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INTERSTYLE 2025
開催:2025年2月12日(水) 〜 2月13日(木) 会場:パシフィコ横浜詳細 »
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コラム

HOLHY a.k.a. Hayato Hori『第3回 Spring has come.』

HOLHY a.k.a. Hayato Hori photo

今回は、近況報告がてら、ついに来ました春!スケート!そしてフェスシーズン!という事で、今回はスケートから繋がったフェスやその諸々について話したいと思います。
写真が上がってきたので、まずこちらから。
先日のチャリティー311のDONT FORGET PARTYでの一コマ。
ナオヒロ君本当にNiceパーティでした!!お疲れ様でした!!

HOLHY a.k.a. Hayato Hori photo

HOLHY a.k.a. Hayato Hori photo

そしてライブペイントの作品はリョウ君のもとへ。リョウ君本当にありがとうございました!!

こうして人の元へ作品が届くことが自分の真の仕事なので、やっぱり現場で仕上げて現場で渡せるライブペイントっていいなと思いました。関係者皆様に心より感謝です。

さて、4月に入って一気にあったかくなってきましたね。アトリエのある松戸市でも桜満開でした。
自分はほんっとに寒いのが苦手で、あたたかくなり最近は一気に好景気好調急上昇で上がっております。次は昇り龍の絵を仕上げるのですが、まあこれも景気が良さそうで最高を詰め込んでおります。
そんなあたたかい季節になるとまあTshirtやらライブペイントやらと、自分のような作家はデザインも結構やっておりますので忙しくなります。そしてフェス。過去30本くらいはフェスでライブペイントしてきたと思いますが、皆様は、春フェス、夏フェスとか秋フェスにキャンプなどなどのアウトドアってお好きでしょうか?
自分は職業柄という訳でなく、もとより本当に野外が大好きで。もちろん写真とかで見たことあるよ?別に特に興味ないなーなんて人も、是非今年は一度行って見てください。実際行ってみるとそこは気持ちの良い空間で、写真とは全然違う良さがあります。本当にオススメ。
ふとスケートして休憩してる時だったり、外で飲んでいるときだったり、そんな時にも季節風ってやつが思い出深いフェスの記憶を運んできてくれたりもします(照)。しかしまじでよくあるんですよ。まあ黄昏てしまう瞬間を与えてくれるものというか、解放するところというか、百聞は一見にしかず、ですので是非是非。自分も最初は客で遊んだからこそ、今は出演者として仕事があるんだと思います。結果ここ10年ちょっとくらいはフェスで野外にいますし、これを読んで、現場で一緒になれる人は、絶対乾杯したい!って思いもありますので、今年一発目のフェスを紹介したいと思います。
「ARABAKI ROCK FESTIVAL 2018」アラバキロックフェスティバル。
このフェスは、東北地方では春にやる一大イベントとなっていて、ブラフマンやケムリ、くるり、クラムボンやエレファントカシマシと言ったような日本のメジャーバンドが勢揃いのフェスです。アラバキは、お客さんとしても行ったことなかったので、非常に楽しみなんですが、これがなんとオファーは通常のイベント会社ではなく、ELEMENT SKATEBOARD JAPANからのお誘いでライブペイントします。なぜエレメントかと言うと、実は4月17日より、本国アメリカのエレメント、ELEMENT SKATEBOARD U.S.Aより最近コラボレーションで引っ張りだこのアーティスト「TIMBER!」(ティンバー!)が来日します。これもかなり面白い事になりそうで、4月19日はBBC(BASHI BURGER CHANCE)にて、エレメントライダーとアートのセッションです。こちらも当日はフリーでビールもあるんでわいわいやりましょう!!で、そのティンバー!が、来日のツアーの一環として日本のフェスやアーティストとコラボしようという意図もあり、自分がこのプロジェクトへ組み込まれてーって感じで出演となった訳です。おそらくアラバキロックフェスティバルにライブペイントで参加したい絵描きって全国にもすごくたくさんいると思うんですが、またしてもスケートボードが自分にチャンスをくれた訳で、イマイさん、ナオひろくんには変わらず感謝が尽きません。これは自分がよくして貰っているから言う訳ではないんですが、エレメントELEMENT JAPANのこういった活動はまじでクールだと思います。スケーターだけでなくアーティストやビッグフェスにも参加しつつ、若い可能性への投資やスケートとカルチャーの近いものはガンガン組み込んでプロジェクトを起こしています。そう言う事が出来るってまじで最高だと思うし、もちろんライダーも最高だからこそですが、日々自分とは関係ないと思わずスケートボードのカルチャー面も含んだ意味で、こういったブランドを見てもらえると、日本国内の良いブランドやかっこいいと言う感覚もおしゃれに楽しめると思います。

HOLHY a.k.a. Hayato Hori photo

しかし、この企画、ライブペイントだけではなく、最初は「一緒に遊ぶ感覚で何かしましょう!」との事で声をかけて頂き、自分としても楽しみなので絶対面白くしたい!と思いアツく話しあっていった結果……
何故なのか、少しずついつもとは違う展開に……。で、「これだ!!」と決まったのが、「アーティストがインタビューする海外アーティストの映像」!!え?絵の話じゃなくて?結果、初の映像の制作側でのお仕事。えー!?自信ないし、カメラもそんな高いの持ってないですよー……とは思ったものの、でも自分でもこれが面白そうと思って決定したし、でもやっぱり変なものは作れないし……とどうしようか、心配事etc..をイケてる諸先輩方や、ジャンルの違う様々なプロフェッショナルな方に相談してみると、どうしてなのか、やっぱり何故か全員一致でした。答えは、「バイヴスでなんとかなるよ!」流石っす。現場力とはこう言うところから身につくのだなと思った瞬間でした笑

