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 COLUMN

surf columnSURF COLUMN 2016/11/2

 
岡島宏盛
1回目 2016/11/2 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー』
2回目 2016/11/15 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー2』
3回目 2016/12/7 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー3』
4回目 2016/12/21 『2020東京オリンピック』

『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー』

10月29日~30日、静岡県下田市海岸で2016年度日本サーフィン連盟(NSA)主催大会の最終戦「10th ALL JAPAN SURFING GRAND CHAMPION GAMES 2016」が終了しました。
この大会はNSA主催大会とNSA公認大会のポイント上位者のアマチュア“アスリート”サーファーのみが出場する事が出来る名誉ある大会で、私は今回この大会のコンテストディレクターを務めさせて頂きました。
前日の会場設営から強風大雨と悪天候で始まり、大会開催中は二日とも強いナライの風で時より晴間がありましたが、二日目は朝から大雨と大会開催にはとても厳しい状況でしたが、毎回この会場で最大の悩みとなる「波が小さい」という事はなく、ナライ風の陰で多少ジャンクなコンディションであったものの波数もあり、十分サーフィンが可能であり競技には問題はありませんでした。
サーフィンコンテストを行うには海の状況が最優先されますが、運営やジャッジの環境、また出来る限り多くにギャラリーが訪れ、メディア配信の環境も必要です。
今回は静岡県、下田市、地元観光協会、地元方々、地元サーファーのご協力と静岡伊豆支部の増田支部長を始め、運営委員長、ジャッジ委員長、運営スタッフ、ジャッジに恵まれ、悪天候でしたが素晴らしい最終戦となったと思います。
特に増田支部長に選抜して頂いた地元スタッフの力は大きく、朝から嵐のようは二日目も問題なく始まり、予定以上にいい内容で開催が出来た事は感謝の気持ちでいっぱいです。
この下田市は温泉でも有名な観光地であり、下田温泉様よりご協賛で暖かい温泉水の“かけ湯”を用意して頂けた事は選手にとっても凄く良く、この寒さでの素晴らしいパフォーマンスに繋がったと思います。
天候に左右されるサーフィンコンテスト、今回の成功は全スタッフ一人一人がしっかり自分の仕事をし、みんなが助け合った結果だと思います。
皆さん、ありがとうございました。
最後にこの大会で一番感動し、頑張って良かったと思った事はジュニアオープンクラスのファイナルです。
クロスヒートとなり、終了間際に乗ったホワイトの大音凜太選手のスコアをレッド上山・キアヌ・久里朱選手、イエロー石井乃亜選手、イエロー小笠原由織選手と4人で待ち、大音選手のラストスコアがコールされ、大音選手の優勝が決まった瞬間、上山選手、石井選手、小笠原選手は自分のサーフボードをその場に置き、優勝した大音選手を担ぎ上げる!とてもスポールマンシップがある素晴らしい光景であり、サーフィンも競技としてサーファーが自覚した瞬間であり、2020東京オリンピックでの“サーフィン”が今からとても楽しみです。

surf column岡島宏盛
1回目 2016/11/2 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー』
2回目 2016/11/15 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー2』
3回目 2016/12/7 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー3』
4回目 2016/12/21 『2020東京オリンピック』
 
 
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