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skate columnSKATE COLUMN 2015/3/18  

菊池真吾
北海道札幌市出身、1985年12月21日生まれの29歳。菊池真吾と申します。
今は西東京で、犬3匹と猫1匹、スケーター4人に囲まれて生活しています。
日本を代表するドメスティックブランド、Lesqueに拾っていただき、
最高の仲間と最高のスケートボードライフを満喫しています。
スポンサー:Lesque skateboards, Fourstar, Venture, Gold, The bearing, Do grip,
ムラサキスポーツ札幌, EDIAS skatepark, TEAM NAOTO
1回目 2015/2/10 『初めまして』
2回目 2015/2/16 『Que』
3回目 2015/3/4 『スポンサー』
4回目 2015/3/18 『彼女』

『彼女』

こんにちは。
今回が最後になりますがよろしくお願いします。


早速ですが今回は永遠の憧れ、彼女についてです。
スケートボードが大好きで、
学校や仕事以外はかなりの時間をスケートボードに費やしてる方も少なくないと思います。
時には学校や仕事を休んでまで…
ですが高校大学社会人になるにつれ、たくさんの出会いがあり恋をして彼女ができることも。 
今まで全てをスケートボードに費やして来たスケーターにとって
彼女という存在はその世界を一変させてくれます。
全てが新鮮で、様々なことに活力が生まれ、何をしていても楽しい。
何より彼女と一緒にいる時間の幸せといったら、もうずっと一緒にいたいと思いますよね。

じゃあ今まで寝る間も惜しんで、スケートしてきた人間にとって彼女といる時間を作るために削るのは?
スケートボードの時間しかないんです。
スケートボードの時間を削って彼女と過ごす幸せな時間を手に入れるのです。
スケートも幸せ。彼女と一緒にいるのも幸せ。
もう言うことなし。

と思いきや
嫌われるかも、フラれるかも、浮気されるかも、離れたくない、
嫉妬、束縛、喧嘩、すれ違い… というマイナス面も。
彼女と喧嘩した後のスケートなんて集中できないし、全然楽しくないですよね。
逆にスケートをして発散する人もいるかもですが。
幸せな気持ちや不安な気持ちで一緒にいる時間が増え、会えないときは電話やメール。
徐々にスケートボードの時間が減り、
今まで寝ても覚めてもスケートボードだったのに、彼女に費やす時間がほとんど… 
そんな経験をした人、これからする人もいると思います。
僕もそうでした。笑

僕の場合は最初は彼女一色になりますが、時間が経つにつれスケート欲が増してくるんです。
彼女とも一緒にいたい。でもスケートもしまくりたい。
焦り、苛立ち。
彼女といてもスケートのことばかり考え、スケートしてても彼女のことばかり考え。集中力ゼロです。
彼女はスケート行っておいでと言ってくれるにも関わらず、
スケートに集中できないから別れる。的な最悪パターンです。
彼女は何も悪くないのに。
今までそんな理由で別れた方々すみませんでした。笑


まぁ別れる原因は様々ですが、
別れてスケート一色に戻った時に自分のスキルダウン、みんなのスキルアップに焦ることもありますよね。
その時思ってしまうのが、「彼女に費やした時間をスケートしてれば良かった。」
別れた彼女からしたら一番思われたくないことですね。笑
確かに人生一度きりで、失った時間は取り戻せないし、
タイミングが悪いとそのままスケート業界からフェードアウトなんてことも。

ですが無駄な時間はあっても、無駄な経験なんてないんです。
今良いこと言いました。
もう一度言います。
「無駄な時間はあっても、無駄な経験なんてないんです。」
別れた彼女に費やした時間、ダラダラと何もせずに過ごした時間。
あーもったいねーと思えたならそれが経験で成長だと思います。
その経験を生かして、彼女ができてもスケートと両立する方法をあみ出したり、
無駄な時間を過ごさないように自分なりに何か考えられるはずです。
僕は未だに彼女とスケートの両立はできませんが… 笑
そして「無駄な時間はあっても、無駄な経験なんてないんです」ってテレビで誰かが言ってたやつです。
すみません。笑



結局何が言いたいかというと
彼女を作るなとか、彼女に溺れるなとかじゃなくて、
彼女ができてスケートしなくなるのはスケート仲間からすると少し寂しいことですが、
そこから経験し、成長してスケート復帰してくれたら嬉しいなってことです。
彼女とスケートを両立してるスケーターもたくさんいるし、
両立できないから彼女作らない人もいるし、結婚して子どもがいても第一線で活躍してる人もいます。
そんな人たちももしかしたら昔は彼女しか見えなくなり、スケートしなくなった時期もあったかもしれません。
でもいろいろな経験から成長し、今のその人ができているのだと思います。
ただスポンサーがついてるスケーターは、
彼女がいても自分のスキルアップは怠ってはいけないと思うし、
撮影などの広告活動も続けないといけないと思います。
言い訳ばっかりして、彼女といる時間ばかり優先している人はカッコ悪いし、滑りに出るはずです。
もちろん彼女を幸せにする為に、ある程度スケートに見切りをつけるのも1つの選択肢ですが。
まぁ何があってもみなさんがスケートを好きな気持ちを忘れずに
スケートを楽しんで続けてくれたらと思います。



無理矢理締めたところでもう一つ伝えたいことがあります。
長い?
最後なんでもう少し付き合ってください。笑

日本には今たくさんのドメスティックブランドがあります。
デッキだけでなくアパレルやシューズ、ウィール、ベアリング、ビス… 
少しでも日本のスケートシーンを良くしたいと思って頂けるのであれば、
全部とは言いませんが1つでもドメスティックブランドを応援して頂けたらと思います。
僕がサポートしてもらってるLesqueもそうですが、
今日本でドメスティックブランドを立ち上げている方々は決して金儲けのためではありません。
日本のスケート業界の未来のために何かできることをと希望を持って頑張っている方々です。
確かに海外ブランドはかっこいいし、ライダーのスキルもハンパないです。
ですがオリンピックやワールドカップで日本人を応援する方もいると思います。
石川遼くんや錦織圭くんを同じ日本人として誇りに思う方もいると思います。
スノーボードの日本人も今凄いですよね。
それと同じで皆さん一人ひとりが日本のブランドを応援してくださることで、
日本のスケート業界の未来はもっと明るくなるかもしれません。
僕はそう信じてLesque skateboardsというチームで
日本のスケーターの為に、自分の為に自分にできることを頑張ろうと思っています。
The bearingもよろしくお願いします。


今回で僕のコラムは最後になります。
コラムなんて物は初めてで、コラムになっていたかどうかもわかりませんが、
文才のない僕のぐちゃぐちゃなコラムを読んで頂きありがとうございます。
いろいろカッコつけましたが、スケートと犬と猫とビールが大好きな、ただのスケートバカです。

次はLesqueチームから、
最近池袋のハイソックスというお店で働き始めた牧野雄太こと「マッキー」がコラムを書いてくれます。
4月発売予定の「Que」のマッキーのパートもかなりヤバいんで楽しみにしててください!


あ、もしよかったらInstagram, Twitterフォローして下さい。犬猫ばっかりですが。笑
Facebookは菊池真吾で出ます。
全4回ありがとうございました!
全てを尊敬し、全てに感謝します!
どこかで会ったらスケートしましょー
乾杯しましょー



skate column菊池真吾
1回目 2015/2/10 『初めまして』
2回目 2015/2/16 『Que』
3回目 2015/3/4 『スポンサー』
4回目 2015/3/18 『彼女』
 
 
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