そうして最初こそ心配しながら始まったものの、新しいことって面白いかも…と、徐々にやる気になってきて、一週間前には、トントン拍子で企画の詳細まで決定。こうして無事に本日をむかえている訳です。いやー人生って何があるかわからないです。昨日まで超超超必死になって、どーーーしても答えが見つからなくてもがきまくってたデザインが一つあるんですが、これが、ちょっとした、ふとした瞬間にちがう事をしていたら、いきなり答えに行き着いたんですね。
例えば!今こうしてインタースタイルのコラムを書かせて頂いているのもそうなんですが、自分は最初からアーティストになりたいって思ってた訳じゃないんですね。絵はずっと好きだったので、幼少からやってますが、自分がまだ10代の頃はとにかく好きな事したいって感じだったような気がします。だから、バスケしたり、スケートしたり、バンドもしたり、若い頃はイロイロやってどれも最高に楽しいし、人生を一本に絞って夢を追うなんて出来ない!そう思っていたのは今でも覚えてます。「一生無理。」って本気で思ってました笑 とにかく未来より今しかなかった感じです。ですが、結果少しずつ一本になるよう選択してきた、スケボーする時間も、彼女と別れることもありました。色々削った挙句、友人の結婚式にお金がなさすぎて行けない事もありました。今でもむちゃくちゃ後悔というか思い出して悔しい瞬間です。あとは削れるものはガス代だな、と思い真冬の時期10月から2月まで毎日水のシャワーで暮らして、もやしと梅干しと米で暮らしてる時期もあったほどです。うちに泊まりに来た友人は楽しんで水シャワーを一緒に浴びて寒すぎると爆笑してたのも良い思い出です。それでも15年後にはこうして、一本にしてたものからまた派生して、スケボーも出来て、家もあってシャワーもあったかいっす。さらに面白い事が仕事にできる訳です。またこれからどうなるかは謎な人生ですが、ほんと面白いです。

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そんな中、若い頃好きだったRIZEというバンドのボーカルJesse君のThe Bonezの新作アルバム”Woke”のPVに出してもらいました。BBQしに行こうと誘われたら、結果たくさんの人にお世話になった上にしっかり描かせて貰って、更には今たまたま描いてる壁画が4月末3周年のリニューアルオープンするSubcietyという洋服屋さんなんですが、(まだ完成前ですので、是非完成後を生で見にきてください。)

HOLHY a.k.a. Hayato Hori photo

実はここにJesse君もよく来てて、その結果Jesse君の戸越銀座のお店の壁画の話も…と。どんどん未来が広がっていく感じなんですね。
このノリはちゃんと今いる場所で間違いないと思えますし、それをふまえてここまでとこれからの人生を考えると、実はやっぱり好きなバンド、好きな事、好きになる人には、ちゃんと理由があって、きっとどこかで繋がっていくもんなんですね。運命とかあるとしたらそう言うことかなと。だからやっぱり「好き」ということは才能というのは間違いないと自分はそう思います。何故ならこれが仕事なんて最高すぎ。調子乗ってる訳じゃなくて、有難いんです。ほぼ毎日そう思って日課として、地元の神社へ散歩しに行ってます。神社ってすげー良いですよ。ちょうど今描いてる龍の絵もそうなんですが、神社の手を洗う所の蛇口が龍なんですよ。縁起いいなーと思ってたら、そのJesse君のお店の戸越銀座の神社も龍がたくさん飾ってあって、蛇口ももちろん龍。こう言う偶然てなんか上がるんですよね、まあちょっとロマンチックが行き過ぎましたが、Iphoneを生み出したAppleの初代社長STEVE JOBSが言っていたconnecting the dots(点と点は繋がる)と言ってましたが、そう言うことかなと思います。

実はこのSubcietyのペイズリーにも龍を意識したウロコ模様なんかも取り入れてて、お店の縁が広がっていく事を願っております。最近はそんな感じでした。次回はTimber!との日本ツアーのレポと合わせて、6月よりまた自分もカナダ、アメリカへのペイントツアーがあるので、また過去のカナダ、アメリカの話なんかもしたいと思います。今後も精進致しますので、引き続き宜しくお願い致します。

日々感謝を込めて。
ではまた!

HOLHYプロフィール
日本石川県小松市出身、1983年生まれ。「循環」「神秘」をテーマに、 Nikeやレッドブル、NYのホテルから、国内最大級のミュージックフェス、FUJIROCK FESTIVALのオフィシャルTshirtと幅広く活動。また個展ツアーやワークショップ、壁画、キャンバス、デザインに加えて、トークショー、PV出演、TV出演など、自分にしか出来ない事で生きる「アーティスト」という職業で、家庭を養い、潤った生活ができる状況を広めるべく、精力的に活動。オレゴン州ポートランドで開催した初の海外個展を皮切りに、ニューヨーク、ポートランド、サクラメント、バンクーバー、トロント、ロンドンにて作品を発表。現在は千葉県松戸市のアトリエにて作品を制作。
HP:https://www.holhypaintworks.com/
Instagram:https://www.instagram.com/holhy/

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