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skate columnSKATE COLUMN 2007/9/5  
羽太芳夫(HABUTO YOSHIO)
29歳 有限会社ビッグウイング代表
スケートボードに取り憑かれて早16年。。
2年前に自分でスケートボードの代理店を始めました。
仕事も、遊びもスケートボードとは常に一緒です。
1回目 2007/8/22 『どうも!ハジメマシテ!』
2回目 2007/9/5 『ぷろすけ~た~』
3回目 2007/9/18 『え~エスR』
4回目 2007/10/3 『交通渋滞パート1』
5回目 2007/10/17 『交通渋滞パート2』

『ぷろすけ~た~』

どうも。最近は少し涼しくなってきて、スケートしやすい時期になってきましたね~。スケーターにとったら一番いい時期かもしれませんね。
僕も仕事が終わったら滑りに行って、終わった後には友達と乾杯でもしておいしいビールでも飲みたいです。
で、今回は何の話をするかと言うとプロスケーター?!について書きます。
まず、これは僕も聞いた話なのですが去年アメリカで子供達に聞いたアンケートでなりたい職業第一位は”プロスケーター“だったみたいです?!
 まぁ聞いた話なので何処までが本当かは僕も定かではないですが、かなりいろいろな人から聞いたので本当だと思っています。一位じゃないにしろ、近い所には確実に行っているのだと思います。でもってこれってむちゃくちゃ凄いことですよね?!スケートボードはアメリカの大部分の子供達にとってカッコイイ存在で、そして確実に夢を与えてるわけですからね。。もちろんレベルが高い世界で、年々うまい奴らが出て来るのでリタイアしてしまう人も出て来てしまうけど。。でも、その中で残っていったら本物で、トニーホークみたいにGAMEにもなってしまいます。
そういやこの間、ある国民的アイドル(男グループ)の人と(彼のプライベートな時)たまたま話す機会がありました。彼は元々スケーターで、好きなスケーターは昔も、今もトニーホークと言っていました。彼の目はマジでした。輝いていて子供みたいに当時のことをうれしそうに話してて、芸能人なのにすごく気さくでスケートの話をしたことによって身近に感じたのと、プロスケーターの存在、影響力を改めて感じました。そんな存在だからこそ、プロスケーターは、アメリカの子供達にとって、なりたい職業にもなり、アメリカンドリームを感じられるんだと思います。
 凄い存在ですよね。プロフェッショナルスケートボーダー。。本当にいい響きです。
“プロスケーター”。。“本当に努力をしたスケーターだけ”が到達できる聖域だと思います。持って生まれた才能も確かにあるけど、99%努力の結晶です。
ともかく、スケートボードはアメリカで生まれた文化で、日本とはスケーターの人数も、スケートボードの位置付け、スケートのレベルも違います。そして、スケートボード産業のサイズ も。。。
日本とはいろいろ違いますね。
日本では少し前まで、AJSA(コンテスト)で国内プロスケーター を作って来ました。僕も高校生の頃、AJSAには良く出ていましたし。。。でも、今はいろいろな理由でそのAJSAプロはありません。AJSAプロが無くなる時にいろいろ意見が出ていましたが、今思えばAJSAがこの挑戦と調整の時期を作ったことは、結果的に良かったんじゃないかと思います。デメリットもあったと思いますけど。。。けど、AJSAプロが無くなった以降、 逆に“プロスケーター”と呼ばれる人が増えた様にも思えます。そして、ここ2、3年国内で“プロスケーター”、プロモデル“という言葉を良く耳にします。AJSAのプロ登録が無くなった途端、いろいろと自由になったし、ドメスブランド、日本人のプロモデルラッシュでしたからね。今は落ち着いてきましたが、改めて見えたことも沢山あったのではないでしょうか。
そんな所にあるビッグニュースを聞きました。今年、ある日本のスケーターが海外のブランドから PROになります。世界で彼のDECKが売られます。彼はそのブランドをずっと前から乗っていて、海外とも交流を取ってきました。もちろん、日本でもトップクラスのスキルを持ち、国内での影響力も多いにあります。そして、そこだけが海外で認められたのではなく、スケートの実力が認められました。そのブランドのプロライダー達がかなりビックリしていたと聞きます。彼の登場で、日本の若いスケーターにも日本人で、海外のプロにもなれるということ再確認をさせることが出来るし、目標、希望も出るはずです。
いろいろな意味で楽しみです。近いうちに発表になるんじゃないかと思います。
ちなみに最後なんすけど、海外だと“DECKブランド”(ここ重要。DECKブランドです。)からPRO MODELを出している人(WORLD WIDEに)しかプロと呼びませんし、プロ扱いにはなりません。DECKでプロにならない限り他の物でも“PRO MODEL”は絶対に出ません。出せません。(レジェンドライン、リミテッドを除く。)アマチュアでお金をもらってる人、それで生活してる人もいるけど“プロ”とは呼びません。本当に厳しい世界だなと感じます。
日本は日本のやり方があると思いますけど、みんなで日本のスケート業界の良い盛り上げ方、発展の仕方を考えて意見を出し合い、ベストを尽くしましょう。
最終的には海外に対しても日本人なめんじゃね~ぞってね。
敬具

skate column羽太芳夫(HABUTO YOSHIO)
1回目 2007/8/22 『どうも!ハジメマシテ!』
2回目 2007/9/5 『ぷろすけ~た~』
3回目 2007/9/18 『え~エスR』
4回目 2007/10/3 『交通渋滞パート1』
5回目 2007/10/17 『交通渋滞パート2』
 
 
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