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コラム

徳永修一『第1回 サーフィンとの関わり』

2020/12/02 tag: 徳永修一

こんにちは。
今回から4回にわたりコラムを担当させていただく事になりました、徳永修一と申します。よろしくお願いします。

まず、はじめに初回は現在に至るまでの自身のことを書かせていただきます。
私は沖縄の那覇市の国際通りが見える場所で生まれ、小学校まで那覇で過ごし、家庭の事情で中学・高校時代を大分県の佐伯市という所で過ごしました。
高校卒業後、神奈川の会社に就職したのですが、1年半ほどで大企業のスタイルに馴染めず、悩んでいる時に、デザイン事務所を営んでいた自分の父から、「子供の頃から見ているが、デザインの才能があるのでやってみないか?」という誘いがあり、最初は「親父の会社に入るなんてカッコ悪!」と断ったのですが、子供の頃からの自分をトレースしてみると、生き物の絵ばかり描いていたことや、高校生の頃、バンドを作ろうという話になった時(結局バンドは作りませんでしたが)、楽器の練習より、バンドのロゴデザインばかり考えていた事などを思い出し、大企業を辞め、現在の株式会社アドプロに就職しました。
しかし、デザインの学校も出ていない自分は、社長のコネクションで東京の有名なグラフィックデザイナーの先生のスタジオで修行をする事となり、いわゆる丁稚奉公生活が始まりました。当初は1年の予定だったのですが、師匠のご厚意で4年間も丁稚生活をさせていただき、デザインのイロハやデザインに向かう心構えというか、姿勢を学ばせてもらいました。
そして、24歳の春に小学生時代を過ごした沖縄に12年ぶりに戻れる事になったのです。

横乗りに関しては、中学時代にスケートボードにハマり、住んでいた田舎町に1軒しかないG&S取扱店のスポーツショップでG&Sのスケートボードを買い、毎日のように楽しんでいました。その頃から何となくサーフィンに興味を持ち始め、町の映画館でビッグウェンズデーをみたりして、益々サーフィンに興味が湧いてきました。そして、沖縄にいる従兄弟がサーフショップをやっていることを知り、更に東京の大学に行っている従兄弟の兄さんがサーフィンをやっているのを聞いて、サーフィンを教えて欲しいとお願いし、神奈川の企業に勤め始めた19歳になる年にサーフィンと出会う事になったのです。
最初に連れて行ってもらった所が、辻堂駅だったので、そこしか分からず、毎週末、電車に乗って辻堂駅から海まで、友達から借りたボードを持って海まで歩いて行っていました。
一度だけローカルの方が「どこまで行くんだ?」と聞いてこられ、「海です。」と答えたら、「乗れ!」と言って海まで連れて行ってくれたことがあります。その出来事は、自分の中にある“ローカルの姿勢”に今でも影響を与えてくれています。
その後はショップの先輩たちに色々な所に連れて行ってもらい、初めて千葉に行った日は頭半の志田下ポイントで、皆さんが言うにはパーフェクトなチューブだったそうですが、2メートルのシングルフィンに乗っていた自分は、4時間ほどで4回パーリングして終わった事、ショップのオーナーからトライフィンを買う許しが出て、そのボードに乗って初めてアップスでインサイドまで滑れたポイントが勝浦の松部ポイントの腰〜腹だったことなど、湘南、千葉、伊豆にはたくさんの思い出があります。
その後、4年間の丁稚生活が終わり、12年ぶりに沖縄に帰る事が出来ました。
そこからは、全く経験のない“経営”にまでタッチせざる得なくなり、先代社長である親父も体を壊していたので、自由に海に行く事が出来ないサンデーサーファーの状態が長く続き、デザインと経営とサーフィンとのバランスを取るのに、とてもしんどい思いをしたのを覚えています。
しかし、クリエイティブと言う仕事は、正直言ってサーフィンを上回る楽しさがあったからこそ、耐えられたのかもしれません。
そして、自分が30歳の年に先代社長である親父が他界し、いよいよ後ろ盾がなくなったのですが、病床にいる頃から二人で話していた構想をその2年後の1995年12月1日にスタートさせる事になりました。
それが自社でデザインするブランド、アイランドブラザーズの始まりです。
このコラムが掲載される1日前は、アイランドブラザーズの25周年の記念すべき日でした。
そして、このアイランドブラザーズを立ち上げた事で、ビッグウェーバーでも無い、サーフィン界で古くから名を馳せているでも無い自分が、より深くサーフィン業界の方々とお付き合いできるようになった訳です。
次回はアイランドブラザーズの話を書かせていただこうかなと思います。

Tokunaga Syuichi Photo
東京時代の先輩から受け継いだ "DA BARDS" 5'5" Deep 6 channel

 

徳永修一プロフィール
1963年9月4日 沖縄県那覇市生まれ
中・高の6年間を大分県佐伯市で過ごし、その後、東京でグラフィックデザインを学び、現在、株式会社アドプロの2代目代表取締役。
1995年自社ブランド『アイランドブラザーズ』を設立。
サーフライダーファウンデーションジャパンに副代表として6年間従事。

 

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