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コラム

柴田康弘『第3回 サーフィンの魅力とは・・・?』

2024/05/22 tag: 柴田康弘

静波パラサーフィンフェスティバル2024、パラサーフィン体験会が、2024年5月11日に静岡県牧之原市にあるウェイブプールの施設、サーフスタジアムにて開催され、体験会のオペレーションを、ナミニケーションズで担当させて頂きました。

プールの環境で、人工の波がでるので、一定の決まった波に乗ることができ、初めてサーフィンを体験する人や中々海に行くのが難しい人でも、安心して体験できます。
また医療介護福祉のスタッフや、各専門家がそろい、万全の体制を整えてお受け入れいたしました。

下は6歳から上は60代の方まで。身体に障がいをお持ちの方から、知的に障がいをお持ちの方など、また地元牧之原市の小学生のこどもたちなど、今回約45名の方が体験されました。

サーフィンが全く初めての方から、何回か経験がある方、またこのイベントにも3年前の初開催から毎回されている方や、今年で2回目の方など様々でした。

それぞれの障がいに合わせて、波に乗ります。
波に乗る時は、ウェイブプールのスタッフさんが、波に合わせて押して波に乗せてくれます。
ボードに腹ばいになったり、皆の声を頼りに立ち上がったり、親子で2人乗りや、担当の理学療法士さんと2人乗りで波に乗ったり。
乗るたびに周囲からは歓声が沸き上がり、プールが一体となってサーフィンの喜びを共有いたしました。

 

中でも今回は「五体不満足」の著者としても有名な、作家の乙武洋匡さんもサーフィンを初体験されました。
ボードの上に座り見事に波に乗り、最後までロングライドを決め、また2本目はボードの上でジャンプを2回決めたりして、観衆を沸かせました。
さすがのスポーツ能力とバランス力に感嘆いたしました。

 

その後、乙武さんは、トークセッションの中で

「上手く乗れた嬉しさ以上に、ギャラリーの皆さんの応援、沢山の方々のサポート、あたたかく迎えてくれるハイタッチが、何より幸せなんです...」

と、おっしゃっていました。
まさに乙武さんの喜びと、ギャラリーの感動、そして大好きなサーフィンで人が笑顔になるのがなによりの喜びになるボランティアサポーターズのストークが混ざり合い合致した瞬間でした。
会場は感動と笑顔がうねりとなって、拡がりました。

ボランティアの私達は、自分たちでボランティアをしている感覚は全くなく、一緒に楽しませていただいてる感覚なので、よく周りからボランティアしないボランティアと言われています。

昔のサーフィン映画「サーファーズ」で、あるレジェンドサーファーが言った言葉が頭から離れません。
彼は「サーフィンの気持ち良さや魅力を、まだ経験したことのない人にどう伝えたら理解してもらえるか、毎日考えているんだ」と語っていました。
その言葉が私の心に響き、私も同じように日々考えています。

サーファーとして、一見簡単そうに思えるこの問い。改めてなんて説明したら良いか考えると、結構難しいことに気づかされます。

中々一言で言葉で説明するのは難しいですが、1つ言えることは、サーフィンをした人の笑顔、表情を通してサーフィンの魅力を感じることができるのではないでしょうか。

風を見ることはできませんが、風の影響によって発生する海のさざ波は形として見ることができます。
そしてさざ波が重なりうねりとなり、うねりは何キロも海を伝わり、最後に私達のビーチに到着し、波となってくずれます。
うねりの力を見ることは出来ませんが、波の大きさ、形、割れ方は見ることが出来ます。

サーフィンの魅力も、波に乗った人の笑顔から、周りの人にうねりとなって同じベクトルを向いて、人から人へ繋がり、拡がっていくのでしょう。
それはPositive vibesとかGood Visbesと表現できるのかもしれません。
そしてそんなサーフィンによる喜びが、メンタルヘルスやウェルビーングの向上に良い効果をもたらすと海外では注目を浴びてきております。

静波パラサーフィンフェスティバルは、開催地牧之原市長のご挨拶を始め、地元の小学校のご参加や、ダンスチームによるダンスの披露、キッチンカーによる飲食など、地域密着型のおもてなしや祝祭感があり、また5月25日~26日には、世界6か国からパラサーフィンの選手を迎え、サーフィン大会JAPAN OPENが開催されます。
世界トップレベルの選手たちがそれぞれの障がいを波に合わせて華麗に波に乗る姿、間近に見て感じられる機会ですので、ぜひお気軽にいらしてください。

詳しくは静波パラサーフィンフェスタの公式ホームページをご覧ください。

 

柴田 康弘プロフィール
一般社団法人サーファーズケアコミュニティNami-nications代表理事
葉山、鎌倉で介護事業を経営。
2015年に、仕事を通して出会った医療介護福祉系サーファーの仲間と、Nami-nicationsを立ち上げ。
現在は様々な障がいをお持ちの方のサーフィンサポートとつながり作りを行っている。
Nami-nications:https://nami-nications.com/
<Instagram>
@nami_nications (Nami-nications)
@yasuhirophillipshibata (柴田康弘) 

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