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surf columnSURF COLUMN 2014/2/5  

劔持 良輔(mo3)
1974年生まれ 平塚市出身、在住。mo3store、gallery FRESCO代表。
横乗り系のショートフィルムを上映する日本初の映画祭「横乗日本映画祭」の主催者。
スポンサー:Katsu Kawaminami SURFBOARD  EQUIPMENTAXXE classic
AREthTRACKER TRUCKSredimo3storeGREEN Gravity Ground
主な出演作品:velvet moa2、Hiratsukanian THE GOOD NEWS、Livenaturaly 3、
BAJA amigos、Hiratsukanian  the white van、
TGH  THE GREAT HIGHWAY、Spring Session、AREth(出演予定)
幼少の頃にスケートボードに出会い、海に近い環境からサーフィンに打ち込み、
自然とスノーボードも楽しむようになる。
1回目 2013/12/4 『今を生きる』
2回目 2013/12/18 『垣根を越えろ』
3回目 2014/1/8 『出会い、そしてつながろう』
4回目 2014/2/5 『映画祭の未来』

『映画祭の未来』

このコラムも今回で最後です。
ながながとお付き合いいただき、ありがとうございます。
突然ですが、みなさん「10年後の自分」って想像したことありますか?
mo3storeはおかげさまで、今年で10周年になります。
お店をオープンした当初は10年後に映画祭を開催しているなんて思ってもみなかった。
やっぱり10年後の自分を想像するのは難しいですよね。
でも、「10年後、こんな自分になっていたい」とだけは考えるようしています。
そうすれば、迷った時や自分を見つめなおした時に、
なりたい自分に近づくための道を選択できるような気がするから。
そんなふうに映画祭の10年後を考えてみたりする訳ですが、
やりたいことがありすぎて、なかなか「こんな映画祭に」とは言いきれません。
だから、今後やってみたいと考えていることをいくつか
ここで紹介したいと思います。
何はともあれ、やりたいことを実現するためには
「映画祭を継続していくこと」、これが一番重要。
実は、映画祭を一回終えると、清々しいまでに
次のことは何も決まっていない、まっさらな状態になるんです。
会場、スポンサー、作品集めも一から始まります。
だから、一回ごとに前回の反省点をふまえながら、きちんと開催していく
これが大前提となります。
それができた上でやってみたいこと、いろいろあります。
まず、女子の目線で作った作品を上映したい。
男性とは違う「女性の感性」で作られた作品を観てみたいんです。
それで、横乗りを頑張っている女子を応援したいし、
もっと多くの女性に興味を持っていもらいたい。
映画祭的にもやっぱり華がないとね。
それから、これはよく言われることですが、
「すっごくいい作品なのに、一晩しか上映しないのはもったいない」ということ。
確かにその通りで、今後、リクエストの多い作品を再上映する機会が
持てたらいいと考えています。
アクセスの良い都心での上映や、全国各地への出張上映など、
可能な方法を見つけていきたいと思っています。
そして、ちょっと先になるかもしれないけれど、海外の映画祭にも参加してみたいですね。
日本人の感性で作った作品を海外の人にもぜひ観て欲しい。
映像に限らず、メイドインジャパンにこだわったものを海外に紹介していきたいです。
もちろん社会貢献もできるようにもしたいし、
本来、横乗り文化が持つアンダーグラウンドな部分も失いたくないし、
かなりバランス感覚が試されます。
理想は「映像の作り手側と観る側、双方が幸せになる映画祭」です。
当たり前だし、漠然としすぎだということはわかっているけど、
でも、やっぱりそこに行き着くんです。

ここで、本業のお店の話になりますが、
mo3storeでは、作り手の顔が見える商品を多く扱っています。
マニアックな商品構成と言われることも多いですが、
自分がおススメしたい商品を集めていくと、自然とそうなるんです。
「作り手の思いに共感し、それを買ってくれる人に伝える」
という作業が好きなんです。
作り手と買い手をつなげて、双方が幸せになってくれたら最高ですよね。
そのために、これまでお店に立ち続けてきたんだと思うし、
それは、この先もずっと変わらないと思います。
結局、舞台をお店から映画祭に移しても、同じことをしているんだと
これを書きながら、改めて気づいています。
「横乗りを通して人を繋げて、より多くの人を楽しませるということ」
そのために、これからも色々な企画を考えていこうと思います。
ただ、面白い企画を思いついたとしても、自分一人では実現できません。
これまでも、たくさんの人に助けられてきました。
いつも助けてくれる最高の仲間達、そして、企画に賛同してくださるスポンサーの皆様、
本当にありがとうございます。そして、これからもどうぞもよろしくお願いします。
みなさんへの感謝の気持ちを忘れずに、
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
これからも「横乗日本映画祭」をよろしくお願いします。
なお、現在「第3回横乗日本映画祭」で上映する作品を募集しています。
30分程度のショートフィルムで「横乗りまたは横乗りと環境をテーマとした作品」を
5月下旬まで、受け付けしています。
詳しくは下記アドレスまでメールにてお問い合わせください。
yokonorinippon@gmail.com

surf column劔持 良輔(mo3)
1回目 2013/12/4 『今を生きる』
2回目 2013/12/18 『垣根を越えろ』
3回目 2014/1/8 『出会い、そしてつながろう』
4回目 2014/2/5 『映画祭の未来』
 
 
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