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snow columnSNOW COLUMN 2016/11/2

 

金原 隆
1973生まれ 静岡県出身
1995、板屋〔THE ITAYA〕OPEN
THE ITAYA OUTLOW SERVICE ブログ:http://itaya.hamazo.tv/
1回目 2016/10/19 『今と昔からのこれから』
2回目 2016/11/2 『カナダでのこと』
3回目 2016/11/15 『もとめられるもの』
4回目 2016/12/7 『handshape』

『カナダでのこと』


さて二回目、
はじめて海外で滑ったことでも思い出して書こうかと、、、


アメリカでの仕事を予定より数日早く切り上げウィスラーへ相方と向かいました。
相方とはワタクシの前にこれを書いていたお方、
先ずは、空港からバスに乗ってウィスラーのビレッジへ、
早速ここで相方の特技が炸裂。
ステキな金髪女子をソッコーつかまえてお友達に。なんともたくましいやつ。
ワタクシよりも海外でのライディングが多い相方、やはり上を行ってました。

ワタクシはといいますと
初の景色と雰囲気に多少のまれつつ
明日からのライディングにドキドキしていたのを覚えています。
そして朝、天気は曇りで夜に多少降ったのかまあまあのコンディション、サクッとゲレンデをながして
はじめて滑るめちゃくちゃデカいゲレンデにすこし興奮しながらちょいとブレイク。
こちらに来る少し前にARAIで滑りこんできたのにもかかわらず
早くも足が若干のお疲れモード
すべてが予想を上回ってました。
そして、そこではじまるのが相方からのスパルタな説教。
しかも言ってることが自身でもわかっていただけに実はかなり響きましたね。
『滑るの遅すぎ』『ツッコミがたらんねー』ってお言葉いただいちゃいましたよ。

で、入っちゃうわけですよスイッチが!!!カッチーンって。
もうそこからはあんまり覚えてません。
ひたすらチョッカッてやりましたよ。ゴリゴリなの織り交ぜて。
ヨハンかワタクシかってくらい。
足が動かなくなるまでいきましたね。
帰りのビレッジまでのコースとか力がはいんなくてもうヘロヘロ、止まれないので
そのままコースアウト、大変でした。

とんでもない初日を終えて、二日目
やっと周りが見えるようになり、
ゲレンデのすばらしさに気づくこともでき、楽しくなってきました。
ブラッコムも滑って、見たことのないデカいパークにも入って少し遊べた感もあり
カナダにきて二日目やっとよく寝れました。
初日はぶっちゃけムカついて寝れなかったんでね。
今思うと全く余裕も時間もなく、がむしゃらな初海外ライディングでした。

叩きのめされることばかりで、自分を見直すことのできた旅でもあったし、
現地のキッズやローカルたちのスキルの高さに驚かされ、
カルチャーとして確立されたスノーボードやスキーに日本とは違うなにかをも感じさせられました。
すごいことしてるのに時計だけは日本よりゆっくり回ってる気もしましたね。
そんなところで作られたカルチャー、遊び道具って今の日本に入ってきてマッチするのかな?
とも思いました。全てにおいて、かなり揺さぶられました。

当時であんなに完成されたリゾートだったウィスラー&ブラッコム、
いまはどんなになってるのか機会があったら行ってみたいですね。
また違った楽しみ方もできそうですし、
今現在のボード、バイン、ブーツでも滑ってみたいです。
当時と同じ気持ちで時代の変化をこの地で感じてみることも面白そうです。

そして、また同じスピードで滑ってみたいですね。
おそらく、こんな気持ちにさせてくれるのもこの遊びの魅力なんでしょうね。

ちなみにコースアウトしたとき結構なスピードでてました。
ワタクシの人生最大のジャンプはこれで、今後もずっとこのままのような気がします。

ジャンプというか落ちたんですけどね。

今でも鮮明に残っているカナダへの旅。これもまたいい思い出です。



snow column金原 隆
1回目 2016/10/19 『今と昔からのこれから』
2回目 2016/11/2 『カナダでのこと』
3回目 2016/11/15 『もとめられるもの』
4回目 2016/12/7 『handshape』
 
 
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