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コラム

福島大造『第3回 スタイル』

2019/10/02 tag: 福島大造

悪戦苦闘しながら書いてる連載コラム。今回も悪戦苦闘してますが、お付き合いください。

昔から自分の事をクロスの人と、よく言われ続けてきました。しかし若い頃は、ボーダークロスの人やクロスの人とよく言われていたのですが、正直嫌いでした。けしてクロス(スノーボードクロス)が嫌いなわけでは無く、むしろ大好きでした。しかしクロスの人と言われるのが好きになれませんでした。なぜか?たぶん自分のやってることに自信がなかったんだろうな。その頃はフリースタイル全盛期。スノーボード=フリースタイルみたいな感じが強かったと思う。クロスを始める前から、国内外のパイプで飛び、フリーライディングでは、クリフや地形で飛ぶのが大好きで、自分の中ではフリースタイラーのつもりでいた。だからクロスの人と言われるのが嫌いだった。小学生の時から水泳の飛び込みの選手をしていた自分。高いところ、飛ぶこと、回ること、捻ることが大好きな少年だったので、フリースタイルにたどり着くことの方が必然だったと思う。しかしたまたま出会ったクロスにはまり、結果クロスにかける時間が増え、いつしかクロスの人と言われるようになった。。心の中ではいつも「俺もフリースタイル」だと叫んでいました。まだかっこつけていたのかもしれないが、クロスの人=飛べないとか、かっこ悪いと勝手に感じ、結果疎外感を感じていたから堂々と出来なかったのだと思う。
で、今はどう思っているんだろう?クロスの人とは最近は言われることはほとんど無くなったが、いまだに言われることがある。しかし嫌な思いはしない。どちらかというと嬉しいかも。沢山のプロが居た中で名前は思い出してくれなくてもクロスの人だよねと言われるとやってきて良かったとも思う。沢山いたプロで少しでも記憶に残せたのだから。そして、30年近いスノーボードライフで、ようやく自信もついたからかな!

Fukushima Taizo photo

そう、スノーボードでは「スタイル・クール・フリースタイル」という言葉が良く使われる。上記でも記載した通り、自分にとってもフリースタイルという言葉は、何かと引っかかっては来た。あらゆる雑誌やネットでも色んな表現のされ方がされている。記事を読むと納得するし理解も出来るが、最近は独特の考えも持っている。
自分も若い頃は、スタイルのある飛びや滑り、人間性にあこがれていたが、程遠いものであった。なかなかかっこよくなれない。どちらかというとダサい!!そんな時に、有名カメラマンに「写真を撮ると大造はかっこよくないけど、楽しそう」と言われた。かっこよくなりたい自分にとっては、ショックな言葉であったが、その有名カメラマンいわく、かっこいいや綺麗な写真は撮りやすいが、楽しいを伝える写真を撮るのは難しいだよと。だから自信もって今まで通り自分らしく滑りなといわれました。それ以来、まねをするのではなく、自分らしく滑る事になりました。

自分はスキー出身で、現在もスキーをします。そんな自分だからこそ感じることがあります。まずは、ブーツの固さ。スキーの固いブーツからボードのブーツを履くと自由を感じます。日常生活と同じ向きで滑るスキー。ボードは横を向きます。非日常なんです。ここでも自由を感じます。更に横向きスポーツは前向きスポーツよりも、骨格等の影響で個々様々な姿勢が生まれるのです。自分が行いたいスノーボードに適した姿勢は、自分の憧れてるスタイルのある人では無いというところに気づきました。そう自由なのです!
自分にとってクールでスタイルのある滑りとは、自分が滑りたいラインやスピードや飛びなどで、最高のパフォーマンスが出来る姿勢で滑ることで、見た目じゃないと。理想通りに滑れたときの、視覚・足裏感覚・身体全体の感覚・脳の感覚等々、見た目では分からないものを自分は感じエクスタシーを得る。この感覚を得た時って笑顔になるんだよね。
これがMY STYLE!この感覚があるからこそ、スノーボードを続けてるんだろうな。

と、いいつつも
少しは
見た目がカッコいい手の位置や足の位置にしたい。もてたいしね!
でもそれを意識すると、最高のパフォーマンスが得られないんだよね!!
そうすると滑る楽しさも半減する
楽しく滑ってなかったら、結果もてなくもなる。
もてたくて始めたスノーボード
もてたいなら楽しめ!

 

福島大造プロフィール
かぐらスキー場でフリーライディングをメインにしたスクールを営み、ゲレンデプロデュースも行う。育った天神平で国内最高峰のバンクドスラロームの大会を企画運営。クロスの大会からバンクドスラロームやチャリティー大会。様々なイベントを企画運営。今もなをフリーライディングに夢中で、国内外の良い場所を常に狙っている。

 

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