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 COLUMN

skate columnSNOW COLUMN 2011/6/15

 

津島 直紀
岡山県出身。プロスノーボーダーとして14年目を迎える。
大会、雑誌などの活動をえて…パークプロデュース暦は11年。
よりすべてのみんなが山を楽しめるよう山+パークの融合を目指す。
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TORQREX、HOLDEN、32、TECHNINE、ORANGE、LEVEL、
FATFIVE、CRAP、BarUpStance、30、SLASH、BoardSmart
パークプロデュース実績
川場、ノルン水上、猪苗代ミネロ、アルツ磐梯、竜王スキーパーク、ダイナランド、
猪苗代中央、水上宝台樹、パインリッジ芸北(以上スノースタイルパーク)、芸北国際
1回目 2011/6/15 『ライダーからパークプロデューサーに! そしてサーフライドへ…』
2回目 2011/7/6 『サーフライドパークとの出会い、、、』
3回目 2011/7/20 『サーフライドパーク=エンジョイ@川場』
4回目 2011/8/3 『理想のサーフライドパーク・・・』

『ライダーからパークプロデューサーに! そしてサーフライドへ…』

ライダーとして全国のゲレンデや海外なども頻繁に行く中で、
自分にとってパークってなくてはならないものでしたね!
自分の練習場所として、まずは練習できるパークの有無でゲレンデを選ぶ時代でした。
信じられないかもしれないけど、当時のパークは今ほど充実してなく
レール、BOXもほとんどなくて、パイプかキッカーどちらか?ってな感じだったんですよ。

当時出会ったプロライダーでアニさん(本間勝則)の影響は大きかったですね。
(裏磐梯猫魔パークプロデューサー)アニさんがね!

アニさんには、パーク、その周辺のモノ作りに対しての情熱、楽しさ、いろんなことを教わりました。
福島に半篭りで(そのころのベースは白馬)フリーランにパークセッション!
アニさんと一緒に過ごした時間は、毎日が最高にイイ刺激になりました!
このころです、雑誌にもチラホラ出始めたのは!
もう12年も前の話です 懐かしいなぁ~~(笑)



この話始めると長いので、話をもどしましょうか!
ちょうどその頃から数カ所のパークアドバイザーとしてパークに関わるようになり、
地元が岡山だったことで、
芸北国際スキー場(広島)から声がかかり、
本格的にパークプロデュースをすることになりました。
西を少しでも盛り上げるためにね!

そんな想いで始めたけど、広島っていう場所には最初は苦労しました。
もともと降雪量が多いエリアではないため、
パーク内はすべて人工造雪(かき氷みたいなやつ)ですべてつくるんですから

それでも何もないゲレンデに、アイテムを作る楽しさにハマりましたね!
そう、白いキャンバスに絵を描いていくあの感覚や、
レイアウトを一つ間違えるだけですべての流れが変わる難しさ!
突き詰めるほど深いーんです(笑))
さらに滑っているみんなの楽しさ、笑顔がダイレクトに伝わってくる喜び!がやる気を後押ししてくれました。
でも逆に、レベルを上げすぎるとパークユーザー達の不安な表情や、楽しくない空気まで伝わってきます。
そういったなかで、ほんと毎日いろんなことを考え、成功と失敗の繰り返しでした!
つまり毎日が自分にとってパーク作りの試験みたいなものです。
パーク作りって、何が正解なのだろうと自問自答ばかりしてましたね。



しかし、そこで学んだことは
場の雰囲気、空気感!といったパークでアイテムを作ることだけではすまないことでした。
全てのことに通じると今でも思っています。
パークに限らずスノーボードを目一杯楽しむことが僕の原点ですから。。。

それを感じることが出来るからこそ、今もパークプロデュース業にどっぷりとハマっているのかもしれない!
そして僕が、一番大切にしている部分です!

そして、数カ所のパークプロデュースを手懸けるようになる中で、
ある日、「スノースタイルパーク」としてのパーク作りをやることになり、
ここでまた、考えなければいけないことが出てきました。
それまでのパークとしてはほぼ完成系になっていたのかもしれない?!と
少しマンネリ感を持ち始めていたのも事実で、
「スノースタイルパーク」だからって何を変えればいいのだろう?
自分として少し刺激が足りない、と思っていたときに
それは突然やってきた大きなターニングポイントでした。

それが、いまや川場スキー場の代名詞であり、スノースタイルパークのユニークさを際立たせている
「サーフライドパーク」の造成に出くわしたという現実!
ここから、津島直紀(つまり僕)のパーク作りに対するアイデンティティはさらに目覚めていくことになるのです。

つづく!



snow column津島 直紀
1回目 2011/6/15 『ライダーからパークプロデューサーに! そしてサーフライドへ…』
2回目 2011/7/6 『サーフライドパークとの出会い、、、』
3回目 2012/7/20 『サーフライドパーク=エンジョイ@川場』
4回目 2011/8/3 『理想のサーフライドパーク・・・』
 

 
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