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 COLUMN
surf columnSURF COLUMN 2007/9/12  
ジョージ・カックル
鎌倉で生まれ育ち、その後サンフランシスコに移り住んでアメリカ人らしくなってから、再び鎌倉に戻り、早10年。現在ではインターFMや東京FMでパーソナリティをつとめる。
毎週日曜9:00~13:00『レイジーサンデー』(76.1Mhz)
毎週土曜20:00~20:30『スタイル・カフェ』(80.0Mhz)
1回目 2007/8/22 『What is surfing?』
2回目 2007/9/5 『Put Your Foot Down And Go』
3回目 2007/9/12 『3R’s』
4回目 2007/9/18 『サーフトリップ』

『3R’s』

 昨年ジャック・ジョンソンが出したキューリアス・ジョージのサントラに、「3R’s」という曲があった。
あ、そういえば、ジャック・ジョンソンもサーフミュージックだったよね、彼もサーファーだしね。どれが
サーフミュ-ジックだか、もうわからないけど。で、「3R’s」の話しに戻るけど、これは地球環境をテーマにした歌で、3Rはリデュース、リユース、リサイクル。日本でもよく口にされるエコの基本みたいなものだ。でも本当の「3R’s」の意味はアメリカの教育で絶対必要なものを指すんだ。Reading、writing、Arithmaticの3つ。でもRがついているのは本当はリーディングだけで、実はジョークなんだけどね。意味がわかるかな。で、ジャック・ジョンソンが3Rを使ったのはアメリカ人が100パーセント、3Rの意味を知っているからなんだよ。
 ジャック.ジョンソンの「3R’s」は、スーパーへ行くときに自分のバッグを持って行けば、スーパーの袋を使わなくていい、それがリデュース(reduce)、お兄さん、お姉さんがかっこいい洋服を持っていたら、買う前にそれを着てみたらどうだろう。それがリユース(reuse)、もし、それがダメなら、リサイクル(recycle)してみたらどうだろうってこと。「3R’s」はそんな曲だ。国の体制や協会でやるんじゃなくて、ひとりひとりが心がけることが大切なんだ。
 サーファーとしてやれることは、こうだ。
1.ビーチクリーンに参加すること。自分のポイントじゃなくても、ビーチクリーンをやっていれば、参加すべきだろう。自分のゴミじゃなくても、捨てよう。見てるだけじゃはじまらない。
2.ワックスを買うときは、紙でパッキングしてあるものを使おう。たとえ飛んでいっても、紙なら海で溶けるから。
3.サーフボードをあまり買い替えない。折れなければ、ロングボードなら10年、ショートなら5年は乗れるはずだ。捨てると、リサイクルはできないから、乗れるまで乗ろう。新しくするなら、古いボードはこれからはじめる人にあげよう。お店の人に怒られるかもしれないけど、ウエットスーツも同じだ。
4.サーフィンに行くときは、できるだけ、近所の海岸に行こう。英語にはこんなことわざがある。”If you can’t find it at home, you won’t find it anywhere!”これは自分がいつも入る海でパーフェクトの波を見つけられないんだったら、どこへ行っても波はないという意味だ。車でなく、自転車で行かれるところにしよう。もし車でも、1台の車に何人か乗って行ったほうがいい。
5.こんなことをすべて間に受けて実行するのは大変だけど、頭の片隅に入れておこう。そうすれば、自分が地球に残すフットプリント、足跡は少なからず、小さくなるに違いない。
 サーファーはサーフィンの良さを伝えたがるが、同じようにしてエコを語れば、もっと地球はよくなると思うんだ。


surf columnジョージ・カックル
1回目 2007/8/22 『What is surfing?』
2回目 2007/9/5 『Put Your Foot Down And Go』
3回目 2007/9/12 『3R’s』
4回目 2007/9/18 『サーフトリップ』
 
 
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