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snow columnSNOW COLUMN 2015/2/10

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勝山尚徳
1982,7,5 32才 出身:群馬県前橋市
幼少から谷川岳天神平をスキーで滑り始める。
20代前半はボーダークロスの選手として活動。
現在はスノーボードを履き、
シーズンを通して谷川岳と向き合う生活を楽しんでいる。
出演DVD:雪崩の山 谷川岳
Sponsor:TJbrand、AFDICEGEAR、Dragon、Deeluxe、union、bca
1回目 2014/12/17 『谷川岳 ニューカルチャー到来とともに』
2回目 2015/1/7 『谷川岳 遭難事故』
3回目 2015/2/4 『谷川岳 天神バンクドスラローム』
4回目 2015/2/10 『谷川岳 録り手と滑り手』

『谷川岳 録り手と滑り手』

何年前かは忘れてしまったのだが当時オカケン氏が
写真家であるハイシー氏と製作していたDVD「雪めぐり」の撮影のため
谷川岳に訪れた際に、大信雄一を介して知り合った。
その時は軽く当て込むくらいで、
自分も撮影などには興味がなかったのでしばらくは音沙汰無しな関係が続いた。
「雪めぐり」発表から数年後
ハイシー氏が谷川岳に着地してきた同じくらいのタイミングで
オカケン氏も着地から合流という流れになった。
その時はまったく4年という歳月を費やして
「雪崩の山 谷川岳」というDVDを製作するとは思ってはいなかった。
その4年のなかの1年は当時青森県に位置する八甲田山の撮影も同時進行でおこなっていたので
オカケン氏は青森と群馬を行き来するという荒業を決めていた。
それだけ離れた2つの山のthedayを狙うのは当たり前だがなかなか難しく
あと数日こっちにいればthedayを当てれたなんてこともしばしばあった。

自分の中では2013年と2014年がもっとも濃密なセッションだったと思っている。
クルーで幾つもの面をディセントし同じ興奮を幾度も共有した。
やはり自分が根をはっているフィールドを露出するということはそれなりの責任もあるし、
今までの歴史を作ってきた山の先輩にも
納得してもらえるような作品に仕上げないといけないとも思っていた。
撮影は挑戦と失敗の繰り返しの末徐々に自分達が納得できる物を納められるようになっていった。
4年の歳月はかかったものの作品として発表できたのは
やはり常に同じ目線と気持ちで山と向き合ってくれたオカケン氏ありきのことであり、
もう少し落としこんだ事を言わせてもらえば
あの山での滑り手と録り手の絶妙なるセッションの流れを生み出したハイシー氏の存在も
かなりでかかったと思っている。
この2人の張り付きは完璧で
常に山の状況を自分達と見定めているので滑り手からしてもかなりやり易かった。
この2人は録り手という立場での開拓者だと思っている。
いいアングルを狙うため板と足を使って色々な所にとりついてチェックという作業に時間を費やしていた。
そんなビデオグラファーが4年の歳月を費やして造った作品である。
「雪崩の山 谷川岳」気になったかたは視聴を。


snow column勝山尚徳
1回目 2014/12/17 『谷川岳 ニューカルチャー到来とともに』
2回目 2015/1/7 『谷川岳 遭難事故』
3回目 2015/2/4 『谷川岳 天神バンクドスラローム』
4回目 2015/2/10 『谷川岳 録り手と滑り手』
 
 
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