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INTERSTYLE 2021
開催:2021年2月16日(火) 〜 2月18日(木) 
会場:パシフィコ横浜詳細 »

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コラム

小西隆文『第2回 おじさんのコンペシーン』

2020/10/14 tag: 小西隆文

Konishi Takafumi Photo

スノーボードで大会といえば、オリンピック競技にもなっているハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエアを思い浮かべる人が多いでしょう。
自分も若い頃は上記の大会で良い成績を残すために頑張ったものです。でもバックカントリーで滑ることに喜びと快感を覚え、そこで映像、写真を残すことの難しさを知ってからは「大会なんか出てる場合じゃない」とコンペシーンからは長らく遠ざかっていました。

2015年に自分主催でPumpingDerbyというローカル大会を始めたものの、全国的な大会には興味もありませんでした。
そんな僕が久しぶりに出た大きな大会が2016年の天神バンクドスラロームでした。ただ上手くて早いやつが勝つと言うシンプルな競争に猛烈に興味をそそられたのです。
1年目は結果がふるわなかったものの、2年目には優勝、その次の年も日本人最高位をとることができました。
http://tj-bankedslalom.com/

その頃始まったのがJAPAN FREERIDE OPEN [JFO]です。これはカナダに住む僕の仲間たちが「日本でもフリーライドの大会を開いて盛り上げたい」と始めた大会です。回数を重ねるごとに内容がブラッシュアップされてかなり面白い大会になってきました。自分も去年優勝した後、今年からジャッジとして運営側に協力しています。
https://japanfreerideopen.com/

そのJFOのモデルになってるのが、世界規模で行われてるFREERIDE WORLD TOUR [FWT] というビッグマウンテンフリーライドの大会です。サーフィンでいう WCTみたいなものです。
スキー場外のバックカントリーで崖だらけの急斜面にスタートとゴールだけ設定して、誰が1番イケてる滑りをするかを決める、というかなりフリースタイルな大会ですが、ライダー達のプッシュした命がけの滑りは本当に毎回感動させられます。
スノーボード界の世界トップを決める大会なのか?と言われると議論の余地があると思いますが、日本でもFWT HAKUBAと下のランクのFREERIDE WORLD QUALIFIER [FWQ](自分はこれに参戦している)が各地で開催されるようになり、FWT HAKUBAにトラビスライスがスポットで参戦したり、ギギラフがツアーのメンバーに入ってたりと、ムービースターの活躍により国内でも注目度がより上がってます。
この大会はスキーと合同で開催されてて、いつもスキーヤーのキレっぷりに驚かされちゃうんですけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=WjiO9MsIJ6o


そして国内で多くのライダーに注目されているのがスノーボードマスターズです。
スノーボードが大好きな作家、東野圭吾さんが自分を楽しませてくれているスノーボードに貢献したいと始めた「日本一スノーボードがうまいのは誰だ」と謳われた大会です。
大きなジャンプが出来ないゆるめのパーク?でターンの技術とフリースタイルな滑りをジャッジし、バンクドスラロームでのタイムを総合して順位を出すという今までにない変わった大会形式です。
優勝賞金が国内最高の200万という事もあり、バリバリの若いコンペティターから、トリック勝負ではなくライディングの上手さがモノを言うってことでオッサンライダー達まで多く集まりました。普段では絶対同じ場に集まらないライダーが競い合う光景は本当に面白いです。
そんな中、おそらく最高齢の41のおっさん[自分のことです]が優勝させてもらいました。
X-Gamesの常連でUSオープンの覇者でもある角野友基を横に従えて勝つってのは中々味わえることではありません。みなさん東野圭吾作品を読みましょう。
https://snowboardmasters.jp/media/

30代後半に差し掛かってた僕は、トリックの練習には興味がなく、バックカントリーの撮影のために自分の滑りの質を上げることばかり考えてました。バックカントリーでのパウダー撮影は1発勝負、パウダー斜面に滑った後が残っていると台無しです。やり直しが効きません。10年以上その撮影の為に滑りを磨き、撮影も何百回繰り返してきました。日本で1番だとは言いませんが、経験値はぶっちぎりに高いのです。

Konishi Takafumi Photo Photo by @HeartFilms
            Photo by @HeartFilms

Konishi Takafumi Photo Photo by @HeartFilms
Photo by @HeartFilms

そんなタイミングで、フリーライドの大会や、トリックの勝負じゃなく、総合的な滑りを競う大会が増えてきたのです。「全部自分のための大会じゃない?」と元々大会が好きな僕は片っ端から出まくり、リザルトを残しまくります。
これらのリザルトが僕のプロ生活を長くしてくれてることは否めませんが「結果を残すぜ!」というより「面白そうだから出よう」と言う気持ちの方が強いのです。自分の実力の物差しにもなるし。
天神から全国各地に広がったバンクドスラロームブームは無目的に滑っていたおじさんお嬢さんと、コンペティターを目指さないキッズスノーボーダーの目標になりました。家族で同じ大会に出るなんてことはなかなか他の競技ではありません。
天神では40歳オーバーのクラスがありますが、今年中村陽子に「コニタンは永遠のオープンクラスね」と言われてしまい、3シーズン後には高校生になる長男と同じ土俵で戦うハメになりそうです。まぁ負ける気はしないけど、それまでトップクラスでいられるのか。分かんないけどやるしかないですね。

 

小西隆文プロフィール
1978年生まれ徳島県出身。息子を2人持つ現役プロスノーボーダー。
ハーフパイプ、BIG AIRなどフリースタイル種目での大会活動を終え、カナダやアラスカでのバックカントリー撮影に没頭すること15年。最近では激しい斜面のために鍛えた滑りで、天神バンクドスラロームや東野圭吾主催による賞金200万円の大会で優勝するなど業界ではリザルトを残す男として有名。

 

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