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コラム

川口司『第4回 スケートボードの親玉』

2021/12/01 tag: 川口司

こんにちは、ツカサです。

いきなりですが、皆さんは何をされている方でしょうか?

このサイトに通じているという事は、多くの方はアクティブスポーツに関係している方が多いかと思います。

ちなみに僕は、スケートボードをしている人です。

 

今回このタイトルの【親玉】というのは、アクティブスポーツを含め全てのジャンルで

各地域のローカルスポットを守っている【ボス】の事。

 

最終回は、この各地域にいる【ボス】の事を書かせて頂きます。

【親玉・ボス】と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?

怖い・強い・デカいetc…

目立っていそうなイメージを僕は持ちます。

 

スケート歴22年で色々なスポットでスケートさせて頂きましたが、ほぼ100%で

初めて行くスポットで、何故か誰が【ボス】なのか一見分かりません。

(一桁人数位のスポットだったら分かるかも)

もう一度言います。

ほぼ100%です。

なぜ、そのスポットの【ボス】が分からないのでしょう?

人が多いからでしょうか?

その人にオーラが無いからでしょうか?

それとも、僕に見る目が無いからでしょうか?

 

全く別。

爪を隠しているからです。

牙を隠しているからです。

静かに周りを見ているのです。

そういうと、また怖いイメージになってしまいますが。

 

では、スポットに行くと目立っているのは誰でしょう?

多くの場合、そのスポットの【ボス】では無いことが多い様に思います。

(年齢層が薄い場合は違う)

目立っているのは

[現代スケートシーンの、上手い活躍している若手達]です。

その、【ボス】という目立っていない・現代スケートシーンの

上手い連中では無い存在は何をしているのでしょうか?

必要なのでしょうか?

・・・・。

 

少し根本的な話を、2つしましょう。

《その人は、なぜ【ボス】なのか?》

《スケートスポット(パーク)が、なぜそこに在るのか?》

についてです。

 

《その人は、なぜ【ボス】なのか?》

【ボス】と言われるリーダーの様な存在は、どうして各スポットに居るのでしょう。

しかも、目立ってもいないのです。

なぜでしょう?

答えは、一線を引いた存在だから。

 

現役・ピークと言われる時期、彼らは今目立っている彼らの様に

[現代スケートシーンの、上手い活躍している若手達]でした。

(多くの場合)

どんどん仲間が居なくなっていき、残った人間だったのか?

その残った人間たちの中でもリーダーの素質があったのか?

適材では無かったかもしれないが、リーダーの能力を発揮しなければならなかったのか?

その先は各ボス達のストーリーがあった筈です。

2つ目の

《スケートスポット(パーク)が、なぜそこに在るのか?》

スケートパークを含め、その様な施設を造るキッカケというのは

実は、そのジャンルの利用者が発端では無い場合があります。

簡単に言うと、純粋に利用者目線ではなく…

 

お金や大人の立場を得るために、造られたモノたちも多くあります。

そして、もちろん利用者が発端となった施設もあります。

始めるキッカケとしてはそこはどちらでも良いのですが

大切なのは【その後】です。

 

後者の利用者発端のスポットの場合、元々がボスという存在がほぼ言い出しっぺです。

言い出しっぺと言うだけで影響力があり、周りに多くの協力者がいます。

そして、共鳴する人間たちを巻き込み増やし、その場所を守っています。

 

僕が今まで滑ってきたスケートスポットはそういった、

守護神とも言えるような【ボス】の存在がありました。

そして、今滑らせてもらっている2つの場所も然り。

では、前者の利用者発端でない場合はどうなっていくのでしょう?

ここが大きな別れ目だと思うのです。

 

現在長く生き残っているスケートパーク達には、何度も言いますが

守護神とも言える【ボス】とその仲間たちがいるお陰で、そこに在るのです。

しかし、利用者発端ではないスポットに新しいスケーターが集まり始め

【その場所を守る】

【使わせてもらっている】

この様な意識が、微塵もない連中だけ集まった場合どうなるのか…

簡単にその場所は消えます。

沢山の消えていったスポットと、存続が危うくなっているスポット達が証明しています。

 

まだ、僕たちが利用している【スケートボード】というジャンルは

良い方向に向かっていようと、社会的に不安要素が多くあり、揚げ足も取りやすく、

多くの大人達を納得させるには未熟なのです。

 

僕たちが出来る事は何なのでしょう?

パーク全体は【ボス】とその仲間達が守っているので、全体と大人同士のやり取りは任せて

(その人達の協力をしたいと言う人は、もちろん最高だと思う)

1人1人は自分の身の回り1mを守れば良いのではないでしょうか?

10人が身の回り1mを守る。

100人が身の回り1mを守る。

そうすれば、どうなるのか…

最終回は【ボス】について

直接的ではないにしろ、間接的に皆が絶対お世話になっている存在について

書かせていただきました。

 

なかなか長期的な付き合いや、離れた場所から客観的に

見なければ気付けない部分でもありますが

社会も学校も、家族でさえも同じ様な役割と構図があり

もっと1人1人が出来る事に気づけると

世の中のマイナスな思考・メンタルを

良い方向にできるかもしれません。

 

ここまで読んで頂き有難うございました。

川口 司

 

川口 司 プロフィール
1984年 長崎県生まれ
15歳からスケートボードを始め
2009年長崎から初めてAJSAプロ昇格を経て
各地でのスケートスクールコーチを務める。
現在は、駒沢を拠点にr-f skateshop(たつみや)のライダーであり
一児のパパスケーターでありYouTuber(tsukasace)

 

 

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