来週11/15に発売するサーファーズジャーナル最新号(8.4号)をご紹介致します!!
今号の日本版のオリジナルコンテンツは、1978年に故村瀬勝宏(以下エへ/1955-2007)とカメラマンの芝田満之がメキシコへ旅した道中記だ。1970年代後半、日本でも「知らない土地の知らない波に乗る」というディープなサーフトリップがはじまっていた。このサーフィン・カルチャーともいえるワイルドなサーフトリップはアメリカからはじまっていた。その醍醐味を1971年にメキシコなど中南米を旅したケビン・ニュートンは語っていた。「リスクと恩恵がつきまとった初期のサーフトリップは、カネより幸運に頼るしかなかった。正確な気象予報もサーフリゾートもない時代だ。でも、未知の波を求めて道なき道を行くそのフィーリングは、プライスレスのすばらしさだった。この時代のサーファーたちは噂だけを頼りにメキシコやヨーロッパ、そしてインドネシアへと旅立っていったんだから。後年、その無謀な行動は、その愚かさそっちのけで、栄光のサバイバル・ストーリーとして受け継がれていった」。エへと芝田もまた困難なメキシコの旅を通して、カルチャーショックにも触れ、バスの中ではウェットスーツを着たり、ローカルたちに石を投げられたり、サメの海に連れていかれるなどのさまざまなハプニングに満ちた体験をして、まわりのサーファーたちのヒーローになったのだが、それは、まさにその時代のサーファーという種族の文化そのものであったといえよう。
Tequila Sunrise, Tequila Sunset「エへの旅立ち」
1978年、ふたりの日本人がメキシコのとある浜辺にたどり着いた。カリフォルニアのエンシニータスを出て1週間が経っていた。日本から直線距離でおよそ12,000km、そこはあの伝説ともなったペタカルコだった。
文:森下茂男
つづいてのストーリーは、アート・ブルーワーみずから、お気に入りの写真からさらにふるいにかけた珠玉の写真の数々を掲載した「OFFERINGS(捧げ物)」だ。アート自身のキャプションと、当時、米『サーファー』誌でフォト・ラングラー(彼の補佐官)としてアートに仕えた新人編集員だったスティーブ・バリオッテイの文章で綴るフォトエッセイに仕上げている。
OFFERINGS 「捧げ物」
アート・ブルーワーの一期一会。
文:スティーブ・バリオッテイ
写真:アート・ブルーワー
CLARE IN HIS BLOOD「クレアの誓い」
トム・ロウ:ブリティッシュの島々が生んだワールドクラスのビッグウェーバー。
文:ダニエル・クローク
さらにThe Sikerei of the Islands「島々のシケレイたち」、GOOD TROUBLE「グッドトラブル」、Electric Blue Maybes「エレクトリックブルーの波」、Portfolio: SA RIPS「ポインタービルの西」などなど。見逃せない話題がいっぱいです!
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ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版
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