interstyle magazine
 COLUMN

skate columnSNOW COLUMN 2009/2/16

 

荒井 Daze 善正
千葉県出身。
フィルムクルーACTPICTURESに出演。
百万人に一人と言う難病、慢性活動性EBウィルス感染症に冒され、
一時は死も覚悟したが、たくさんの人の協力と応援、
スノーボードへの気持ちで克服し、またスノーボーダーとして復帰。
その模様その後はdazeblog にて公開中 http://blog.goo.ne.jp/dazet/
1回目 2009/2/4 『スノーボードの可能性を感じた一日。』
2回目 2009/2/12 『幸せの基準 』
3回目 2009/2/16 『出会いと成長 』
4回目 2009/3/4 『No snowboarding No real life』

『出会いと成長 』


スノーボードをしているとたくさんの人に出会いたくさんの大自然の猛威やピンチにも出遭う。
昔、スノーボードでプロを目指そうと初めて山に篭った時、俺は一人だった。
プロに這い上がるんだって気持ちが強かったから。
でもスノーボードとは蹴落とし這い上がるものではなかった。
たくさんの仲間と出会い、その仲間達と出遭う楽しい時や苦しい時。
それがスノーボードだと思う。
幸い俺は出逢いがとても良く、
初めての海外のニュージーランドから今までずっと素晴らしい出会いをしてきている。

特にニュージーランドでの出会いには恵まれていた。
千葉出身の俺には無縁だった北海道に拠点を置く様になったのは、
ニュージーで出会ったカズに誘われての事だった。
その後にフィルミングクルー「ACTPICTURES」に参加する事になるキッカケをくれたのも
このニュージーランドで出会ったフィルマーのマサだ。
その後にハーフパイプオンリーのスタイルからジャンプにのめり込むキッカケになったのも
カムイ龍ヶ崎スノーパークで出会ったみんなのお陰だ。
アキさんやヅマンやたくさんのトッププロ達との出会いにたくさんの刺激を受けて成長させてくれた。
仲間との出会いがスノーボードをドンドン楽しくさせてくれた。

スノーボードとはただ滑って楽しいだけではない、出会いやライフスタイルの全てを楽しめるモノだと思う。
だから俺はこのたくさんの出会いを大切にして来た。
いつしか大会でのリザルトよりも
そのたくさんの出会いによって自分が人間として成長していく事が楽しくなっていた。
そしてその出会った仲間達が慢性活動性EBウィルス感染症と言う難病から俺の命まで救ってくれた。
ライダーという立場を使って骨髄バンクへの登録の呼び掛けや募金をしてくれた。
たくさんの応援をもらった。
もうスノーボードで出会った仲間は、俺にとって財産であり、命と言っても過言で無いかも知れない。

それほどまでに深い絆で人と人を結び付けてくれるコミュニケーションツールでもあるスノーボードは本当に素晴らしい。
俺の人生はどれほどたくさんのモノをスノーボードから貰った事か。
これだけ素晴らしいスノーボードの魅力を伝える事がこれからの俺の人生のテーマです。

スノーボードに出会えた事に感謝します。



snow column荒井 Daze 善正
1回目 2009/2/4 『スノーボードの可能性を感じた一日。』
2回目 2009/2/12 『幸せの基準 』
3回目 2009/2/16 『出会いと成長 』
4回目 2010/3/4 『No snowboarding No real life』
 
 
Copy right © INTERSTYLE Co.,Ltd All Rights Reserved.