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コラム

吉武輝『第2回 スケートショップのお仕事』

2020/09/02 tag: 吉武輝

さて、僕は千葉県は浦安にて今年で創立25周年を迎えたスケートボードショップ「インスタント」に勤めております。
10年近く浦安というローカルな街でいらっしゃいませを続けて来た僕の主観ではありますが本日はスケートボードショップで働く利点と欠点?についてお話したいと思います。

まず最初はスケートショップで働く利点
1.そこがスケートボードショップであるという事
なによりこれにつきます。スケートボードショップとはスケートボーダーのターミナル的スポットでこれからスケートボードを始める人も長くスケートボードを楽しんでる人も老若男女問わずスケーターはスケートショップに集まるというとこ。
そこにはギアも情報も常に最新のものが揃っており常連や新規の方とのスケートボード話が尽きる事無く毎日毎日繰り広げられています。
ショップには最新のものだけではなく過去のアーカイブもたくさん保管してあります。25年続く浦安ストアは僕が知る由もない様な雑誌やビデオなどが盛りだくさん。例えば自分の部屋を片していると昔のマンガを見つけついつい読み更けてしまうような、そんなのがお店では日常茶飯事です。
だが一つ問題も。店頭では常に最新の作品が流れている、つまり僕が楽しみしていたあの作品も流れてるという事です。よし、まだお客さんいないからじっくり見よう、うぉー!やべー!ラストパートこいつかー!盛り上がりもピークの時、ピンポーンと入店の鐘がなり音だけでエンダーを味わう。なんてこともしばしば。

2.養われるDIY力
スケートボードショップのお仕事は様々、基本的な店頭接客の他にもショップでは多岐にわたり様々な業務をそれぞれが行っています。
商品の撮影や原稿を書いたりホームページ作ったりペンキ塗ったりバナー作ったりTシャツ作ったり撮影したりスケートボードしたりスケートボードしたり。何もかもやるのがスケートショップ。
そこにいるのはその道のプロではなくスケートボーダー。足りないものがあればその場にあるもので適当に作ったり破壊してまた作ったり。これこそまさにスケートボードそのものでスケーターが運営しスケーターが働く環境で出来上がるスケーターマインドベースの働き方。なきゃ作ればいいし、やり方なんて人それぞれ。
そこで養われるものはプロとはゴールまでのプロセスが遠回りかもしれないけど自分らでやりきるという雑草魂が磨かれるわけです。

3.チャンス
スポンサードを付けたい若くてガンガン滑ってる子はやはりスケートボードショップで働くという事は利点となる部分もあると思います。今はインスタグラムやYoutubeなどでセルフプロモーションする事もできますが僕みたいに自分の事を押し出す事が苦手って人も多いでしょう。
そこでやっぱり人に名や顔を覚えて頂くのにあのショップのスタッフっていう肩書があればパークなんかでも、あっあの人は。みたいな感じになりますからね。まぁ良くも悪くもちょい目立ちしてしまうわけです。

お次は欠点。というとネガディブな感じですが悶々としちゃう点です。
1.滑りてぇ。。。
そう、ここはスケートショップ。フレッシュなパーツに替えた今まさに滑りに行く人たちを見送る場所。外は快晴、絶好のスケート日和。店内にはモチベーション上がりまくるスケートビデオ。この状況はスケート行きたいの何ものでもないです。
口癖がスケートしてぇの店員さんはたくさんいるでしょう。

2.これ欲しい。。。
店には最新のアイテムが盛りだくさん。デッキやハードグッズ、シューズ、アパレル。スケーターの衣食住はスケートボードベースで出来上がってるといっても過言ではないくらいスケーターはスケートボードカルチャーに毒されています。
今回は僕の例で出しますと好きなスケーターのファーストシグネチャーシューズは買いたい主義なんです。この靴履くかなー?でもあいつのモデルか。。。んー、買お。ってな感じで家にはしこたま履く予定が未定なスケートシューズが溜まるわけです。
エンドレスに続く物欲は僕らのスケートボードギア消費速度をはるかに上回り最終的には家がプチ資料館みたいな仕上がりになるわけです。

欠点なんてそんなもんでほんとに楽しい職場環境です。大変なこと?んー、ここではノーコメントにしておきましょう。

Yoshitake Akira Photo

 

吉武 輝(ヨシタケ アキラ)プロフィール
instant skateboardshop販売員

 

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