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snow columnSNOW COLUMN 2016/10/5  

田辺竜太
静岡県の浜松に住みながら片道2時間近くかけて静岡市街まで通勤している自称 都会派スノーボードショップの雇われ店長。
スノーボードに育てられ、今ではサインペインターとしても水面下で活動中。
昨年20周年を迎えた浜松のTHE ITAYA OUTLOW SERVICEに属し、この春 静岡市街に2店舗目となるTHE ITAYA SUPERIOR SERVICEをオープンさせ日々奮闘中の42歳、おひつじ座のB型。
THE ITAYA SUPERIOR SERVICEブログ:http://itayashizuoka.eshizuoka.jp/
1回目 2016/8/17 『ニッチなショップ店員から』
2回目 2016/9/7 『NOT A SPORTS』
3回目 2016/9/21 『柔軟性という鍵』
4回目 2016/10/5 『クリエイトしていこう。』

『クリエイトしていこう。』


さてさて、文才に欠け、支離滅裂な文章でお送りしてきたこのコラムも今回で最終回。

最後のテーマは『クリエイト』です。

クリエイト/CREATE ってググッてみると、その意味は「創造する」「創作する」と出てきます。

そうです、創造 / ソウゾウ。

日本語ってのは難しいもので「創造」もあれば「想像」もあるんです。

ここでわたくしがお伝えしたいのは「創造」のほうのソウゾウ。

では想像と創造の違いは何でしょ?

よく使われる言葉「想像力」や「創造力」で わかりやすく言えば、
現在の自分の知識内にあることをベースに作り出す力が想像力。

逆に現在 存在しない物を新たに作りだす力のことを創造力。

簡単な英語で言えば想像はイメージ、創造がクリエイト、こんなニュアンスで合ってると思ってます。

このコラムの流れでいうと、新しい扉を見つけ、
その扉を開け「さあ、新しい世界へ!」ってタイミングなんですが、
ここで注意したいのが『新しい世界』ってとこ。

既存のよくある世界の話であれば、想像のレベルで良いわけなんです、あくまで既存ですから。

でも『新しい世界』ということは、既存では無いわけですから想像のレベルを超えてくるわけなんです、
そう、もはや空想のレベルです(笑)

そんな新しい扉を開き、新しい世界を楽しむためのポイントになるのがこのクリエイト、
つまり創造することだと思っています。

そして、この創造の世界というのは既存の世界のような規制は無いわけだし、
通用しないわけなので『自由』でもあるとも言えるわけです、自由、そうフリースタイル!

なんか、つながってきたような気がしませんか?

最終回に相応しい盛り上がりになってきています(笑)


我々がスノーボードを始めた時代は、
それこそスノーボード滑走禁止のゲレンデばかりだったので、
それこそパークはもちろんジャンプ台なんてモノすら無いので、
擦り切れるほど繰り返し見たVHSのビデオのシーンを想像(イメージ)し、
自分たちが滑る場所にそれを上手く当てはめ、創造(クリエイト)して滑る…

こんな経験をスノーボードデビューの時からやるしか他に方法が無かったことにより、
自分のDNAにクリエイトするってことが刷り込まれているのかもしれません…

また、今のこの恵まれた時代には、なかなかこのクリエイト/創造する力は養えないし、
その必要性もいらない時代なのも充分理解できたりもします。

ただ、第1回で綴った最近のスノーボードに対して何かモヤっとするのは、
このように新しく何かをクリエイトしていくことが、
最近業界で少なくなっているように感じるのが原因だとわたくしは思うんです。

言ってしまえば

"すべてが同じように見える"

ってやつです。

"オリジナリティーが無い"

とも言えますね。

言い方にトゲがありますが、既存のスタイルに染まり流されるのは無難だし簡単なことです。

もちろんそれは悪いことでは無いし、自分も経験があること。

ただ、せっかくドップリとこのスノーボードの世界に浸り、
これからもスノーボードを続けていくにあたり、
新しい何かを創造し創り上げていくということを少しづつ意識していけば、
あなたなスノーボードの世界観は確実に広がります。

しいてはそこで学び育んだ創造力が
プライベートの仕事や私生活に良い影響を与えることにでもなっていけば、
あなたにとってスノーボードは本当に素晴らしい物になるはずです。

みなさんそれぞれがそれぞれのカタチでスノーボードからいろいろなことを学んできたと思います、
つまりインプットしてきたワケです。

でもインプットだけじゃ、何か物足りない感じしませんか?

ここ数年に倦怠感を感じていませんか?

そんなあなたに朗報、このクリエイト / 創造していくことは、アウトプットになるんです。

このインプットしてアウトプットするという流れがとても大切だし、
創造して何かをどんなカタチであれアウトプットつまり解放することは、少し難しさもありますが、
少しづつでもそれを表現していくことで
あなたのスノーボーディングは確実にネクストレベルに向かうはずです。

このコラムを読んでるという時点で、あなたは濃いめのスノーボーダー。
だからこそ長々と綴ったわたくしの戯言がきっと理解できると思うんです。

今シーズンは雪もたくさん降ると予想がされています。

意識を少し変えてみることで、
みなさんのスノーボーディングがさらに素晴らしい物になってもらえたら、
わたくしの戯言も本望でございます(笑)

さてさて、お次は長年培った知識や経験を
まったく新しいカタチにクリエイトしているお方にバトンを渡しますのでお楽しみに!

ありがとうございました~♬

Have a nice season guys !!




snow column田辺竜太
1回目 2016/8/17 『ニッチなショップ店員から』
2回目 2016/9/7 『NOT A SPORTS』
3回目 2016/9/21 『柔軟性という鍵』
4回目 2016/10/5 『クリエイトしていこう。』
 
 
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