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コラム

飯田幹彦『第4回 Chuulip Skateboardsと自分』

2021/04/07 tag: 飯田幹彦

こんにちは。今回で僕のコラムも4回目となり、最後となりました。ここで、自分が所属している日本のデッキカンパニー”Chuulip Skateboards”と自分のことについて書いていこうと思います。

Chuulip(@chuulip_skateboards)は2019年の4月に始動してから、今年の4月で2年が経ちます。
成り行きとしては、Chuulipができる一年弱前くらいにボスである、たべちゃんと仲良くなりました。たべちゃんは、一緒にいるとわかるんですけど、いい意味でめちゃくちゃうるさくて周りのみんなも巻き込んで行くような人です。また、ホームレスも経験していることもあり、ちょっとのことじゃ何も動じない図太いところもあります。でも、僕と2人になると意外に静かだったり、描く絵が繊細かつ本当にうまくてびっくりするような一面もあります。

そんな人柄もあり、たべちゃんを通して様々な人とストリートで撮影をよくするようになりました。
たべちゃんは絵を描くのが好きで、デッキに絵を描き終えた作品を自分がよくもらって乗っていました。

そんなある日、たべちゃんが「デッキブランド作るわ!」と言い出したのです。そこで自分はスタートアップの時期からChuulipに所属することになりました。何かの偶然だったのか、自分もストリートで撮った映像が溜まってきていて、どう出そうか迷っていました。そこで、Chuulipでパートを出そうということになったのです。

そのパートがこちらです↓


このパートは、フィルマーのKotoくん(@koto_mov)に協力してもらい、撮影と編集をしてもらいました。
このパートをとっている時は、今一緒に滑っている仲間と動き始めたり、色々なことがあった時期のパートなのですごく思い出深いものです。
その中で1番思い出としてあるのは、某海沿いのスポットでノーリーレーザーのカットを撮っている時のことです。
その日初めて一緒に滑った広島のあおいくんとの出来事です。このスポットは、フェンスの下がちょうどデッキが通り抜けれるスペースがあって、そこを潜るともう一個バンクがあって海に加速して落ちていくという有名なスポットです。僕はアプローチで、フルスピードのランニングプッシュをしたのですが、デッキに乗った瞬間鬼ゴケしたのです。フェンスの前には荷物だったり、飛んだ板を取る係の人もいたのですが、そのセキュリティーを掻い潜ってもう一つのバンクに到達して加速していきました。フェンスの下をデッキが掻い潜った瞬間にあおいくんがフェンスを跨いで撮りに行こうとしてくれました。しかし、足が引っかかって頭からあおいくんがバンクインしていきました。その姿を後ろに、僕のデッキは海へと勢いよく落ちて行きました。
自分は鬼ゴケ痛さと、落ちていったあおいくんと、海に消えていったデッキとで混乱していました。初対面で、体を張ってくれたあおいくんに感謝です。。
その時から、Kotoくんに僕とあおいくんは”True friends”と呼ばれています。笑


少し話が脱線してしまいましたが、そんな感じでChuulipは始まっていきました。

Chuulipは、去年と一昨年にビデオを作って試写会をしました。一昨年は、中目黒Solfaでそのイベント限りの映像を作ってポップアップ兼試写会そしてパーティーという名目でイベントをやりました。このイベントでは、スケートビデオをはじめ、音楽とダンスとスケートの融合という感じで最高のパーティーになりました。この試写会では、殆どの映像を3週間弱でひたすら撮り溜めて作ったものです。なかなか酷な期間でしたが、自分の中での貴重な経験となりました。

そして、去年の年末に渋谷Wombで大きな規模の試写会を行いました。そこでは、Koto(@koto_mov)、BUGGYE(@buggye_)、hi-lite(@hi_.lite)、NEWSIDE(@newside__)、そして僕らChuulipで試写会をしました。
Chuulipのフルレングス”POLLINATION”↓


このビデオは、ライダーのすーさん(@w_sts10)、おきくん(@oki_kimoto)、ともや(@tomoyaishigaki)、僕の4人のパートが入っています。この撮影期間には本当に様々な人にお世話になりました。感謝します。
そして、フレンドパートには沢山の一緒に動いているスケーターが出ています。チェックしてみてください!

自分の経験上5つのスケートチームが、同じ試写会で大きな画面と音で映像を流して沢山の人で見ることなんてまずありませんでした。このイベントでは、スケートボードって本当に自由でいいんだなと感じることができたし、その場所にいた人全員が思っていたんじゃないかなと思います。

こんな感じで、僕はChuulipを通じて”スケートボードは自由で最高に楽しいもの”であることを学ぶことができています。自分が経験しているスケートボードの素晴らしさをChuulipを通してこれからも発信していきたいと思っています。

 

飯田幹彦(いいだもとひこ)プロフィール
神奈川県厚木市在住
1996年10月15日生まれ 24歳
神奈川を中心に活動している。
“Chuulip skateboards”の一員としても撮影に取り組み、日々精進中。

 

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