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コラム

加藤彩也香『第2回 カッコイイ背中で。今こそ地球に恩返しをするときがきた』

2018/09/05 tag: 加藤彩也香

カッコイイ滑り、ファッション、ルックスetc、、、それだけじゃない。
“モノ”や“形”だけじゃない。
『カッコイイ』って言葉の目に見えない部分。
もっともっとおっきくて、深くて、リアルで、温かいものなんじゃないかなぁ、なんて。

第二回目のコラムはわたしの想う『カッコイイ』と『優しさ』『環境』について。
ずっと想っていたことなんだけど、すごく色んなことと繋がっているように想えるんだな。
だから『カッコイイ』ってことに純粋で直向きなスノーボードそのものも、スノーボーダーも大好き。
色んな意味で“スノーボードって超カッコいいんだ!”ってこれからも先も胸を張ってわたしたちが言えるように。

わたしはかっこいいスノーボードや横ノリ、音楽、芸術、ひとが大好きです。
とてもしあわせなことに自然とそんなものことやひとといつも繋がってる。

今年の初夏にひとりで行った4日間のテクノの祭典。
そりゃあもうシビれるほどに、純粋にかっこよかったんだ。
きもちいい草原、夜は満天の星空、じーんとこころに響く朝陽に夕陽、幻想的な霧に調和する音楽。みんなの笑顔。すごく幸せな気持ちになりました。
それと同時に
「カッコイイものが好きなら、もっとカッコイイ自分にならなきゃな」
ってね、再確認したのでした。

ついついカタチあるものや目に見えるものばかりに意識がいきがちだけど、それだけじゃない気がするんだな、カッコよさって。

沢山のひとたちが居るさなか、カッコイイ背中がちらほら。
綺麗な芝生に落ちているごみを拾うひと、アガりすぎちゃって気にせずゴミを置いていく人、良い時間を過ごせたほんのお礼にとゴミ拾いをするひと。お金もらってゴミ拾いしてるスタッフさんと勘違いして壊れたキャンプ道具やゴミを投げ渡していく人、いろーんな人たちがいました。

夏はとくに自然のなかであそぶ時間が増えるとおもう。
その時間が最高だったり楽しかったりするのは間違いなく美しい自然があるからなんだ。
そんなじぶんたちの、みんなの遊び場を汚して帰るんじゃなくて綺麗にして帰る。
そんなひとたちがすごく光ってみえた。かっこよくみえた。

当たり前のことなのかもしれない。
けれども、大切なものを大切にすることが薄れてきていたり、あたりまえになってきていたり。

十人十色、いろんなスタイルがあるように
“何か”や“だれか”を想いやる“優しさ”や“柔らかさ”
“温かさ”。

こんな姿や心も、めちゃくちゃカッコいいんだ。

カッコつけずに、カッコいい自分でいたいな。そんな自分になるのが目標デス。

自然を大切にしたり、わたしたちの生きている環境のことを想う、大切にする、行動する、なんていうのは自分じしんにとってごくごくふつうなこと。
綺麗な自然を汚すより、綺麗にする。まもれる自分でありたいなと。

スノーボーダーって、中身もかっこいいんだー!
なんてね、キッズたちが思ってくれて良い部分を真似してくれたら嬉しいし、そんなスノーボーダーが増えたら。

楽しんでる姿やカッコイイ背中で魅せていくのが、オトナの仕事ではないかと想うのです。

エコなんて興味ないよ〜、なんてひともいるかも知れない。
でもどうか、忘れないで欲しい。
幼い頃に行った海の想い出、山の想い出、川や緑、花、虫、魚、動物、
当たり前のように毎日食べているごはん。いのちを繋ぐたべもの。
野菜やお米、山の幸、海の幸。まちがいなく私たちはどこに住んでいようとも自然の恩恵を受けて生きてきている。
楽しい思い出も、ツラかったことも、癒されたことも、そうして一緒に生きてきたことを。

一緒に生きていることを。

わたし自身、スノーボードや自然と多くの時間を過ごしているから環境に対しての意識は常にある方なんだと思う。
でも、それでものんびりしてた。
実はもっともっとヤバいんじゃないかって。かなり進んでいる。
深刻化している。

気がつくかな。
何年も通いつめてるスキー場のリフト下やゴンドラ下の周り
植物たちをふと見ると、人の手が加えられてるのではなく、その植生が変わっていっていることに。
異様に伸びてたり、逆に全くもって成長していなかったり。
甚大な被害をもたらす増え続ける自然災害。
恐怖を感じるほどの異常な天気の波。夏も。冬も。
去年の冬は、翌日との気温差が20度近くあるときも何度もありました。
2シーズン前、旭川に行ったのは11月末。そこからの一ヶ月で驚くほどの雪が降ったんだ。
地元のおばあちゃんおじいちゃんは口を揃えてみんな言ってた、その言葉がすごく心に残っています。
「一ヶ月で一冬ぶん降ったよ。おかしくなっちゃってんだあ。」

どうにもこうにも、メッセージな気がしてならないんだ。

できることからひとつずつ。
一歩ずつ。

例えば、使い捨ての容器やストローを使用する回数を出来るだけ減らしてみたり。
キャンプやBBQでもお気に入りの壊れにくいカップや器を使ったり。
良いものを大切に長く使うようになりました。
真夏も真冬も移動中も仕事のときも常に活用している水筒。
この猛暑の夏は、キンキンの飲み物が長時間(一晩氷が持つときも)もってくれて大活躍!
野外フェスやイベントでも、ドリンク売り場にもっていけば飲みものは水筒に入れてくれるしお酒もジュースも美味しいままでとってもおすすめ。
冬は温かい紅茶を入れていつもバックパックに入れてます。
凍えそうなとき、体が冷えきったときも助けてくれる。
山でのむ紅茶が美味しくてホッとして最高なんだ〜。
あとは日用品。
洗剤やシャンプーもできるだけ環境に優しいものを選んでつかってみたり。
過剰包装のない商品やリサイクルした製品etc…
何気ない日常の選択ひとつひとつがこれから先の未来を創っていくんじゃないかと想う。

みんなの一歩は大きな一歩になる。

我々スノーボーダーですし♪

(スノーボードも、それ以外も)
これから先もやり続けていきたいし、その歴史といのちを繋いでいくという
責任と役割が今を生きるひとたちみんなにあるのではないかと想うのです。

このやろー!ゴミ捨てないで!ではなく
サラっと優しい心で大切なものをまもっていきませんか。
外側も内側も、カッコイイ背中で魅せていきませんか。
変えていきませんか。

みんなの力が必要です。
今こそ地球に恩返しするときがきた!

未来を創るのはやっぱり、わたしたちなのかも。愛をもって。

九拝

kato sayaka photo

 

加藤彩也香(Sayaka Kato)プロフィール
1992年10月11日生まれ 佐賀県出身
スノーボードや自然との関わりを活かし地球上にたくさんの笑顔を増やすキッカケづくりを天命とし、その和を繋げるプロジェクト「MANA」を進行中。
現在は長野県大町を拠点にマウンテンフリースタイラーを目指し枠に因われないスノーボードの追究を続ける。
自然、旅、音楽、綺麗なものやカッコイイもの、楽しいものが大好きな25歳。
RIDE SNOWBOARDS/ OAKLEY/NEFF/ Airblaster/ (株)タカアキ/ おおくま産婦人科/ 三根コンタクトレンズセンター
Instagram:SAYAKA_419

 

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