケートボード』
3回目 2016/5/18 『ジョウナンスケーティン』
4回目 2016/6/1 『最終回のご挨拶』
 

 
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