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INTERSTYLE 2025
開催:2025年2月12日(水) 〜 2月13日(木) 会場:パシフィコ横浜詳細 »
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コラム

中嶋琉平/NAKASHIM『第3回 Skateboarders as artist』

どうも!

前回の続きです。
前回はスケートビデオのことなどについて書いた。

今日も無数の新しいスケートビデオがYouTubeにアップされている。
世界中に僕らと同じようにスケートボードに乗ってる人がいて、ビデオを見ると滑っているスケーターはもちろん、撮影者、編集した人の情熱も直に伝わってくる。
違いを超えて同じものを共有できるというのは、すばらしいし、分かり合えたような気持ちになる。
これはスケートボードを通じたコミュニケーションだと言えるのではなかろうか。

スケートボードが、またそのビデオが、金のためではなく、薄っぺらい広告でもなく、純粋でリアルなものだからこそ。

純粋性やリアルさを感じるのは、
この木の板に乗るということ自体、自己表現だからだと思う。

それについて意識せずともスケーターは自然に、自由に生活の中でそれをしている。

だから実際に、スケートにとどまらずほかの表現分野で才能を発揮しているスケーターは多い。
例えば、僕の好きなトミーゲレロはレジェンドスケートボーダーであり、優れた音楽家でもある。
彼が日本に来る時は毎回ライブに行ってる!

また、レイバービーも、プロスケーターで、写真家だ。


Beautiful Losers Edited by Aaron Rose and Christian Strike

スケートボードとアートについての本。


Barry McGee by Thomas Campbell


Ed Templeton,Margaret Kilgallen,Gonz,ESPO!!


この本もめっちゃ面白い。


いやーかっこいい。

最後に自分の作品について話させてください!
僕が大好きなスケートボードの自由さと、自分の今までやってきた写真というのを融合させられないかと思って、やったのがsearching lightのシリーズだ。

このラインがヒント。


よなよな新宿の街で滑ってるスケーターの友達。街の動きを読みつつ、人並みをよけながらクルージングしてグルーヴを生んでる。


人知れず、ふつうには見逃してしまいそうな、しかし確実に存在するものを捉えたかった。


これは友達のRyoga Takaの軌跡

実はこれは、僕自身や、僕の友達のスケートボードの軌跡である。
スケートにライトを取り付けて、長時間露光で撮影している。
全部フィルムで、暗室でプリントしている。


それぞれスケーターによって作るラインが違ってるのも面白いし、街のディテールがより浮きあがってくるようにみえる。


Skate by Natsuki


By Takara Sato and Raku Chishima


新宿中央公園。これは僕の軌跡

プッシュしてるだけで気分が上がるスケートは最高だ。
またスケートしたくなってきた。
次回に続く

 

中嶋琉平/NAKASHIM
2005年東京生まれ
スケートボーダー、写真家
11歳の時にスケートボードに出会い、街の文化やアートの世界にはまっていく。
家を暗室にして、プリントしたりシルクスクリーンをしたりzineや、ミックステープ、8ミリの映像作品を作ったりしている。
Instagram:@naka_shim

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2025/2/10 配信

INTERSTYLE 2025 開催報告

2025/03/05

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