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surf columnSURF COLUMN 2009/10/7  
書道家 凌舟(りょうしゅう) 大倉亜紀
小さな頃から書を学び、現在 書道家 凌舟として活動中。。。
14歳からサーフィンをはじめ、18歳でカリフォルニアに渡米し、帰国後本格的に書の世界に入り、現在は、書道教室・クロージングブランド・広告・題字やコラボレーションなどの活動をしています。
HP:http://www.ryoshu.net
1回目 2009/9/2 『私にとって海』
2回目 2009/9/9 『ウエットが届いた!』
3回目 2009/9/15 『やっぱり感謝』
4回目 2009/10/7 『極める事の難しさ』

『極める事の難しさ』


第4弾!
最後の最後まで、私事にお付き合い頂きありがとうございます。
自分の事で精一杯の私は、今回も私事の話になってしまいますが、
最近訳あって、お店の厨房に立って料理をしています。
えっ?書道家が、、、、?
はい、料理しています。
まず、一言、感じた事は、書やサーフと同じレベルに達するには、
自分が今まで書やサーフに関わってきたのと同じで、
時間を費やさなければ、そのレベルまで達しない、と痛感しました。
やらなくてはならない事も多く、時がたつのも早くなり、
考え方にも柔軟性のなくなってきた私にはそれ以上の時間がかかるかもしれません。
つらく厳しい日々が続くと思っていました。

料理をするのはもちろん嫌いではありませんでしたが、
さぁー、これから書道家として沢山の作品を残したいと思っていた私は、
料理という世界について、受け入れ理解するのに時間がかかりました。

細々とですが、凌舟ブランドの独自のビジネス活動でお金を頂く大変さや、
プロとして書の活動をしていく難しさを私なりに理解していただけに、
料理の件に関しては、日々自分との格闘でした。
時間が無く、あせりばかり、書道家としても稽古が思うように出来ず、制作も出来ない日々が続きました。
自由にやりたい事をしてきた私には、出来なければ出来ないほど、
なれない厨房での料理は、不安もや疲れがとれず、その上制作活動も出来ず、、、

ある時、そんな事を思いながら料理をしていても意味がない、
真剣にその時間は料理に立ち向かい最大限の力を尽くすべきだ、と気が付きました。
ちょうど、ボトムターンから当て込んで板がはじめてターンした時のあの感覚
「あっこれだ!」の感じに近かったです。

気持ちも楽になり、
何よりも不透明な中で明確にしたい事が、
はっきりと浮き上がってくるようになりました。
繊細で、細かい料理での現場の処理のは本当に難しいですが、
この事が必ず書や制作に反映すると、日々思えるようになりました。

結局の所、何をしても同じなんですね。
日のあたる場所であろうがあたらない場所であろうが、気持ち一つで自身の成長は出来るのだと。
そして、沢山の事に興味を持ち、学び人生を楽しんでいくんですね。

明日が楽しみ

自分の日記のように書かせて頂き、お付き合いして頂きありがとうございました。
読者の方にお会いでき繋がりが出来る事を楽しみにしています。

ありがとうございました。
紹介してくれた、安間君ありがとう!繋がりに今日も感謝。

                      

surf column書道家 凌舟(りょうしゅう) 大倉亜紀
1回目 2009/9/2 『私にとって海』
2回目 2009/9/9 『ウエットが届いた!』
3回目 2009/9/15 『やっぱり感謝』
4回目 2009/10/7 『極める事の難しさ』
 
 
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