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 COLUMN

surf columnSURF COLUMN 2016/12/7

 
岡島宏盛
1回目 2016/11/2 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー』
2回目 2016/11/15 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー2』
3回目 2016/12/7 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー3』
4回目 2016/12/21 『2020東京オリンピック』

『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー3』

全国各地で、一年を通して様々なサーフィンコンテストが開催されています。
主催者や運営スタッフはもちろんですが、
日本サーフィン公認ジャッジの方々も、毎週のように様々なコンテスト会場でジャッジングをしています。
私がコンテストの運営やジャッジに携わっているは、特にアマチュアコンテストです。
日本サーフィン連盟の主催コンテストは、以下の4つです。
・全日本級別サーフィン選手権大会
・ジュニアオープン・マスターズオープンサーフィン選手権大会
・全日本サーフィン選手権大会
・ALL JAPAN SURFING GRAND CHAMPION GAMES
その他に、日本サーフィン連盟公認コンテストとして、AAAグレードコンテスト(年間2会場のみ)、AAグレートコンテスト、Aグレードコンテスト、Bグレードコンテスト、公認コンテストがあり、日本サーフィン連盟公認級(サーフィンレベル級)とコンテストグレードにより異なりますが、獲得ポイントを加算し日本サーフィン連盟主催コンテストの最終戦“ALL JAPAN SUFING GRAND CHAMPION GAMES”への出場権を得ます。
また、様々なローカルコンテスト、サーフショップ主催コンテスト、イベント的なサーフィンコンテストもありますが、最近では日本サーフィン連盟公認コンテストあるAAグレードコンテストが各地で増え、ALL JAPAN SURFING GRAND CHAMPION GAMESの出場権や日本サーフィン連盟が公認する強化指定選手を目指すトップアスリートサーファーは日本中を飛び回っています。
ジュニアアスリートサーファーの移動も大変で、特に母親は長距離トラックの運転手並に、他の家族同士でスケジュールを調整しつつ移動している選手もいます。
プロサーファーコンテストの見学にもよく行きますが、ジュニアアスリートサーファー時代には運転免許もなく、家族に会場へ連れてきてもらっていたジュニアが成長し、免許を取得して自身の運転でコンテスト会場へ来ている姿を見ると、親ではありませんが嬉しい気持ちになり、また少しだけ寂しい感覚にもなります。
コンテストの話に戻りますが、先日行われた“LAMER片貝カップ”では、コンテストMCを務めましたが、当日は本当に天候に悩まされました。
週間天気予報では雨でしたが、当日は夏日のような快晴となったものの、海からも霧が濃く、ゼッケンカラーの判断も出来ず、コンテストスタートは大幅に遅れ、この時期は日没も早い影響もあり競技ポイントを増やしてコンテストを終了する事ができました。
サーフィンコンテストは、フィールドが自然であり、人口的に用意されたものではない海で行なうため、「波が無い」、「波が大きい」だけでなく、天候も大きく影響します。
これらは今後もコンテスト運営、ジャッジを悩ませる問題であり、この先のサーフィンコンテスト開催で大きな課題でもあります。
様々なコンディションに対応し、戦うアスリートサーファーの姿は逞しく、特にこのLAMER片貝カップWOMEN’S OPENクラスで優勝した“中塩佳那”選手の気持ちの強さは素晴らしかったです。
兄はチームジュニアジャパンメンバーである“中塩裕貴”プロ、兄に続きチームジュニアジャパンメンバー入りを目指しているアスリート“ガールズ”サーファーの一人です。
「やっぱり、中塩佳那は強かった」と真っ暗な表彰式での私の発言に、本人も喜んでくれましたが、私自身も本当に嬉しく大会を終えた風呂の後の生ビールが一段と美味かったです。
また、翌日は最高なAフレームの波を貸切な状態で大親友とサーフセッションし、最高でした。
宮崎県日向市の黒木繁人氏のお言葉「サーファーは時間を無駄にする!だが、サーフィンをしていない人は人生を無駄にする!」、その通りだと思いました。
今から2020東京オリンピックでの“サーフィン”がとても楽しみです。


surf column岡島宏盛
1回目 2016/11/2 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー』
2回目 2016/11/15 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー2』
3回目 2016/12/7 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー3』
4回目 2016/12/21 『2020東京オリンピック』
 
 
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