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コラム

山口ヤング剛広『第4回 ボード選び』

みなさんこんにちは。最終回の4回目のコラムです。
最後までお付き合いありがとうございました。

3年前に体調不良で入院し、最近サーフィンも少しできるようになりました。
おかサーファーのヤングです。

サーフィン、スノーボード、スケート、身体は完治してませんが少しでも横乗りのできるって幸せです^_^
今回のテーマは「ボード選び」です。

今シーズンはゲレンデにも沢山の雪が降り、山でスノーサーフ、いろんなボードに乗ることができました。
そこで思ったのは、やっぱりボードによってその性質が全然違い、コンディションに合ったボードを選ぶことで、
よりスノーサーフが楽しめるってことです。
サーフィンもスノーボードもスケートも一緒だと思いました。
ということで、今回は山でも海でも共通するボードの話をしたいと思います。

雪山でも波乗りもボードによって乗り味が変わります。
昔までは1本のボードでどんな波でも、雪山のコンディションでも乗りこなしてやるって思ってましたが、
ボードの大きさで浮力が変わるし、長さ、ロッカー、硬さ、反発、などで浮遊感とスピード回転性などなど…
乗り味はかなり変わります。
つまり、同じコンディションの海や山で横乗りを楽しんでる人たちも、そのボードのチョイスによって全くことなるフィーリングで滑っていることになる。
どんなボードをチョイスするのかは、その人がそこでどんな滑りを楽しみたいかによって変わってくると思います。

自分は、その時のコンディションでボードを選んだり、今日はどんなスタイルで乗るかでボードチョイスしてます。
30年も横乗りしてるとスノーボードもサーフボードも、自然と沢山の種類のボードを持参する事になりますが、
最初は自分も1本のボードで、どんなコンディションにも対応できるオールラウンドボードを選んで、なんとか1本で楽しんでました。
オールラウンドなボードは、裏を返せばどんなコンディションにおいてもベストな選択肢ではなくなってしまう、という悩みを抱えてました。

サーフィンだと、日本ではコシハラムネの波乗りがメインで、海外にサーフィン行った時はアタマオーバーの波ばかり。
その時のコンディションに合わない板で遊ぶと楽しさ半減どころか、危険が伴うこともありました。
大きな波に対して浮力が大きすぎるロングボードなどで挑むと、沖に出る前に疲労困憊に、
小さな波に薄めのショートボードでは板に立つことだけでも困難になり、
沖でウネリからテイクオフするロングボーダーを恨めしい気持ちに…

雪山でもコシくらいに積もった新雪で短く細いボードだと沈んでスピードも出ないし、
アイスバーンのような固いバーンでパウダーボードの太い板を使ったらターンのエッジングも困難なります。
パウダーボードでパークを攻めるとカッコいいけどリスクがあるし…
1本のボードでどんなコンディションも滑れるようにすることはある意味、修行にはなるけれども、
楽しむという観点からすれば、その時のコンディションに合ったボードを選んだ方が楽しくて気持ちいいと思います。

自分は海に行く時はサーフボードを3本チョイスします。
短いボード、ミッドレングス(200cmぐらい)、ロングボードに近い240cmぐらいのボードを車に積んでます。
小波から大きな波でも対応し、シングルフィンでのんびりサーフィンしてます。
上手くないですが^_^

雪山に行くときは3本のパウダーボードで150cm、160cm、160cmの太いボードをチョイスし、
行く山、雪質を考えてスノーサーフィンしています。
海も山も、3本あれば色んなコンディションにも楽しめると思います。
せっかく海や山に行ったのに、自分の持っている道具がそのコンディションに合わないという理由で楽しめないのはすごく勿体ないですからね。

道具が教えてくれること。
1本のボードに乗り込むことで、そのボードの特性はよく分かるようになるし、
また、どんなコンディションにおいても一つのボードで対応できる技術が向上することは間違いないですが、
最近気が付いたのは、ボードの特性によって乗り手の身体の使い方に違いがあり、いろんなボードに乗ることで
様々な身体の使い方を覚えることができるので、それが良い意味で総合的な滑走技術の向上につながることです。

自然の中で行うアクティビティであるサーフィンやスノーボードは、波や斜面のコンディションが常に変化する。
それ自体が様々な技術を身に付けさせてくれるものですが、
ボードの乗り味の違いが、新たな身体操作や滑走技術に導いてくれることもあり、
いつでも体幹、角付け、荷重、抜重、ローテーションを気にしながらサーフィンやスノーボードを楽しんでます。

技術の向上だけがサーフィンやスノーボードの楽しみ方ではないと思いますが、
技術の向上によって見えてくる新しい楽しさっていうものがあり、
そういう意味では、自分の好きな乗り味のボードばかりを選ぶのではなく、
全く違ったタイプのボードを選ぶことで、また違った次元の楽しみに出会えると思ってます。
最近、ボードを新調したり、ショートボード、ミッドレングス、ロングボードなど試乗会で乗ったいろんなボードが、
そんなことを私に教えてくれた気がします。

おわりに、
カプセルも20周年を迎えることが出来ましたが、
3年前の入院…ハント症候群、ライム病、めまい、三半規管、顔面麻痺、ステロイド治療で立つ事もできず、
大好きな海と山から離れ、みんなや家族に大変迷惑をおかけしました。
後遺症は残ってますが少しずつですが海も山も復活していきたいと思ってますので
海、山で見かけたらよろしくお願いします。

毎年恒例の海外トリップ、国内トリップも行きたいと思います。
今までみなさまの応援や、サポートいただき本当にありがとうございました。
これからはみなさんを応援サポートしていきたいと思います。
カプセルをこれからもよろしくお願いします。

全国のサーファー、スノーボーダー、スケーターのみなさん横乗り楽しんで行きましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました♪

 

山口(ヤング)剛広 プロフィール
愛知県出身
サーフ・スノー・スケートショップ CAPCELLオーナー
個人instagram: @yangcapcell
ショップinstagram: @capcell.toyohashi
サーフィンスクール:【立てなかったら返金スクール

 

山口智代 プロフィール
puff ball(アロマ雑貨とoriginalハーブティー他)
instagram: @kaori_to_ocha
公式LINE: 876lgbqw

 

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