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コラム

高間俊輔『第4回 ゆとり世代』

2023/11/15 tag: 高間俊輔

タイトルにもある通り僕はゆとり世代なんですよね。ちなみに僕が嫌いな言葉ランキングトップ3に入る言葉。
ゆとり世代って僕自身では揶揄される言葉だと思いますし、別にその前の時代からそんな人はいくらでもいるし、なにより舐めんなよって言われると思ってます、言わないけど。
反射的にいやゆとりじゃないっすってすぐ言っちゃいますね。でも最近言われなくなったかも。
なんならゆとり世代って言葉が褒め言葉になる時代来ないかな、という想いも込めてこの題名に。今は嫌いな言葉。

そんなことはさておき今回は僕の今考えていることや考えを。
最近はサーフィンにハマっていて、めちゃくちゃ難しいんですよ。週二でやってるんだけど本当にうまくならない。
スノーボードもスケートボードも乗ることから始められるのに、サーフィンは乗る前にパドルとドルフィンが立ちはだかる。やればやるほど思う、リフト最高ー。
でもやっぱり難しいからやっちゃうんですよね〜なぜか。あと2時間とかやっていて1本くらい出る今日の成長の証みたいのがやみつきになります、あとは波のフェイスのあの感じ。
別に誰の評価もリザルトも求めてません。自分への挑戦的な。

2023年はこんな仕事をしてました。

まぁなにがいいたいかと言うと、僕は結局儲かるからとか有名になれるからとかそうゆう価値観でやっていないんですよね。
今はたまたま時代がSNSによって映像制作で稼げる!みたいになっていますけど、僕が始めた時代はもうテレビの仕事しかほとんどないじゃん、くらいでしたし。
当時は映像はじめたはいいけど、どう稼ぐの?的な。というか、うちの会社の規模ですらわかります、映像制作って儲からないんだなって。
やればやるほど法人って普通にやっても儲からないです、やっている人ならわかるはず。
なので僕の場合は今の会社をやっている理由は、自分がライフワークであるスノーボードの映像をやるためにある存在で、かつそのスノーボードの映像のレベルを上げるために一般企業の仕事もしている、かつ自分の生活費を稼ぎ、地域に貢献していく。というのが理由です。
もちろん一般企業の案件をないがしろにするとかは全くないです、全部全力。でもその経験値が僕自身のレベルアップにつながるし、企業の売上とか認知につながるはずなので。
でもやればやるほどわかるんですよ、結局映像1本だけ作ってもほとんど何も変わらない。商品を売るにはその映像に合うオンラインショップや店舗の施策、SNSの運用が必要なので。
このブランディング領域も最近かなりmonocyteでやっていて、monomodeの経験が活きてますね。あとやっぱり僕は北海道とか札幌が好きなので、なんとか力になりたいなと思っている感じ。
本当に札幌の制作会社はイケてない、おじさんが牛耳っていてクオリティも低い、費用対効果よりも接待やコネが重要視される。
まぁ愚痴っててもしょうがないからやり続けるしかないんですけど、うちみたいな真面目な会社があってもいいでしょ?

最近作った映像。

僕は映像をつくったりと、世間から見れば
「クリエイティブ」
な仕事をしていると捉えられることも多いと思います。でも僕は映像を始めていままでクリエイティブな仕事と思ったこともなければ、クリエイターと思ったこともありません。
MVやドラマとか映画とかやっていればクリエイターなのかもしれないですけど、いまのところ全く興味がないです。
要はドキュメント、実際に起きていることをカメラで収めることにしか現状興味がないんですよね。
その自分が感じ取った

「かっけー」
「イケてる」

と僕が感じたものをカメラを通して収録して、その瞬間を編集で120%に仕上げて、見ている人に共有したいという思いのほうが強いです。
なので僕が作ったものを高間がつくったものイケてると思われるより、このライダーイケてるな~と思われることが正解というか。
もちろんフィルマーとしての僕なりのスタイルは入れ込みますが、あくまでもライダー主体だったりプロダクト主体の映像を編集をしているつもりです。
よく表現方法としてクリエイティブをやっている人がいたり、語っている人もいますが、僕は正直良くわかりません。僕は自分の表現として映像という手法を選んでないので。
全部がだめって言っているわけではなくて、僕がやりたいのとは違うって話。TBH。
クリエイターなのか、クリエイティブな仕事してるね、とかって自分が決めるんじゃなくて周りが決めることなので。周りから言われればそうなんですね〜って感じ。
自分は頑張っている!と思っても周りが頑張っていると思わないと頑張ってないのと似ているかも。

今までスノーボードをやってきて、ほとんどの仲間が言っていることや夢を諦めてきたのをみてきました。
言うのは簡単、やるのが難しいし、僕は昔から変わらずやり続けているってだけ。

やり続けることが難しい、やめるのは簡単。

これも宮さんの言葉かも?あれ、違うかな?宮さんに限らず、僕の先輩たちはみんなあーだこーだ(笑)言いながらやり続けていてかっけーっす、尊敬してます。これからも何卒。

これからの会社はというと、お金をたくさん稼ぐならこのまま僕が営業をして、スタッフを入れてやればいいかもしれないけど、わくわくもしないし、滑れなくなるし、monocyteの映像や写真をやる事業の規模は一旦ここまでにして、今後は別の柱をやろうと思っています。
具体的には一番現実的なのはブランドをつくることかも。
一番わくわくするし、今までの自分の経験値も活かせるし、広告は全部自分たちで完結できるので。

そもそも僕自身映像制作をいつまでやっているのかはわかりません。今は映像が楽しくてやりたくてやっているけど義務ではないし、僕としてはフィルマーの活動をできるだけ長くやりたいだけなので。
スタッフがいるので、会社自体は簡単にやめないですけど、僕はって話。
今まで公開してきた映像で一度も妥協したことはないし(公開されたあとは死ぬほど修正したくなるけど)編集しているときはこれしかない、完璧だ。ってくらい自分ではちゃんと編集しているつもり。
でも、

「あーこのカット、0.5秒けずりたいな~まぁいいか、だれも気づかないっしょ」

みたいな妥協が一回でもあったらそこが映像をやめるときなんだろうなって。クオリティってよりもあくまでも自分にとってって意味で。

もしその映像制作をやめるときに、自分が新しくなにかを始めることがもしあったら、monomodeをやっていたからこそmonocyteの案件が獲得できているように、ブランドをやったことがあるという事実がなにかプラスにできるかもしれないし。だからブランド。だってやれたらかっこいいでしょ。やっていることが大切。
まぁ未来のことは誰にもわからないけど、僕にはなんの才能もないですけど、根性でなにかをやり続けることだけはできるので。

今回のコラムは普段真面目な話は人に言わない分、本音で書いてみました。
これによってなにかが変わるのか変わらないのかはわからないけど、少しでも高間の映像見てみるかってなってくれるといいな。
かっこいいライダーしか撮影してないので。僕が撮影していて実際の滑り見るとダサい人は一人もいないっすよ。
では、山か海でまたお会いしましょう。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

高間俊輔 プロフィール
札幌の映像・写真プロダクション株式会社monocyte代表。
冬はフィルマーとして活動。山に行きたい。
monocyte web:https://monocyte.co.jp/
Instagram:@shunsuke_takama

 

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