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| COLUMN |
 SURF COLUMN 2015/6/17 |
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『Leonaをはじめるまで』
はじめまして小川睦美(オガワムツミ)です。
林順和プロからご紹介いただきまして、寄稿させていただく事になりました。
海とファッションが好きで、社会人になってからサーフィンに出会い、今現在Leonaというレディスアパレルブランドを展開、家業のブルックスサーフガレージと共にサーフビジネスとは切っても切れない生活を送っていますので、ご紹介を兼ねて今までの履歴を書く事からはじめたいと思います。
九州出身の両親のもと3人姉妹の次女に生まれ、東京の町田市で育ちました。
町田から湘南の海へは小田急江ノ島線で直通1本、幼少の頃は親と、中学になると友達同士で少ないお小遣いを持って海水浴へナンパされに、高校になると授業をさぼって電車に乗って鵠沼海岸辺り、足をのばして鎌倉とよくブラブラしていた記憶があります。
すぐそばに海はないものの、水泳を熱心にやっていたせいもあり、小田急線のおかげで海と水はとても身近なものに感じて育ちました。
中学の頃、学年で一番人気の男子がキルティングのサーフボードケースを持って海に出かける姿を見て、漠然とサーフィンに対する憧れをずっと持っていました。
スポーツメーカーのデザイナーとして働き出した社会人1年になって友人の弟が波乗りに通っている話をききつけ、21才ではじめてサーフィンに行ける事になりました。
そこからは友人弟や、ロングボードのおじさん達に毎週のようにくっついて海に連れて行ってもらったり、ボディボードの女の子達、会社のサーフィン部なる部活動、週末は海三昧、雨でも雪でもとにかく海にはいりたくて仕方がないという生活がはじまり、街中心のライフスタイルから海を中心にしたライフスタイルへと顔の黒さと共に変わっていきました。
サーフィンにはまる人ほとんどの人が考えるであろう「海の近くに住みたい♡ 」という願望もすぐに芽生えて、翌年には茅ヶ崎のチサンホテルの裏のアパートを女友達と一緒に借りて念願のビーチサイドライフをスタート。
とはいえ都内勤務で朝も早く、週末しか海に入れないのに、必ずしも波があるとはいえないのが湘南エリア、湘南から千葉へ毎週通うという事が増えてきて、楽しいビーチサイドライフは半年で終了。
サーフィンを始めた頃には日本の波も上手に乗れないのに、バリやオーストラリア、台湾、ハワイ、カリフォルニア、メキシコにもトリップに行きました。国内も伊豆や新島、茨城、伊勢、東北、九州などいろいろな所へ出かけることができました。
サーフィンの腕前は年数を重ねても、あまりあがりませんでしたが、当時スポーツメーカーのスキーウエアデザイナーとして勤務していましたが、海への思いは年々募るばかり。そこでサーフアパレルへの転職、あわよくばカリフォルニア移住もできるんじゃないかと浅はかな考えでクイックシルバージャパンへ転職しました。
味のある風合いのTシャツをつくりだす方法を知ったり、アメリカやオーストラリアからやって来る楽しいデザインやグラフィックの商品に囲まれて刺激的で楽しい毎日でした。
展示会にＴシャツやアロハシャツと短パン姿で皆営業するというラフなスタイルがとても新鮮でした。
そんなこんなでサーフショップの店長だった従姉妹の旦那様の友人だった今の旦那様のもとへお嫁に行く事が決まって、茅ヶ崎のクイックシルバー社から去り、翌年に現在のジャスティスサーフボードの社長である南澤輝男氏媒酌人のもと結婚、第一希望だったカリフォルニアではなく(笑)千葉県船橋市でサーフボードのリペア専門店、ブルックスサーフガレージをオープンしました。
忙しくなる夏場に独立させてくださった輝男さんの大きさに今でも大変感謝しています。
会社員だった二人がいきなりのショップ経営、特に私は右も左もわからないままの状態で、当時のサーフィンブームも手伝ってかリペア屋が大盛況、服のデザインを忘れてまるまる3年間、夏場は朝方まで時には辛くて涙を流しながらサーフボードのリペアに没頭していました。今でも樹脂を盛れといわれたら上手にできるくらい膨大な本数のリペアのお手伝いをしていました。
お店をオープンして5年後に長女誕生、6年後に長男誕生。ちょうどその頃にレディスファッションに対する思いがふとしたきっかけで再燃しだし、海と街が好きな女性のためのアパレルブランド「Leona レオナ」が誕生しました。
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