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snow columnSNOW COLUMN 2016/5/18

 

JT
1972年12月3日生まれ
ニュースクール全盛期の90年代初頭にスノーボードに出会い、がっちりロックオン。
その後プロライダー活動を経て、現在はCAPiTA, DEELUXEなどを取り扱う
カスタムプロデュース株式会社にてマーケティング担当。
1回目 2016/4/6 『変わらない(変われない?)何か。』
2回目 2016/4/20 『新時代スノーボードパーク&ボウル』
3回目 2016/5/18 『時代とともに』
4回目 2016/6/1 『Snowboarding Life』

『時代とともに』

初回のコラムではこの20数年間、自分の好きなスタイルが変わらない事を書かせていただき、
前回のコラムでは変化しているスノーボードパーク事情について書きました。
実際20数年もスノーボードをしていると、あらゆる事が変化していくのを目にしました。
まず思いつくのはスノーボードのシェイプ形状です。
僕が始めた頃は、ほとんどのボードがキャンバーボードという構造でした。
それ以前のスノーサーフ時代はロッカーボードだったそうですが、
その後ありとあらゆるシェイプやキャンバー形状が生み出され、
現在ではコンディションや好みに合わせていろんなボードが選べるようになりました。
あまりにいろんな形状が出てきたので、
一時は「どれを選んでいいか分かりずらい」なんていう話もありましたが、
コンディションに合ったボードでするスノーボードはとても楽しく、ライディングの幅を広げてくれます。
また、それにともないトリックやライディングも大きく変化していきました。
初めてダニエル・フランクのロデオフリップを見た時にとても興奮したのを今でも覚えていますが、
今のライダー達はダブルコークやトリプルコークをするライダーまで出てきています。
あとJPウォーカーがストリートレールでフロントサイドボードスライドをメイクしていたのも
当時ではありえないインパクトでしたが、
今のライダー達はトリプルキンクレールとかでメイクしちゃったりしています。
こういう流れに対しても「ちょっとやり過ぎでしょ」的な話がよくありましたが、
メイクしているライダー達はみんな自分のコントロールのぎりぎりのところで攻めている訳で、
スキル自体が進化している結果なんだろうなと思っています。
そしてメイクしている本人は間違いなく最高の気分だと思います。
メディアも大きく変わりました。
10数年前まではYOUTUBEもなく、
毎年秋になるといろんなムービーがリリースされて、自分もそれにかじり付いて見ていました。
それはそれで最高に楽しい流れでしたが、今ではインスタグラムやYOUTUBEの登場で
よりタイムリーにライダーのライディングやライフスタイルを見ることができます。
ビッグカンパニーとのコネクションが無くても、
いい滑りをしているライダーはフックアップされる可能性も高いでしょう。
こんな感じで最近はいろんな変化をポジティブに捉えて、
楽しんで生きていくのが一番かな~と思ったりしています。
こういう考え方になれるのもスノーボードを続けてきたおかげだと、
またまたスノーボードに感謝している訳なのです(笑)。


snow columnJT
1回目 2016/4/6 『変わらない(変われない?)何か。』
2回目 2016/4/20 『新時代スノーボードパーク&ボウル』
3回目 2016/5/18 『時代とともに』
4回目 2016/6/1 『Snowboarding Life』
 

 
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