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 COLUMN

skate columnSNOW COLUMN 2007/12/5

 
安藤輝彦 TERRYCOBRA 1973.01.18
現役にこだわり続け、プロスノーボーダーとして12年目を迎える。
X-TRAIL JAMやTOYOTA BIG AIRなど”ショー的スノーボード”をメインに活動してきたが、近年ではDVDやスチールの撮影、YONEX SNOWBOARDのウェアディレクターとして活動をする。さらに趣味を生かし、バイク雑誌のカスタム連載をするなど幅を効かせた動きをみせる。07'・08'はルーツである地場のシーンを盛り上げようと、あららぎスキー場のプロデュースやイベントを予定している。 
1回目 2007/10/17 『PLAYER』
2回目 2007/11/7 『TRACE』
3回目 2007/11/21 『EFFECTOR』
4回目 2007/12/5 『illuminance』

『illuminance』

噂が噂を、人が人を呼び "世界的なレストラン格付け本"が爆発的に売れている今、話題性と言うものを無視できない現代です。
スノーボードショップ、スキー場といくら価格競争をしても話題になる事は然う然うありません。
これは逆プロモーションでありスノーボードの価値を下げていると日々思うのです。
最近では東京ドームのショー的コンテストを初め、各地方でも屋外でのショー的イベントが盛んに行われるようになって来ました。まさに説得力のある重要なイベントで、ライダーのパフォーマンスにオーディエンスは酔いしれるのです。身近な場所でリアルなスノーボードに接し、感動を覚え、非現実的なモノを感じてもらう、、そしてリアルな雪に触れてもらう。
まずは山に足を運ばなければ始まらない、どんな理由でもいいのです。
地元密着な動きを多少ながら始めたばかりですが、出来る事から1つ1つと思い、地道にアクションを起こしています。東京で共に活動をしていた地元の仲間達は、大都会で得た情報や刺激を自分流にアレンジし、今故郷で四苦八苦しつつも全力で居心地のいい場所にしようと取り組んでいます。田舎でも根本は生まれ育った地が大好きなんでよね、、。そしてその気持ちが序々に浸透し、今では行政にまで届きフリーペーパーやライブイベントと言う形で新たな感性で街を活気付けようとしています。
 
今シーズンから手掛ける"あららぎ高原スキー場”でのパークプロデュースも活気ある場所であってほしいと言う思いがあり乗り出しました。そこで「楽しさをどうやって伝えていこう?」と考えた結果、ファーストステップとして「参加費なしのワンポイントレッスン!」という企画を実施する事となりました。
"無料!"と言っても、そういう問題でなく抵抗がある人もいるでしょうが、まずは手探りの1回表です。すみません野球育ちなもので、、。
その名も"TERRY'S ENJOY CAMP"と申します。
そうです、"ENJOY"が目的のイベントです。
基本はキッカーで、日によりレベル分けしてあるので気を使う必要ナシってわけです。
何か1つでも掴んでもらえればいい、それで次に繋がってくれたら最高ですよ。
1月26, 27日2月16, 17日&3月8日の計5回やっちゃいます!
毎回ゲストライダーを呼び、多くのライダーの力も借りて、ここ"あららぎ”に足を運んでくれるスノーボーダー達に出来る限りの事を伝えたいと思うのです!!
そしてファイナルの3月8日はアフターパーティーとしてライブで締めようって魂胆です♪  
大した話題性は無いかもしれませんが、"TRY!”って気持ちが大事だなって。
今までこういったイベントを仕掛けた事はなく期待と言うより不安な面ばかりですが、文句&愚痴を言う事は誰でも出来る、まずは動いてみよう、、、経験値を上げていかねば。
詳しくは www.terry-cobra.com
何かしらの話題を作り、スポット(光)を当てた場所に人は集まる傾向にあるのでしょう。
そこで"スキー場に街に光を灯せば!”と考えたました。
光と言っても幻想的かつ非現実的な世界観の"イルミネーション"に夢と可能性を感じました。
そこでまずはこの灯りの少ない街に奇麗なイルミネーションを灯そうと思ったのです。
海外や大都会で培って来た感性を、このイルミネーションで表現してみようと、、。
仲間が橋渡しをしてくれたお陰で、行政を相手にプロスノーボーダーという肩書きしかない私ですが、
熱い気持ちを伝え街のメインスポットに飾り付ける事となりました。
準備期間もなく企画書を提出し、"OK"が出たのは点灯式8日前の事でした。
ただただ走るしかなく、無我夢中で取り組みました。
皆に喜んでもらい、明るい街並に、そしていずれ活気ある街になって行く事を願い!
12月1日、無事点灯式に間に合い、多くの歓声を頂きました。まさに感無量です。
しかしこの代償はデカく完成後にぶっ倒れるハメになりましたが、、。
そして次のステップとしてスキー場に"hot"する灯りを灯す準備は完了です!

「ワンポイントキャンプに行こう、無料だよ。」 
「イルミネーションを見に行こう、とても奇麗だよ。」そこから始まればいいのです。
話題を作り、イルミネーションの光を灯し続ける事で1人また1人と山へのラインをトレイスしてくれたら、、。
 
大都会だけでなく、各地域でアクションを起こさねばならぬ時期となって来ています。
人生の半分近くをスノーボードと共に歩んで来て、自然と向き合った結果のファーストステップです。
ワンステップワンステップ登って行くしかない!
他人が動くのを待っていたら光は消えてしまう、、、自らを信じ自らの手で!!
LET'S ROCK THIS WORLD!!   

snow column安藤輝彦
1回目 2007/10/17 『PLAYER』
2回目 2007/11/7 『TRACE』
3回目 2007/11/21 『EFFECTOR』
4回目 2007/12/5 『illuminance』
 
 
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