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| COLUMN |
 SURF COLUMN 2008/3/19 |
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『SURFSKATER』
サーフィンのコラムということで、このコラムを読んでくれている大半の方はサーファーだと思いますが、皆さんがサーフィンを始めたきっかけは何ですか？
生まれ育った場所がサーフポイントのすぐ側で、物心ついた頃から波に乗っていたという人。
ファッション雑誌で見かけたサーファーなる種族に憧れを抱き、海のない東京ど真ん中から板を抱えて電車で海に向かった人。
「やっぱサーフィンやっときゃモテるっしょ？」というギャル男的発想からサーフィンデビューしちゃった人。
と、ケースを挙げはじめたらキリがなさそうだけど、きっと中にはこんな人もいるんじゃないかな。元々スケートボードにはまっていたけど、気付いたら海の魅力に惹かれてサーファーになっていた人って。
己の話でキョーシュクですが、自分が横乗りの世界へデビューしたのは中学生も終わりを迎える頃、きっかけはスケートボードだった。今からかれこれ14～15年前、若者のファッションバイブル的雑誌(今もか?)Fineに頻繁に登場していたスケーターなる種族に強い憧れを持った俺は、当時としては超々チョー大金の諭吉さん３人を握りしめ、千葉のとある街から東京は蒲田にあるサーフ＆スケートショップ“THE SURF”へ仲間達と足を運んだ。そう、横乗りの世界へドップリとはまる第一歩となった、スケートボードを手にするために。
Rider：Tomoki Kato
そうして足を踏み入れた横乗りの世界。しかし、高校生の半ばにもなると、当時一緒にスケートしていた仲間達は横乗り繋がりで一人、二人とサーファーへの道を歩み始め、ガングロ＆ロン毛のギャル男へと変身していった。そんな流れに寂しさを感じつつ、
「なんでぇ、スケートも長続きしないナンパものめっ！」
と、一人取り残されるようにスケートを続けながら息巻いていた俺も、気付けばそんなギャル男ムーブメントの波にあっさりと乗り、皆から遅れること３ヶ月程度でガングロ化していた(笑)。
こうして波乗りの世界に足を踏み入れてからは、気付けば10年以上サーフィン一筋で無我夢中で海に通ってきた。しかし、サーフィンまっしぐらな若者時代から時が流れ、それなりの社会人になってみると時間と自由が減り、自由に海へ行けることも少なくなってしまった。サーフィンができる海までクルマで１時間以上、そんな海から離れた生活を送るようになってくると、とても気になり出したことがあった。それは、自宅近くにあるスケートパークだ。そこには手頃なサイズのランページがあり、ありゃサーフィンがわりのトレーニングには丁度いいんじゃないの? と。
そんなワケで、10数年前のスケーター時代の自分を思い返しつつ、新たにスケートボードをゲットして最近よくランページを滑っているんだけど、これがメチャメチャ面白い。時には自分と同じように、サーファーでランページを滑っている人を見かけるんだけど、彼らのターンやムーブメントは、100%スケーターのそれとは少し違う。サーファーとしてＲを滑る感覚を身につけているからなのか、一連の動きにSpeed＆Flowを感じさせる人が多い。サーフィンと違ってコケると痛いし、No Pain No Gainってことで、コケて痛みとともに上手くなっていくのがスケートの世界だと思うけど、Ｒを滑る感覚の虜になっているサーファーであれば、きっと痛みを忘れてランページでのスケートにハマっちゃうと思います。
コケてもケガしてもnever give upで立ち上がり、自分が思い描く理想の姿に一歩ずつ近づいていく。なんだかそれって、沢山の挫折と失敗を繰り返しながら進んでいく人生と似てるんじゃない? なんて、ランページを通して人生を見ちゃったりもなんかして。
-Life is just like being in a rampage.-
ってことで、surfのコラムなんだかskateのコラムなんだか良くわからなくなったところで、今回のコラムを終わりにします(笑)。
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