interstyle magazine
 COLUMN

skate columnSNOW COLUMN 2007/10/3

 
西田 洋介 1970年12月1日 36歳
プロスノーボーダーとしてのキャリアの後フリーライダーとしての活動を展開。
TWELVE、NPA  RAS RABELのディレクター、NPO法人X-SPORTS CLUBの理事としてキッズキャンプの開催や植樹などの環境問題にも取り組む。また今年の3月に冬の日本を舞台に仲間達と共にサーフィン、スケート、スノーボードをしながらのキャンパーでの旅をNY在住のカメラマンが納めた5000キロにも及ぶドキメンタリーロードトリップムービー”JOURNEYS"にディレクターとしての参加や毎月最終土曜日に開催するイベントFOCUS ALLを企画するなど多方面での活動も展開している。
1回目 2007/8/22 『JOURNEYS』
2回目 2007/9/5 『FOCUS ALL』
3回目 2007/9/12 『FREE RIDE』
4回目 2007/10/3 『WE ARE ALL ONE』

『WE ARE ALL ONE』

今回のインタースタイルでは"FOCUS ALL"としてブースを出展させて頂き、我々が考える横乗りのカルチャーとしてのまた新たな世界観を表現させてもらいました。インタースタイルという展示会はもともとスケートとサーフというカルチャーがメインではありますが、スノーボードというカルチャーも同じであるということをアートという表現方法で発信していくのがこの"FOCUS ALL"の目的のひとつでした。

シェイキン清水氏です。
当日のブースではフリーハンドでハーレーのバイクやサーフボードにオリジナルのピンストライプのアートを手掛けるシェイキン清水氏によるライブアート(彼ももちろんスノーボーダーです)、またNORTHFACEやNPAなど様々なスノーボード関連のアパレルブランドも手掛けるアーティストREIのアートショウ、そして世界中の有名アーティストやメーカーの賛同によってアーティストTシャツを制作しそれを展示しました。
今後このアーティストTシャツは"頑張ろう新潟”というコンセプトで様々なイベントやHPなどでも販売してその売り上げの一部を新潟中越沖地震の復興支援金として赤十字を通して募金していく予定です。
頑張ろう新潟アーティストTシャツ 
そして今回のインタースタイル期間中には多くの有名プロサーファー、プロスケーター、プロスノーボーダーにもこの”頑張ろう新潟アーティストTシャツプロジェクト”に賛同してもらい今回のアーティストTシャツを会場などでも着てもらいメッセージも頂きました。また今回このプロジェクトに参加したアーティストが手掛けたサーフボード、スノーボード、スケートボードの展示や携帯サイト”なみある”がプロデュースし、アートディレクター佐野公康氏が監修した写真集”PRAY"の販売に伴い、今回の売り上げの半分も新潟に寄付することになりました。サーフ、スケート、スノーと3Sタウンとして確立している新潟のために少しでも力になれればと考えています。
(http://www.colors-itn.com/  03-5730-3286)


FOCUS ALLとは”全てに焦点を当てる”というコンセプトのもと、RIDERS EXHIBITIONとしてサーフィン、スノーボード、スケートボード、バイクなど全てのライドで繋がる世界各国のフォトグラファーや、フィルマー、アーティスト、ミュージシャンなど様々なジャンルの人達の作品により毎月最終土曜日に渋谷の”LOUNGE4F"を新たなラウンジの空間として演出しているイベントで、全てライダー達の協力によって発信しているこのエキシビジョンは全てのライダーのために入場無料で開催している他、このイベントを通して募金を行い群馬の国立公園に植樹活動も展開しています。6月の第一回目はLAのアーティストKOFIE ONEのアートショウから始まり、7月は樋貝吉郎氏の写真展、REI、DKC、シェイキン清水氏のアートショウ、JOURNEYや MESSENGERといったショートムービーの上映やDJ PLAYといった内容で、8月はHISHAM,サーフカメラマンCHARの写真展示、アーティスト新倉氏のアートショウ、そして先月は写真集PRAYの写真展、プロスケーターでアーティストの野坂氏によるアートショウなどを開催しました。また先月はGRAVISのプロモーションで来日していたプロサーファー カラニロブやベンジー、プロスノーボーダーのJPソルバーグなど蒼々たるメンバーも会場を訪れ、野坂氏のアートや会場の演出を楽しんでいました。

そしてライダー達だけでなくアーティスト達にも情報が流れ、patagoniaのアートを手掛ける澤氏や様々なジャンルのアーティストが次々と会場を訪れ、次回以降の参加を快く引き受けてもらい現在に至っているのです。ほとんど口コミによって発信しているこのFOCUS ALLですがライダー達やアーティスト達の横の繋がりによって回を重ねるごとに進化しています。まだまだ力不足ではありますが一回一回確実にそのパワーは集まってきているのを実感しています。


そもそもこのようなムーブメントを起こそうと考えた理由とはそれぞれのパワーを集結させて近い将来世の中に対してもっと大きなパワーとして発信させ、我々のこの世界を少しでも変えていきたいという気持ちがあるからです。イベント自体もノースポンサーでエントリーはフリー、植樹募金や新潟のボランティアTシャツなど利益などまったく追求はしていません。むしろサーフィン、スケートといったカルチャーだけでなくスノーボード、ミュージック、アートなど関連する全ての文化を融合し、力を合わせる事によって今までできなかったことも可能にする位の大きな力にして世の中に対して発信していく必要性があるのではないかと考えているのです。時代の急速な変化に対応しながらも我々の価値観やライフスタイルを貫いて生きていくために一人でも多くの理解者達を集い、みんなで力を合わせ次の未来を作っていくこと"WE ARE ALL ONE"がこのFOCUS ALLの真のコンセプトであり原動力なのです。
www.12snowboards.jp



snow column西田 洋介
1回目 2007/8/22 『JOURNEYS』
2回目 2007/9/5 『FOCUS ALL』
3回目 2007/9/12 『FREE RIDE』
4回目 2007/10/3 『WE ARE ALL ONE』
 
 
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